マシュー・ボーンの『くるみ割り人形』公開を記念したトークイベントが3月10日(金)の公開初日に開催され、バレエダンサーの柄本弾、漫画家の桜沢エリカが登壇することが決定した。あわせて二人からのコメントも到着した。
本作はチャイコフスキー作曲の『白鳥の湖』『眠れる森の美女』とともに3大バレエとして世界で親しまれる『くるみ割り人形』をマシュー・ボーンが演出し、絶賛された舞台を映画館で楽しめる作品。初演から30周年を記念して新たに収録され、ボーン作品特有のウィットと毒をまぶしたユーモア、ポップでキュートな中に秘められたほろ苦さと優しさで、クリスマスの魔法をかける。孤児院の少女クララが、カラフルなお菓子の国で出会う愛の試練と、本当の愛を見つけるまでの冒険の数々は、チャイコフスキーの名曲やハリウッドミュージカルを思わせる華麗な振付と相まって、大人から子供までみんなのハートを温めてくれる。
この劇場公開を記念して、自身も昨年末に『くるみ割り人形』に出演しているバレエダンサーの柄本弾とマシュー・ボーンの大ファンだという漫画家・桜沢エリカの二人を招いたトークイベントが3月10日(金)の公開初日にTOHOシネマズ 日本橋にて開催されることが決定。マシュー・ボーン作品の魅力、そして『くるみ割り人形』の魅力について二人がとことん語るイベントとなる。あわせて二人から本編についてのコメントも到着した。
二人のコメント全文、公開記念イベント概要は以下の通り。
マシュー・ボーンの『くるみ割り人形』は、3月10日(金)からTOHOシネマズ 日本橋、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズららぽーと福岡での1週間限定上映。
コメント全文
ミュージカルのようなドラマティックなマシュー・ボーンの作品は斬新でいつも見入ってしまいます。
今回の設定は孤児院ですね。
暗いモノクロの世界から徐々にカラフルになっていくのが印象的でした。
曲と曲の合間が短いのも観客の気持ちを離しません。
クラシックの同作品のようにハッピーにはなれないのかと寂しい思いで観ていましたが、残り1分で裏切られました!
柄本弾(バレエダンサー)
とにかく可愛い舞台美術と衣装、そして幸福感いっぱいのパ・ド・ドゥでマシュー・ボーン独自の世界を楽しませてもらいました。
クララの想いが届くのか、最後までハラハラしましたが、 最高のハッピーエンドに思わず涙が…リピート決定です!
桜沢エリカ(漫画家)
公開記念イベント概要
開催日:3/10(金)
場所:TOHOシネマズ 日本橋(最寄駅:三越前駅)
スケジュール:
19:00 トーク開始(30分)
19:30 本編スタート(88分)
20:58 上映終了
ゲストトーカー:柄本弾(バレエダンサー)x 桜沢エリカ(漫画家)(敬称略)
司会進行:小田島久恵(音楽・舞踊ライター)
お座席販売スケジュール: 鑑賞希望日の2日前0時から劇場HPにてご購入が可能
劇場HP https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/073/TNPI2000J01.do
鑑賞料:一般3,000円/学生・障害者2,500円
トークゲスト プロフィール
柄本弾(バレエダンサー)
東京バレエ団プリンシパル
1989年9月26日 京都市生まれ。
身長184cm
5歳よりバレエを始める。2008年東京バレエ団に入団。
2010年『ラ・シルフィード』『ザ・カブキ』で主役を射止め、2012年『ザ・カブキ』パリ・オペラ座公演で主役の由良之助を演じた。
2013年にプリンシパルとなり、現在、世界的振付家 故モーリス・ベジャールの代表作『ボレロ』を踊ることを許されているただひとりの日本人男性ダンサーである。
2019-20年にNHK『旅するフランス語』にレギュラー出演、ファッションショーでパフォーマンスをしたりファッションブランドのモデルになるなど、バレエ以外の活動でも注目されている。
桜沢エリカ(漫画家)
7月8日東京生まれ
10代でデビューして以来、コミック誌やファッション誌など多方面で活躍中。
女性の心情をリアルに描写した漫画やイラストを多く手掛けるほか、そのファッションセンスも注目を集める。
『シッポがともだち』『メイキン・ハッピィ』『今日もお天気』『天使』などのヒット作品のほか、近年はバレエ漫画にも取り組み『バレエで世界に挑んだ男』『バレエ・リュス』の作品がある。
バレエを観にパリや香港、ニューヨークに弾丸で行くほどバレエ愛が強く、マシュー・ボーンの来日公演は約20年前から通っていて、ロンドン・サドラーズウェルズ劇場でも鑑賞した。
マシュー・ボーン・シネマ 『くるみ割り人形』
2023年3月10日(金)TOHOシネマズ 日本橋ほか公開
上映時間:1時間28分(休憩なし)
振付・演出:マシュー・ボーン
映像監督:ロス・マクギボン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
指揮者:ブレット・モリス
舞台・衣装美術:アンソニー・ワード
サウンド・デザイン:ポール・グルーハイス
照明:ハワード・ハリソン
オーケストレーション:ローランド・リー
キャスト:
クララ コーデリア・ブレイスウェイト
くるみ割り人形 ハリソン・ドウゼル
シュガー/プリンセス・シュガー アシュリー・ショー
フリッツ/プリンス・ボンボン ドミニク・ノース
ドクター・ドロス/キング・シャーベット ダニー・ルーベンス
ミセス・ドロス/クイーン・キャンディ デイジー・メイ・ケンプ
キューピッド キーナン・フレッチャー、カトリーナ・リンドン
ハンバグ・バウンサー ベン・ブラウン
オールソーツ・トリオ モニク・ジョナス、ハリー・オンドラク・ライト、ロリー・マクレオド
ニッカーボッカー・グローリー ジョナサン・ルーク・ベイカー
マシュマロ・ガールズ ステファニー・ビラーズ、ケイラ・コリモア、伊藤梢子、釜萢来美、カトリン・トーマス
この記事が気に入ったらフォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow WEEKEND CINEMA