ドアーズ結成60周年記念、初の4K映像化『The Doors: When You’re Strange』貴重映像満載の予告編が解禁

いまだ多くのミュージシャンに多大な影響を与え続けるドアーズの結成60周年を記念して『The Doors: When You’re Strange』が12月4日（木）より全国にて特別上映。今回、予告編が解禁された。

メンバー4人の化学反応がアメリカで最も影響力のあるロックバンドのひとつへと押し上げ、1965年の結成から現在に至るまで数多くのミュージシャンや音楽ファン等を魅了してきたドアーズ。バンド結成60周年を記念して、その結成から1971年のジム・モリソンの死までの貴重な映像を収めたトム・ディチロ監督『When You’re Strange』が、初の4K映像化＆劇場公開が決定した。

ジム・モリソンが1969年に制作した短編映画『HWY: An America Pastoral』からの抜粋が各所にちりばめられ、貴重なアーカイヴ映像を多数使用、彼らの音楽がもたらした革命的な影響を浮き彫りにした本作は、第53回グラミー賞にて最優秀長編ミュージックビデオ賞を受賞。ナレーションを務めたジョニー・デップは以下のように語っている。「ロック、またはどんなジャンルのドキュメンタリー映画にも、これほど素晴らしい作品はない。この映画に関わることができてとても光栄だ」。

今回の上映に際し、ジョン・デンスモア、ロビー・クリーガーほか特別ゲストが参加した「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」の新録パフォーマンスも収録される。この初お披露目となる「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」の演奏は、世界各国のエキゾチックなロケーションで撮影され、デンズモアとクリーガーの参加だけでなく、レイ・マンザレクへのトリビュート、そしてジム・モリソンの伝説的なボーカルをフィーチャーした力強いグローバル・コラボレーションとして、「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」ソング・アラウンド・ザ・ワールドを創り上げた。

8カ国から集った20人以上のミュージシャンとダンサーが参加するこのパフォーマンスは、ドアーズ結成60周年を祝い、境界を知らない団結、希望、音楽的つながりの視点からクラシックなアンセムを観客へ提示するだろう。先住民族コミュニティを力づけ、世界中の心を鼓舞し続けるリズム、物語、歌声がそこには溢れている。そしてラコタ・ドラム・グループによる最初のビートが太古のリズムで楽曲の基盤を築き、ルーカス＆マイカ・ネルソン、シエラ・フェレル、フー・ファイターズのラミ・ジャフィーによる圧倒的なパフォーマンスに至るまで、一音一音が音楽が世界共通語であり、地球規模のコミュニティを結びつける架け橋であることを思い出させてくれる。世界が分断されていると感じられる今、この「Song Around The World」は、癒やし、繋がり、私たちを一つにする音楽の力を鮮やかに証明してくれるだろう。

今回解禁となった予告編では、ドアーズの圧倒的なパフォーマンスの様子や日常の風景の間に、全世界に衝撃を与えたジム・モリソンの死を知らせるニュースの声が重なり……。ドアーズの辿った軌跡をめぐる本作へ期待が高まる内容となっている。