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第78回カンヌ国際映画祭に正式出品され、第98回アカデミー賞®︎国際長編映画賞の台湾代表作品に選出、さらには同賞の国際長編映画部門にショートリスト入りを果たした『左利きの少女』が8月14日(金)より全国公開。このたび、場面写真6点が解禁された。

『ANORA アノーラ』(24)でインディーズ映画界を熱狂させ、時代の寵児となったショーン・ベイカー。その彼と大学生時代に出会い、『テイクアウト』(04)で共同監督デビュー、以降はプロデューサーとして『タンジェリン』(15)、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17)、『レッド・ロケット』(21)などで彼を支えてきたのが、本作で満を持して単独監督デビューを飾った台湾出身のツォウ・シーチンだ。

ツォウ監督の出身地である台湾・台北に実在する「通化街夜市(臨江街観光夜市)」でロケーションが敢行された本作は、5歳の左利きの主人公・イージンが祖父から“左づかいは悪魔”と叱られたことに端を発している。実はツォウ監督も“元”左利きの少女で、祖父に右手を使うように助言を受けた実体験を基にしている。賑やかな喧騒と色彩豊かな都会の片隅に暮らすシングル・マザーの母親、姉、そしてイージンの3人。厳しい生活のなか、困難を乗り越えようと奮闘する姿を、幼いイージンの目線を中心に据えてエネルギッシュかつ繊細に活写する。

今回解禁された場面写真では、5歳のイージン(ニーナ・イエ)が魅せる天真爛漫な表情と共に、不器用ながらも懸命に生きる母娘3人の姿が捉えられている。

母・シューフェン(ジャネル・ツァイ)と姉・イーアン(マー・シーユエン)の口論の狭間で左手を使って食事をとるイージン。子どもながらに複雑な心境を見事に表現しているカットに続き、イージンが興味津々の表情で屋台を見て回る台北の夜市、イーアンと姉妹のカットではきらびやかに明かりを灯す屋台が印象的だ。

本編では台北の中心地に実在する通化街夜市でロケーションを敢行、臨場感にあふれる街並みの数々が映し出され、観る者の心を躍らせてくれる。そして、イージンがベッドの上で伸ばした左手をじっと静かに見つめるカットでは、祖父から「左手は悪魔の手だ」とそしられたことから罪悪感を抱き、どこか悲しいまなざしを放ってみせる。その表情は、演技の域を越え「生まれ持った特別な才能の持ち主」とツォウ・シーチン監督が讃えるのも頷けるシーンである。

続くカットは、新しい生活を再スタートすべく台北へ引っ越してきたばかりの車中の家族3人。待ち受ける未来に希望を見出すイージンとは裏腹に、都会での暮らしへと舵を切った理由や一家が抱えているだろう事情を想起せざるを得ない特別な1枚だ。

最後はシングル・マザーのシューフェンが心機一転、新たに始めた夜市の麺屋台の片隅で、母の後片付けを待つイージンの姿。この1枚からは、幼いながらも母親のビジネスを理解しているもののどこか心許なげに佇む様子が愛おしいショットとなっている。

作品情報

左利きの少女
2026年8月14日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

STORY
台北、夜市・麺屋台。5歳のイージン(ニーナ・イエ)は、借金を背負ったシングル・マザーのシューフェン(ジャネル・ツァイ)とハイティーンの姉イーアン(マー・シーユエン)と共に生活を立て直すべく田舎町から舞い戻る。ある日、昔気質の祖父に利き手である左手を“悪魔の手”とそしられ、罪悪感を抱きはじめたイージン。その悪魔の手は図らずも、家族それぞれがひた隠しにする《罪》をあぶり出していく――。

監督:ツォウ・シーチン 
脚本:ツォウ・シーチン、ショーン・ベイカー 
製作/編集:ショーン・ベイカー 
出演:ニーナ・イエ、マー・シーユエン、ジャネル・ツァイ

2025年/台・仏・米・英/中国語/5.1ch/スコープ/108分/英題:LEFT-HANDED GIRL/日本語字幕:神部明世 
提供:スターキャット 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
映倫区分:G

©2025 LEFT-HANDED GIRL FILM PRODUCTION COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト https://cinema.starcat.co.jp/left-handed-girl/

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