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この秋、韓国映画から注目作が続々と登場する。ゾンビになってしまった娘と、そんな娘を守ろうと奮闘する父親を描く『世界で最後の愛しい娘!』、24年間をともに歩んできた幼なじみ4人組の友情を描く『ファーストライド』、そして、特殊な能力に目覚めた5人が、凸凹ながらも最強のチームへと成長していく『ハイファイブ!』。笑いあり、スリルあり、感動ありと、それぞれ異なる魅力を持つ3作品だが、共通しているのは、かけがえのない人とのつながりを描いていること。この秋は、さまざまな形で“絆”を描く韓国映画に注目したい。

ゾンビになっても変わらぬ愛。父と娘のかけがえのない絆
『世界で最後の愛しい娘!』

もしも、最愛の娘がゾンビになってしまったら――。そんな大胆な設定から始まる『世界で最後の愛しい娘!』は、韓国で564万人を動員し、2025年公開の韓国映画の中で興行収入第1位を記録した大ヒット作。人気ウェブトゥーンを実写映画化した本作では、ゾンビを“恐ろしい存在”として描くだけでなく、家族の一員として生活の中に受け入れていくというユニークな発想を軸に物語が展開する。

ゾンビになってしまった娘スアを守るため、父ジョンファンはあらゆる手を尽くして奮闘。『EXIT イグジット』(18)や「賢い医師生活」(20-21)などで知られるチョ・ジョンソクが、娘への深い愛情を持ちながらもどこかコミカルな父親を熱演する。対するスアを演じるのは新鋭チェ・ユリ。狂暴さと可愛らしさを併せ持ち、わずかに人間の心を残したゾンビという難しい役どころを演じている。

さらに、『パラサイト 半地下の家族』(20)のイ・ジョンウンやチョ・ヨジョン、「梨泰院クラス」(20)のユン・ギョンホら実力派キャストが脇を固め、父娘を取り巻く個性豊かなキャラクターたちが物語にユーモアを加えていく。ゾンビ映画ならではのスリルを楽しませながら、その根底にあるのは、どんな姿になっても変わらない親子の愛。笑って、ハラハラして、最後には家族の大切さを感じさせる、ひと味違ったハートフル・ムービーだ。

『世界で最後の愛しい娘!』
11月13日(金) 新宿バルト9ほか全国公開
© 2025 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & STUDIO N. All Rights Reserved.
配給:クロックワークス

大人になってもバカ騒ぎ!24年間の友情が紡ぐ絆
『ファーストライド』

6歳の頃からずっと一緒に過ごしてきた幼なじみ4人組が、高校卒業とともに叶えるはずだった海外旅行を、大人になってから実現させる――。『ファーストライド』は、そんな“果たせなかった約束”をきっかけに、4人が初めての海外旅行へと旅立つ姿を描く青春トラベル・エンターテインメント。しかし、待ちに待った旅は、行く先々で予想外のトラブルに見舞われ、思わぬ珍道中へと発展していく。

旅行ならではの高揚感や開放感に加え、幼なじみならではの他愛ないやり取りが楽しめるのも本作の魅力。大人になっても変わらない4人の掛け合いが笑いを誘う一方、旅が進むにつれて、彼らが胸の奥にしまい込んできた過去と、24年間の友情に隠されたある事実が明らかになっていく。

そんな4人のキャラクターを演じるのは、「イカゲーム」シリーズのカン・ハヌル、『君の結婚式』のキム・ヨングァン、ASTROのチャウヌ、カン・ヨンソク。成績優秀でケンカっ早いテジョン、明るく無邪気なドジン、抜群のルックスを誇るヨンミン、ちょっぴり“ウザい”グムボクと、個性豊かな4人をそれぞれが自然体で演じ、抜群のケミストリーを見せている。誰もが胸に抱える“あの頃”の輝きと、大人になった今だからこそ気づく友情の尊さを、笑いと予想外の展開、そして心を揺さぶるドラマを交えて描き出す、笑って泣ける友情エンターテインメントだ。

『ファーストライド』
絶賛上映中
© 2025 SHOWBOX, BRAINSHOWER AND TH STORY ALL RIGHTS RESERVED. 
配給:クロックワークス

凸凹だけど逆に最強⁉ 超能力が繋いだ5人の絆
『ハイファイブ!』

ある男から臓器移植を受けた5人の男女が、それぞれ規格外の超能力に目覚める――。『ハイファイブ!』は、『サニー 永遠の仲間たち』や『スウィング・キッズ』のカン・ヒョンチョル監督が手掛ける奇想天外で痛快なヒーロー・エンターテインメント。時速100kmで街を駆ける「心臓」、万物を吹き飛ばす「肺」、全デバイスを操る「角膜」など、5人が手にした能力はいずれも規格外。年齢も職業も性格もまるで違う5人が、前代未聞の寄せ集めヒーローチームを結成する。

とはいえ、最初から息の合ったチームというわけではない。顔を合わせれば言い争うほど噛み合わない5人だが、いざというときには互いの背中を預け、それぞれの能力を生かして立ち向かっていく。バラバラだからこそ生まれる掛け合いが笑いを誘う一方、規格外の能力を駆使したアクションが物語を盛り上げる。

そんな5人の前に立ちはだかるのが、同じドナーから「膵臓」を移植された新興宗教の教祖ヨンチュン。5人の能力を奪い尽くして“神”になろうとする強敵を相手に、寄せ集めだった5人は力を合わせて立ち向かうことに。年齢も性格も境遇も異なる5人がひとつのチームとして戦う姿に、ヒーロー映画ならではの爽快感と“絆”のドラマが詰まった一作だ。

『ハイファイブ!』
10月16日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
© 2025 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & ANNAPURNA FILMS. All Rights Reserved.
配給:クロックワークス

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