コロナが猛威を振るう2020年6月、フィリピンのロックダウン中に配信されたWebドラマ『Hello Stranger』のBlu-rayが2022年7月6日(水)に発売されることが決定した。

このたびBlu-rayがリリースされる『Hello Stranger』は、最終回の前に世界で900万回も再生されるほどの大ヒットを記録したフィリピン発のBLドラマ。コロナ禍での撮影という逆境を逆手に取った演出の数々で視聴者を引き付け、シリーズ終了後の2021年には主人公たちのその後を描いた映画版も制作された話題作だ。

学内の人気者でバスケ部のスター選手ゼイビアを演じるのは、モデルとしても活躍しているトニー・ラブルスカ。成績優秀で恋愛経験のないピュアなミコには甘いマスクで人気を博すJCアルカンタラ。以前からかわいらしい面を持っていたミコは恋愛を避け、優等生としての堅実な人生プランを歩んでいたが、そこにゼイビアの存在が加わると、とろける笑顔と軽口が飛び出して、心のガードが解けていく。
一方、ゼイビアも大好きなバスケットボール以外は、恋人に対してさえ熱中することはなかったが、ミコと話すごとに軽薄とも言えた笑顔が優しくて甘いものになっていく。さらに大学の課題である恋の詩とふたりの関係がリンクしていたり、ゼイビアが歌で想いを表現するなど、作品全体の糖度はかなり高い。同時に、自身の変化にとまどうふたりが涙のしょっぱさも味わえるため、視聴者の感情が揺さぶれられること必至だ。

「そばにいる」――キャラクターたちがたびたび交わすこの言葉は、コロナ禍の状況もあいまって胸を打つ。大学内で“オタク”にくくられるミコと仲間たちはオンライン生活を強いられるも、順応しているように見える一方、アクティブなゼイビアには窮屈な日々。しかし、誰かとつながっていたい気持ちは全員に共通している。その“誰か”が家族か友人か、ミコとゼイビアのように初めての感情を引き起こす相手かという違いだけだ。モニター越しでも他者と喜怒哀楽が分かち合えるが、やがてそれでは物足りずに会いたいと願うようになり、直接触れ合える幸せを知る。
これらを表現するキャストたちの表情や目線、顔や体の向け方、声のトーンや会話の間といった芝居が繊細かつ秀逸。作品世界に引き込まれること間違いなしだ。
【あらすじ】
地味でオタクな大学生のミコ、ジュンジュン、セフ、クーカイ。4人はオンラインでクイズ大会をやろうと大学のサイトにリンクを貼る。大会当日4人が盛り上がってるところに参加者が現れる。学内の人気者でバスケ部のスター選手のゼイビアだ。参加者が増えて大喜び、だがゼイビアはリンクを間違えたらしく、ミコたちをバカにして退出する。
そんなある日、ミコは講師から大事な課題を落第寸前の生徒と組むように言われる。成績優秀で首席を目指すミコは反発するが、無理やり押し付けられてしまう。その相手とはあの失礼極まりないゼイビアだった…
【キャスト】
トニー・ラブルスカ(ゼイビア)、JCアルカンタラ(ミコ)
【スタッフ】
監督:ペーターセン・バーガス
『Hello Stranger』
2022 年 7 月 6 日(水)発売
Blu-ray TCBD-1290 価格:15,840 円(税込)/14,400 円(税抜)
【仕様】2020年/フィリピン/タガログ語、英語/本編約182分/全8話(各話約20分)/カラー/1080i Hi-Def/1 層/音声:ステレオ/字幕:日本語字幕/1 枚組
※仕様は変更となる場合がございます
発売元:クロックワークス/ポリゴンマジック
販売元:TC エンタテインメント
© 2020 ABS-CBN Film Productions, Inc.