マリ出身の世界的ミュージシャン、インナ・モジャが気候変動の最前線へ『グレート・グリーン・ウォール』予告編が完成

アカデミー賞ノミネート作品『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が製作総指揮を務めた音楽ドキュメンタリー映画『グレート・グリーン・ウォール』（4月22日公開）の予告編が完成した。

本作はマリ出⾝のミュージシャン、インナ・モジャが⾳楽で⼈々をつなぎ、壮⼤なアフリカン・ドリームの実現のため、気候変動の最前線へと旅する⾳楽ドキュメンタリー。第76回アカデミー賞で監督賞含む4部門にノミネートされた『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が製作総指揮を務めた。

世界平均の 1.5 倍の速さで気温上昇しているアフリカのサヘル地域は、気候変動に直⾯している地球上で最も脆弱な場所の⼀つ。その影響で起こる砂漠化、⼲ばつなどの深刻な⼟地劣化や、⾷糧不⾜が引き起こす紛争の過激化などにより、⽣活が脅かされ⼈々は移⺠を余儀なくされている。加速する気候変動を⾷い⽌めるため、2007 年よりアフリカの国々主導により⼤陸を 8,000km にわたって横断する⼈類史上最⼤規模の植林プロジェクト、グレート・グリーン・ウォール（緑の⻑城）計画が開始した。完成すれば地球上最⼤の⽣きている建造物となり、サヘル地域コミュニティに対し、⾷糧や経済的機会を提供し、多くの⼈々の⽣活を改善することになる。

今回解禁された予告編では、気候変動の問題を解決し、壮大なアフリカン・ドリームを成功させるため、マリ出身の世界的ミュージシャン、インナ・モジャがアフリカ横断の旅へ出て、各地のミュージシャンと共に楽曲を制作したり、ライブをしながらメッセージを発信していく様子が描かれている。

『グレート・グリーン・ウォール』は4月22日（土）シアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー。公開日の4月22日は地球の環境保護への支援を示すための国際的な日、アースデイ。国連もこの日を「国際マザーアース・デー」と定めている。