革命家カール・マルクスの伝説の末娘エリノアの激動の半生を描く『ミス・マルクス』DVDが来年3月発売決定

革命家カール・マルクスの伝説の末娘エリノアの激動の半生を描き、2020年ベネチア国際映画祭コンペティション部門で2冠に輝いた『ミス・マルクス』のDVDが2022年3月2日（水）に発売されることが決定した。レンタルも同日リリースされる。

本作は、カール・マルクスの伝説の娘エリノアの知られざる激動の半生を初めて映画化した作品。父カールの偉業を陰で支えてきたエリノアは、社会主義とフェミニズムを結びつけた草分けのひとり。父の死後、自分の人生を取り戻すべく、活動家として社会主義運動と女性の権利のための戦いに参加するも、エドワード・エイヴリングとの出会いによって、エドワードへの愛と政治的信念の間で引き裂かれていく。

主人公エリノアに扮するのは『エンジェル』（07）、『つぐない』（07）のロモーラ・ガライ、エイヴリング役に『戦火の馬』（11）のパトリック・ケネディほか英国を代表する実力派俳優が集結した。

監督・脚本を手掛けたのは、イタリア出身のスザンナ・ニッキャレッリ監督。ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門作品賞を受賞した前作『Nico, 1988』（17）で発揮した音楽センスをもって、エリノアの生き様をアメリカのパンクロック・バンド、ダウンタウン・ボーイズの楽曲に重ねて大胆に演出した。

2020年・第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、FEDIC賞とベストサウンドトラックSTARS賞を受賞。2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では11部門ノミネート、3冠受賞を果たしている。