今年のクリスマスは映画で熱く燃え上がる！　真冬の激熱アクション映画3選

話題作が揃う年末年始。今年特に注目したいのがアクション映画だ。12月24日(金)のクリスマスイブには、激闘・死闘を描く3本のアクション映画がそろって公開初日を迎える。いずれも真冬に心も身体も熱く燃え上がらせるようなエネルギーに満ちた「激熱」の作品ばかりだ。

1本目はファン・ジョンミン、イ・ジョンジェが７年ぶりに共演することで話題を呼んでいる韓国ノワール・アクション『ただ悪より救いたまえ』。暴走する暗殺者VS凶暴な殺し屋、二つの狂気が激突する。

暗殺者インナム（ファン・ジョンミン）が行った引退前最後のミッションが理由で、冷酷無比な殺し屋レイ（イ・ジョンジェ）の復讐の標的になってしまう。どこまでもインナムを追いかけ、関わった人間を次々と手にかけていくレイ。一方インナムはひそかにタイで暮らす娘がいたことを知り、誘拐された娘を守るためタイに向かう。インナムとレイ、２人の因縁はいつしかタイの犯罪組織や警察まで巻き込み壮大な抗争へと発展する。果たして、暴走する暗殺者と狂暴な殺し屋の運命の対決の結末は一体!?

本国では『新感染半島 ファイナル・ステージ』をも超える動員を果たし大ヒットを記録。撮影を『パラサイト 半地下の家族』の名手ホン・ギョンピョが手がけ、幻想的な映像マジックで見るものを壮絶なバイオレンスの世界に引き込んでいく。Netflixのドラマ『イカゲーム』の主演で話題を呼んでいるイ・ジョンジェの狂気的な演技も必見だ。

2本目は『キングスマン』(2015)、『キングスマン：ゴールデン・サークル』(2017)と、秘密のスパイ組織“キングスマン”の活躍を描く大人気アクションシリーズの最新作『キングスマン：ファースト・エージェント』。世界最強の超過激スパイ組織“キングスマン”誕生秘話が描かれる。

物語の舞台は第一次世界大戦前夜。1914年、世界大戦を密かに操る謎の狂団に、英国貴族のオックスフォード公と息子コンラッドが立ち向かう。世界大戦を巻き込んだ巨大な陰謀に立ちむかう“キングスマン”の運命やいかに―？　

監督・脚本はシリーズを手がけてきたマシュー・ボーンが担当し、その過激でスタイリッシュな世界観は健在。『ハリー・ポッター』シリーズの名優レイフ・ファインズ、『マレフィセント2』などの新鋭ハリス・ディキンソンが演じる新たな“キングスマン”コンビに熱い視線が注がれそうだ。

3本目は『イップ・マン』シリーズ、『燃えよデブゴン／TOKYO MISSION』、さらには『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』といった大作にも出演し、『ジョン・ウィック』シリーズ最新作にも出演予定のアジアを代表するアクション俳優ドニー・イェン出演最新作『レイジング・ファイア』。

東九龍警察本部のチョン警部（ドニー・イェン）は何年も追ってきた凶悪犯逮捕を目の前にその捜査を外されてしまう。さらにはチョンを慕っていた元部下が悪に染まり、チョンに復讐の牙をむく。果たして過去に２人の間に何があったのか？　そしてさらなる恐るべき計画がチョンを襲おうとしていた―。

『香港国際警察/NEW POLICE STORY』など数々のアクション映画を世に出し、2020年に58歳の若さで急逝した香港アクション映画界の巨匠ベニー・チャン監督の遺作ともなった本作。ドニーとともにＷ主演を務めるのは『ジェネックス・コップ』などでのアクションや『孫文の義士団』『密告・者』で数々の演技賞にも輝くニコラス・ツェー。ふたりが魅せるラスト15分の死闘は見逃せない。スタントコーディネートを『るろうに剣心』の谷垣健治が担当している。