“18禁ハイジ”として話題を呼んでいるスイス初のエクスプロイテーション映画『マッド・ハイジ』が7月14日(金)より公開。制作時に様々なトラブルに見舞われていた本作は、あのスイス・アーミー・ナイフで有名なビクトリノックスに訴えられかけていたことも。それを受けて急遽変更されたシーンの本編映像が解禁された。

幾度となく映像化されてきたヨハンナ・シュピリの児童書『アルプスの少女ハイジ』。高畑勲と宮崎駿による1974年のTVアニメは、日本やヨーロッパを含む世界各地であらゆる世代を超えて愛され続けている。本作はこのスイスが誇る名作を、同国出身の監督とプロデューサーがB級エログロバイオレンスバージョンにアレンジした、スイス映画史上初のエクスプロイテーション映画。
制作時には、警察官の仕事もしていた脚本家の一人が本作の内容を理由に警察官の仕事をクビになったり、スイス国内の布販売店に本作の衣裳づくりに協力しないように、と反対運動を起こす人がいたりと、様々なトラブル続出だった本作。なんと日本人にもなじみ深いスイス・アーミー・ナイフの老舗ブランド「ビクトリノックス」とも訴訟問題すれすれだったことが発覚した。
『マッド・ハイジ』製作過程では、クラウドファンディングの資金集めのため、ティザービジュアル、ティザー映像などが順次公開され、資金集めがなされていた。スイス映画ということで、チーズ、アルプスの雄大な山々、トブラローネチョコレート、そしてスイス・アーミー・ナイフなどスイスの名産品の数々がこれでもかと登場する。元々は、ハイジのメインの武器はスイス・アーミー・ナイフで、ティザー映像ではそれを使って人の目をえぐるという過激なシーンとなっていた。
それを見たビクトリノックスが訴訟をにおわせてきたため、完成した作品では、ハイジが手にする武器はスイス・アーミー・ナイフから日本刀に変更され、ハイジに追い詰められた兵士が武器としてスイス・アーミー・ナイフを取り出そうとするが、武器にはならないというシーンに変更されることになった。
このたび解禁された本編シーンは、ボロボロの兵士がスイス国王マイリに報告があると、血まみれで運び込まれるところから始まる。両肩を女性兵士に支えられながら「司令官、パトロール隊が全滅です!全く歯が立たなくて…」と涙ながらに語りだす。皆で昼休憩を取っていたところ、おさげの可愛らしい女性が乱入、次々と兵士たちを血祭りにあげていったという。スイス伝統の武器ハルバードや素手でバッタバッタとなぎ倒していく。最後に冒頭の兵士は一人残され、苦し紛れに手に取ったのがスイス・アーミー・ナイフ。それを見たおさげの女性は「それでやれるのか?」と日本刀を兵士の眼前に振り下ろし「敵うか?」とあざ笑い、兵士をメッセンジャーとして生かすことに。彼女が残したメッセージが「てめえの祖国に死を」。それを聞いたマイリの部下・クノールはハイジだ!と直感する。復讐の鬼と化したハイジが殺戮マシーンとして帰ってきたのだ!果たしてハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、母国を開放することができるのか!?
また、明日7月13日(木)にはヒューマントラストシネマ渋谷にて前夜祭の実施が決定。ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン両監督&スコット・ペディゴエグゼクティブプロデューサーも緊急初来日し、観客からの質問にも答える予定。日本ではもっとも早くスクリーンで見る&監督に質問するチャンスとなる。
『マッド・ハイジ』は7月14日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。
マッド・ハイジ
2023年7月14日(金)ヒューマントラスト渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国公開
監督:ヨハネス・ハートマン、サンドロ・クロプシュタイン
製作:ヴァレンティン・グルタート エグゼクティブ・プロデューサー:テロ・カウコマー『アイアン・スカイ』
出演:アリス・ルーシー、マックス・ルドリンガー、キャスパー・ヴァン・ディーン、デヴィッド・スコフィールド、アルマル・G・佐藤
2022|スイス|92分|スコープサイズ|5.1chデジタル|MAD HEIDI(英題)|配給:ハーク/S・D・P| R18
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公式サイト hark3.com/madheidi




