インドの新世代ロマンティック・コメディー映画『With Love』(原題)が『冴えないボクと映えるキミ』の邦題で9月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開されることが決定した。

今、若手クリエイターの台頭が加速しているインド映画界。本作はこれまでのインド映画のイメージを鮮やかに覆す新世代のロマンティック・コメディーで、製作費4000万ルピー(約6800万円)という比較的コンパクトな予算ながら、世界興収はその10倍となる4億ルピーを記録。若手映像作家が主導する作品が市場でも充分に通用することを圧倒的興収で実証し、タミル語映画界における新世代ロマコメの到達点として世界的に大ヒットしている。
本作の大きな見どころは、日本でも映画ファンの心を掴んだ傑作『ツーリストファミリー』(25)の制作陣が再集結している点。同作で瑞々しい監督デビューを飾り大成功を収めた1999年生まれの俊英アビシャン・ジーヴィント(今年27歳)が、本作では映画初主演としてスクリーンに登場。ヒロイン役のアナスワラ・ラージャンと共に、10代の高校生から20代の社会人までを自在に演じ分ける。

さらに、『ツーリストファミリー』で助監督としてアビシャンを支えた2000年生まれのマダンが、本作で待望の長編監督デビューを飾った。気心の知れた最強の若きチームだからこそ生み出せた、巧緻な脚本と軽快なテンポ感が作品のクオリティを底上げしている。
主人公の青年サティヤは、リモートワークで働くインドア派。性格が暗いわけでもなく、生活に不自由もない、今どきの快適な「おひとり様」ライフを満喫している。そんな彼を心配したおせっかいな姉が紹介したのは、インスタグラムで日常を発信する有名インフルエンサーのモニシャだった。
チェンナイのカフェで初めて出会った、全く正反対のふたり。しかし、偶然にも同郷だったことから共通の思い出話で大盛り上がり。明るくケラケラと笑うモニシャの「だったら、お互い学生時代に告白できなかった初恋のあの人に会いに行こうよ!」という突拍子もない提案から、彼らの新たな時間が動き出す――。

本作の公開を記念して、『ツーリストファミリー』も上映されている特集上映「インディアンムービーウィーク2026」を開催中のキネカ大森に、本作のイベント限定チラシを設置中。ここでしか手に入らない貴重なチラシとなっている。
インドの都市部で暮らす若者たちのリアルな日常や“あるある”を描きながらも、本作の核心にあるのは「あの日言えなかった本音を伝える」という、大人世代にも響く普遍的なテーマ。長年、胸の奥に仕舞い込んでいた「言えなかった言葉」という“人生の宿題”に向き合うことで世界が動き出していく登場人物たちの姿は、観客自身の過去や、諦めかけていた本音と重なるはず。インド新世代が放つ、未熟さを笑いで包み込みながら成長に寄り添うロマンティック・コメディー『冴えないボクと映えるキミ』は、9月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開。
まとめ(注目ポイント)
- 『冴えないボクと映えるキミ』9月4日公開決定 インド発の新世代ロマンティック・コメディーとして、新宿ピカデリーほか全国順次公開。
- 製作費約4000万ルピーから世界興収4億ルピーを記録 比較的小規模な製作体制から大ヒットを実現し、新世代作家性の市場価値を証明。
- 『ツーリストファミリー』の若手クリエイター陣が再集結 主演アビシャン・ジーヴィントと長編初監督マダンによる新たな挑戦。
- 初恋と向き合うロードムービー的展開 高校時代に告白できなかった相手を探す旅を通じ、自身の本音と向き合う物語。
冴えないボクと映えるキミ
2026年9月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
STORY
チェンナイに暮らす若いデザイナーのサティヤは、姉に強制されてカフェでの一対一のカジュアルなお見合いの場に赴く。気乗りしない彼は、相手の女性モニシャについて下調べもしなかった。モニシャと会い話をした彼は、偶然にも彼女の出身地が自分と同じ地方都市ティルチで、しかも1学年の差で同じ高校に通っていたことを知る。そこから2人は、高校時代のそれぞれの叶わなかった初恋について語り、その相手に再会しようと、一緒に行動を始める。
出演:アビシャン・ジーヴィント、アナスワラ・ラージャン/シャシクマール(特別出演)、カマレーシュ・ジャガン(特別出演)
監督・脚本:マダン 音楽:ショーン・ロールダン 編集:スレーシュ・クマール
製作:サウンダリヤー・ラジニカーントほか 撮影:シュレーヤース・クリシュナ
製作会社:ザイオン・フィルムズ、MRPエンターテインメント
2025年/インド/タミル語/141分/原題:With Love/字幕:大西美保/字幕監修:小尾淳
配給:SPACEBOX/ラビットハウス
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