「少年イン・ザ・フッド」のSITEが『バティモン5 望まれざる者』に応援イラスト＆コメント　監督の前作『レ・ミゼラブル』再上映決定

『レ・ミゼラブル』でその名を世界に轟かせたラジ・リ監督最新作『バティモン5 望まれざる者』が5月24日（金）より公開。このたび、漫画「少年・イン・ザ・フッド」を手がけるSITEより、本作への応援イラスト＆コメントが到着。あわせてラジ・リ監督の前作『レ・ミゼラブル』の再上映が決定し、監督から届いた喜びのメッセージ動画が解禁された。

パリ郊外に存在する、都市再開発を目前に控えた居住棟エリアの一画＝通称「バティモン5」。治安の悪いエリア一掃を目論む行政と反発する住人たちが、ある事件をきっかけに、ついに衝突する！　本作は『レ・ミゼラブル』でその名を世界に轟かせたフランスの新進気鋭監督ラジ・リが、“排除”と“怒り”の衝突を描いた緊迫の最新作。

この度、'90年代と現在、２つの時代を行き交うストーリーとカルチャーをベースに、本作同様、“団地と移民”という社会問題を重要なテーマとして掲げる人気漫画「少年・イン・ザ・フッド」（週刊SPA!にて連載中）を手がける、SITE(ヒップホップ何でも屋)より、本作への応援イラスト＆コメントが到着した。

公開されたSITEのイラストは、強引な手段でバティモン５エリアの一掃を推し進めようとする市長ピエール、政府権力の暴走に対する住民たちの“怒り”の先頭に立つことを決心した女性アビー、移民と政府、双方の間を狡猾に立ち回る男性ロジェらの姿が、移民居住団地「バティモン５」とともに捉えられたもの。ストリートアートの象徴でもあるグラフィティ風ロゴが中央に配置され、自分たちに主権を取り戻そうとするアビーたちの心とカルチャーを感じるデザインとなっている。

SITEは、「厳しい生活の中で目ををそらしたくてもあらゆる政治的なイシューから逃れられない移民の主人公たちと、その生活を無慈悲に踏みつける行政と愚かな権力者。日本でも良く見る排除と断絶の悪循環の中で、自らがバンリュー出身の移民二世で当事者であるラジ・リ監督が主人公の目に希望の炎を灯した意味を考えてる」とコメントを寄せている。

あわせて、第72回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞ほか各国の映画賞を総なめにしたラジ・リ監督の前作『レ・ミゼラブル』が5月17日（金）から新宿武蔵野館にて１週間の期間限定で再上映されることが決定。監督から届いた喜びのメッセージ動画、及び「狡猾な政治家・市長ピエールの姿」を映し出した本編映像が解禁された。

再上映が決定した『レ・ミゼラブル』は、ラジ・リ監督が生まれ育ったパリ郊外の犯罪多発地区モンフェルメイユを舞台に、そのエリアを取り締まる犯罪防止班（BAC）と少年たちの対立を描いたもの。第72回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞したほか、第45回セザール賞4冠最多受賞(観客賞、最優秀作品賞、有望男優賞、編集賞)、第92回アカデミー賞®国際長編映画賞ノミネート、第77回ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネートなど各国の映画賞を総なめにし、世界に衝撃を与えることになった、自身の長編デビュー作である。

そして、『レ・ミゼラブル』から、4年。ラジ・リ監督のもとに『レ・ミゼラブル』製作スタッフが再集結し、再びバンリューが抱える問題を持ち前の臨場感に新しい視点を交えて生み出したのが『バティモン５ 望まれざる者』だ。『バティモン５ 望まれざる者』では、前作と地繋がりのテーマを採用しつつも、そのドラマはより人間臭さを帯びながらさらに社会性をまとい、観るものを圧倒する力強さで進化した作品となっている。

なお、本再上映では、5月24日（金）に公開初日を迎える『バティモン５　望まれざるもの』の全国共通特別鑑賞券を劇場窓口で提示すると、鑑賞料金が200円引きになることも決定。花の都パリが抱え続ける社会問題を描く圧倒的な凄みと臨場感を劇場のスクリーンでお得に体感できる貴重な機会となっている。

『バティモン5 望まれざる者』は5月24日（金）新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国公開。

『レ・ミゼラブル』再上映企画詳細

ラジ・リ監督最新作『バティモン５　望まれざる者』公開記念！『レ・ミゼラブル』上映
◾️期間：2024年5月17日（金）～5月23日（木）
◾️料金：特別料金1,600円均一　＊各種割引・サービスデー適用不可
◾️割引：有人窓口にてチケットご購入時に『バティモン５望まれざる者』の全国共通特別鑑賞券をご提示いただくと200円割引！
◾️上映劇場：新宿武蔵野館　http://shinjuku.musashino-k.jp/movies/38465/