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Jホラーの父・鶴田法男監督が中国に招へいされて監督を務めたAIサスペンス・スリラー『戦慄のリンク』がいよいよ本日12月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。このたび、主演を務めたフー・モンボー、スン・イハンのメッセージ動画が到着。また、綾辻行人、黒沢清、伊藤潤二ら各界著名人から作品に対してのコメントも寄せられた。

「恐怖シーンを監督と皆で計算し尽くして作りました」

本作は、中国の小説家マ・ボヨンの原作を基に、SNSなどを介して参加者を洗脳し自殺に扇動するなど、ロシアから世界を巻き込んで大問題となった青い鯨(ブルーホエール・チャレンジ)事件からインスピレーションを受け、ネット小説を読んだ人たちが無残な死を迎える事件を解明しようとする若者たちの無意識の世界に襲う恐怖を描く。

このたび解禁されたのは、「成化十四年〜都に咲く秘密〜」で日本でも人気上昇中のフー・モンボー、モデルとして活躍しドラマ「流星花園2018」に出演のスン・イハンの二人のメッセージ動画。フー・モンボーは「恐怖シーンを監督と皆で計算し尽くして作りました。非常に面白いと思います」、スン・イハンは「日本で初めて上映される私の出演映画です。皆さんに楽しんで貰いたいです」とそれぞれに日本のファンに向けて語っている。

また、綾辻行人、黒沢清、伊藤潤二ら各界著名人から本作へコメントも寄せられた。「鶴田監督のしなやかな挑戦とその成功に拍手を送ります」「鶴田法男はやはり世界のこのジャンルの中心にいる」「鶴田監督の新境地ともいえる傑作」とそれぞれから絶賛の声が上がっている。著名人のコメント一覧・全文は記事下にて。

なお、新宿シネマカリテにて12月28日夜の回にて鶴田法男監督と漫画家の伊藤潤二(2023年1月配信Netflixオリジナルアニメ「伊藤潤二『マニアック』」の原作者)によるトークイベントが開催される。

『戦慄のリンク』は本日12月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー。

著名人コメント (順不同・敬称略)

往年の〈Jホラー〉のさまざまな要素をアップデートしつつ織り成された物語の、巧みなひねりの利いた恐怖と謎。
難しい制約があった中での、鶴田監督のしなやかな挑戦とその成功に拍手を送ります。 
綾辻行人(作家)

安定感のある的確な恐怖描写と、誰も予想できない恐怖の不意打ちとが絶妙にブレンドされた、これはホラーの教典のような映画だ。
鶴田法男はやはり世界のこのジャンルの中心にいる。
黒沢 清(映画監督)

Jホラーの父・鶴田法男監督の真骨頂にまた出会えました。ハッとする不気味な演出が随所にさりげなく配置され、やがて恐怖が最高潮に達した時、ついに迫り来る得体のしれない長い髪の女!? 本当に恐ろしい!
しかも今回はミステリー仕立ての謎解きの面白さが加わって、鶴田監督の新境地ともいえる傑作となりました。
伊藤潤二(漫画家)

面白かった! これは「Jホラー」の到達点ですね。中国の現場で他流試合をしてきた。
「Jホラー」代表、鶴田法男監督は恐怖映像のテクニックを惜しげもなくちりばめています。細部が凝りに凝ってますよ。
何回見ても発見がある。僕もまだ見落としてる箇所があるはずだと思ってます。
えのきどいちろう(コラムニスト)

観終えた時、われわれが目撃したものは幻覚だったのか、 正真正銘の幽霊だったのか実は誰も決めることはできない。
この映画ならではのどうにも逃げられない怖さへと、 Jホラーの牽引者・鶴田法男監督が恐怖の情趣たちこめる
描写によって観る者を静かに確実に誘い込む! 
樋口尚文(映画評論家・監督)

Jホラーの父と言われる鶴田監督の作品がニコニコほのぼの始まってもそれはそれで怖い。
ユラユラと浮かぶ髑髏の瞳がポッカリとこちらを見ているのも実に意味ありげだ。
怖いだけでなくキラキラに美しい映像や切ない描写や謎解きの面白さもある。
是非ホラーが苦手な方も怖がらずに劇場に足を運んでみて下さい。
全て分かってからもう一度観たくなります。
佐伯日菜子(俳優)

Jホラーの父・鶴田法男監督の演出が中国怪奇譚として炸裂。
匠のたしかな技が海の向こうでも存分に発揮されていることに感動していると、
世界最先端をいく中国ならではの物語的ツイストにも唸らされる。この融合をもっと観たい。
入江 悠(映画監督)

冒頭から画面に浮かび上がる髑髏。物の形はときにまったく別の陰影をもって異なる意匠を与えます。
そうした芸術的トリック「シュミラクラアート」が本作では映像のみならず物語にも随所に隠され、超チャーミング!
監督のさすがの手腕に脱帽、感動です!
児嶋都(漫画家・画家イラストレーター)

中国の観客はホラーを求めている。彼らはネットを通じて、日本が生み出した恐怖に熱狂している。
その第一人者、鶴田法男が、ついに中国に招かれた。本物のJホラー演出をもたらすために。
痛快だ!スクリーンに映し出される変革の瞬間を、目撃して欲しい。
高橋 洋(脚本家・映画監督)

作品情報

戦慄のリンク
2022年12月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー

STORY
大学生のジョウ・シャオノア(スン・イハン)は、前日に電話で話した従姉のタン・ジンが自殺したことが信じられず、従姉の大学の同級生で犯罪心理学に詳しい記者志望のマー・ミン(フー・モンボー)に相談する。タン・ジンのパソコンを調べることにしたシャオノアは、ショウ・ナという女性とのチャットのやりとりと、貼られたリンクからネット小説「残星楼」の存在を知る。シャオノアはそのネット小説を読むが、突然、自分の名前を呼ぶ謎の声と“髪の長い女”が現れ、得体のしれない恐怖に襲われる。シャオノアはマー・ミンとともにネット小説の謎を探るが、やがて「残星楼」に関わっていたメンバーが次々に自殺していることを知る。そして二人にも死の恐怖が忍び寄る…。

●スタッフ
監督:鶴田法男 脚本:ヤン・ヤン 原作:マ・ボヨン「她死在QQ上」
撮影:神田創 編集:須永弘志 美術:リー・チア 音響効果:大河原将 照明:丸山和志 音楽:小畑貴裕

○キャスト
スン・イハン フー・モンボー 
シャオ・ハン チャン・ユンイン ワン・マンディ ハン・チウチ ジョウ・ハオトン
提供:三鷹オスカー/フィールドワークス   配給・宣伝:フリーマン・オフィス
BD・DCP アメリカンビスタ 音声:北京語   映倫:G
原題:網路凶鈴 The Perilous Internet Ring
製作:2020年 中国 96分  

©2020伊梨大盛传奇影业有限公司

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