ヨーロッパで大成功を収めた舞台を映画化し、本国ドイツでスーパーヒットを記録したノンストップコメディ『お名前はアドルフ?』が4月2日(金)よりデジタル配信開始となる。

もし、赤ちゃんに“アドルフ”と名付けたら⁉
“名づけ”を巡る絶品エンタテインメントが配信スタート!

舞台はドイツのライン川のほとりに佇む優雅な一軒家。哲学者で文学教授のシュテファンと料理好きのエリザベト夫妻は、弟トーマスと出産を控える恋人、そして幼馴染で音楽家のレネを招待していた。愉快な一夜になるはずが、トーマスが生まれてくる子供の名前を“アドルフ”にすると発表したことで場の空気が一変。

(C)2018 Constantin Film Produktion GmbH

“アドルフ”とは、もちろんナチス・ドイツの独裁者“アドルフ・ヒトラー”と同じ名前だ。戦後タブーとなった名前を子供につけるなんて!という大騒ぎから、歴史と文化の話も織り込んだ激しい口論へ発展、さらにはそれぞれ秘密の暴露が始まり、まさかのどんでん返しが巻き起こる⁉ 90分リアルタイムで繰り広げられる、ハラハラドキドキの会話劇だ。 

(C)2018 Constantin Film Produktion GmbH
(C)2018 Constantin Film Produktion GmbH

ヨーロッパで成功を収めた舞台の物語に惚れ込んだドイツの名プロデューサー、トム・シュピースは本作の映画化権を獲得すると、ドイツ映画賞銀賞に輝いた『ベルンの奇蹟』でタッグを組んだ名匠ゼーンケ・ヴォルトマンを監督に迎え映画化。ドイツの“本音と建前”にたっぷりのユーモアとウィットを盛り込んで、ドイツの今を鋭い切れ味で描ききった本作は、本国ドイツで驚異の150万人動員の大ヒットを記録した。

キャストには実力派が集結。シュテファンには『帰ってきたヒトラー』のクリストフ=マリア・ヘルプスト、エリザベトには舞台の名優として知られるカロリーネ・ペータース。トーマスには『はじめてのおもてなし』のドイツ随一の人気スター、フロリアン・ダーヴィト・フィッツ。レネには『コーヒーをめぐる冒険』のユストゥス・フォン・ドホナーニといった布陣。それぞれがクセのあるキャラクターたちを魅力的に演じている。

(C)2018 Constantin Film Produktion GmbH

本音と秘密の応酬によるキレッキレ会話バトルは、ほぼワンシチュエーションながらジェットコースターのごとく爽快で、予想の斜め上を行く結末へ連れて行ってくれる。“アドルフ”という名前がテーマだと聞くとドイツ的なイメージがあるが、ある種のキラキラネームと捉えると日本においても共感できる部分が多い作品だ。実際に昨年日本で公開された際にも多くの爆笑を誘い、高評価レビューも多く挙げられている。脳と心を刺激する大人の痛快エンタテインメントをぜひ、配信で楽しもう。

作品概要

『お名前はアドルフ?』
2021年4月2日(金) 配信開始
ドイツ語|カラー|91分|日本語字幕:吉川美奈子

【作品概要】
それは愉快な夜になるはずだった。哲学者で文学教授のステファンと妻エリザベスは、弟トーマスと恋人、幼馴染の友人で音楽家のレネを招いて自宅でディナーをすることになっていた。しかし、出産間近の恋人を持つトーマスが、生まれてくる子供の名前を“アドルフ”にすると発表したことから自体は意外な展開に。「アドルフ・ヒトラーと同じ名前を子供につけるのか?気は確かか⁉」友人のレネも巻き込んだ大論争の末、家族にまつわる最大の秘密まで暴かれる。名前の話はドイツの歴史やナチスの罪に発展し、ヒートアップした夜はどこまで続くのか?

【出演者&スタッフ】
監督:ゼーンケ・ヴォルトマン
出演:シュテファン・ベルガー(クリストフ・マリア・ヘルプスト)、エリザベト・ベルガー=ベッチャー(カロリーネ・ペータース)、トーマス・ベッチャー(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)、レネ・ケーニヒ(ユストゥス・フォン・ドーナニー)

公式サイト:http://www.cetera.co.jp/adolf/

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