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ポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド最新作『人間の境界』が5月3日(金・祝)より全国公開。このたびアグニエシュカ・ホランド監督より、日本公開に寄せたインタビュー動画が解禁となった。あわせて本作をいち早く鑑賞した各界著名人の絶賛コメントも到着した。

「人間は自分と違うものに恐れを抱き、他者に恐怖心を持っています」

本作は、2021年にベラルーシがEUの混乱を狙いポーランド国境に大量の難民を移送した事態をうけ、ポーランドとベラルーシの国境で「人間の兵器」として扱われる難民家族の過酷な運命を描いた、スリルと慟哭の衝撃作。監督は、3度のオスカーノミネート歴を持ち『ソハの地下水道』『太陽と月に背いて』など数々の名作を世に送り出してきたポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド。

ホランド監督は近年、『ソハの地下水道』や『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』など20世紀前半が舞台の作品で特に強い印象を残してきたが、まさに今起こっていることを題材に映画を作らねばならないと強く突き動かされたのは、事態のさなか監督の友人がポーランド国境付近である凍死体を発見したことについて詳しく聞いたのがきっかけだという。

今回到着した動画では、監督は本作を作ることにしたきっかけを「“怒り”です」と断言。続けて「移民に対するヘイトや非人間的な状況にあること、それがポーランドの国境で起きている…その現状をこの作品を通して見せたいと思いました。私たちは、誰もが皆地球という場所に住み、誰もが皆同じ人間であると知ってほしかったのです」と想いを明かす。

さらに、「人間は自分と違うものに恐れを抱き、他者に恐怖心を持っています。しかし、我々は同じ人間だと受け入れることが重要で、分かち合っていくことが大事なのだと思います」と語り、映画に込めようとしたのはポーランドやEUに留まらない普遍的な社会課題であることに言及する。

その上で、監督は「しかし、この映画はプロパガンダではありません。本作を観たあと、それぞれに考え、受け止めてもらえればと思います」と呼びかけた。

あわせて、各界著名人7名から本作への絶賛コメントが到着。東京大学名誉教授・ロシア東欧文学者の沼野充義は「難民という人間存在の究極の不条理。これが描けなければ映画芸術に意味はない、と考える監督の不退転の勇気が突き刺さる」と困難な撮影を乗り越え作品として世に送り出したホランド監督の勇気を称賛。

ゲームクリエイターの小島秀夫は「アンジェ・ワイダを思わせるドキュメンタリーとフィクションの境界を越える手法で、ギリギリの“人間の境界線”を炙り出す」と語り、ホランド監督が長年映画人として深く関わってきた巨匠作品との類似を指摘。

メディアNPO Dialogue for People 副代表/フォトジャーナリストの安田菜津紀は、劇中、難民たちがポーランドとベラルーシ両国から繰り返し押し付け合う暴力に満ちた迫害を受けることになる状況について「<私たちは二つの国の間で、ボールのように蹴りあわれた>」と、自身が取材活動で実際の当事者から聞いた言葉を引き合いに出すコメントを寄せる。

翻訳者・ラジオパーソナリティのキニマンス塚本ニキは「これほど言葉にならない叫びと涙を堪えながら映画を観たことがなかった…」などと言葉を詰まらせる。ジャーナリストの有田芳生は「私たちの感性を鋭く問う問題作」と本作の重要性についてコメントする。ライターの望月優大は劇中のある衝撃的なシーンを引き合いに出しながら「責任は、本当はどこにあるのか。この問いが何度も突き刺さってきた」と語り、映画が提示する根源的な問いに言及。ラッパーのダースレイダーは、映画が描く大きな悲劇に言及しつつ「ビートボックスとラップの輪とそれを飛び越える渡り鳥の向かう先に僅かな希望はある。」と、同時に描き出そうとしたある希望について言及する。コメント全文・一覧は以下のとおり。

『人間の境界』は5月3日(金・祝)TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー。

『人間の境界』に寄せられたコメント一覧(順不同/敬称略)

難民という人間存在の究極の不条理。これが描けなければ映画芸術に意味はない、と考える監督の不退転の勇気が突き刺さる。
――沼野充義(東京大学名誉教授・ロシア東欧文学者)

故郷を追われ、生きるために亡命するしかない難民たち。“国境越え”をはかる者、国境を守る者、難民たちを支援する者。本作は、この3つの視点から描かれる。移民にもなれず、ボーダーに潜伏、消耗しては命を落としていく漂流者たち。空爆や虐殺ではない、戦争が産むもうひとつの地獄絵図。それをアンジェ・ワイダを思わせるドキュメンタリーとフィクションの境界を越える手法で、ギリギリの“人間の境界線”を炙り出す。同時に、ウクライナやパレスチナの様に、国を追われた結果、新たな境界線が紛争の次なる火種ともなる事をも示唆する。難民問題は、もはやヨーロッパだけの出来事ではない。"緑の国境(Green Border:原題)"は、何処に引かれてもおかしくはない。
――小島秀夫(ゲームクリエイター)

「私たちは二つの国の間で、ボールのように蹴りあわれた」――ベラルーシ・ポーランド国境をさまよった難民から、私が聞いた言葉が、そのままこの映画で再現されていた。
――安田菜津紀(メディアNPO Dialogue for People 副代表/フォトジャーナリスト)

これほど言葉にならない叫びと涙を堪えながら映画を観たことがなかった…
あなたは壊れた世界のルールに従う側の人間ですか?
それとも抗える人間ですか?
――キニマンス塚本ニキ(翻訳者・ラジオパーソナリティ)

国家に翻弄される難民たち=私たちと同じ生身の人間。ポーランド政府が隠したかった非道は日本でも小さなレベルだが起きている。そこにある現実は人間破壊だ。私たちの感性を鋭く問う問題作。スクリーンのこちら側には不条理な世界が広がっている。 
――有田芳生(ジャーナリスト)

生きようとして死んだ少年がいた。私のせいだと母親は叫んだ。だが、責任は、本当はどこにあるのか。この問いが何度も突き刺さってきた。
――望月優大(ライター)

国民国家とそれを隔てる国境という虚構を巡って多くの悲劇が生まれ、人が死ぬ。それでもビートボックスとラップの輪とそれを飛び越える渡り鳥の向かう先に僅かな希望はある。
――ダースレイダー(ラッパー)

作品情報

人間の境界
2024年5月3日(金・祝)TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー

STORY
「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じて祖国を脱出した、幼い子どもを連れたシリア人家族。しかし、亡命を求め国境の森までたどり着いた彼らを待ち受けていたのは、武装した国境警備隊だった…。

監督:アグニエシュカ・ホランド『ソハの地下水道』『太陽と月に背いて』
出演:ジャラル・アルタウィル、マヤ・オスタシェフスカ

2023年/ポーランド、フランス、チェコ、ベルギー/ポーランド語、アラビア語、英語、フランス語/152分/G/ビスタ/カラー・モノクロ/5.1ch/原題:Zielona Granica/英題:Green Border/日本語字幕:額賀深雪/配給:トランスフォーマー

©2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Česká televize, Mazovia Institute of Culture

公式サイト https://transformer.co.jp/m/ningennokyoukai/ 

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