アナ・ウィンターの右腕として活躍したファッション界の巨人、アンドレ・レオン・タリーのドキュメンタリー映画が2023年3月中旬公開決定

2022年1月18日に73歳で他界したファッション業界のレジェンド、アンドレ・レオン・タリーの生涯を描いたドキュメンタリー映画『The Gospel According to André（原題）』がBunkamura ル・シネマ にて2023年3月中旬に公開されることが決定した。

スタイルと美学の定義を構築したファッション界の巨人、アンドレ・レオン・タリー。1948年に生まれたアンドレ・レオン・タリーは「ジム・クロウ法（1876年～1964年に存在した人種差別的内容を含むアメリカ合衆国南部諸州の州法）」の影響下にある時代にアメリカ南部で幼少期を過ごした。

1983年より「VOGUE」のニュースディレクターを担当、1988年にはアフリカ系アメリカ人として初めてクリエイティブ・ディレクターに昇格した。2013年にエディター・アット・ラージに就任し、アナ・ウィンターの右腕として活躍。「格好良い」とは何か、独自の美学を極めていく。また、名物エディターとしてだけでなく、自伝の出版やセレブのスタイリスト、映画出演など、その活躍は多岐にわたる。今年2022年1月18日、逝去。73歳だった。

本作は、人種差別が色濃く残る時代のアメリカ南部で幼少期を過ごしたアフリカ系アメリカ人の彼が、いかにして最も影響力のあるファッション・キュレーターにまでのし上がったのかを紐解くドキュメンタリー。彼の人生と彼が残した数々の功績を、本人のインタビューのほか、マーク・ジェイコブス、アナ・ウィンター、トム・フォードなどファッション界を代表する人物たちのインタビューと共に振り返る。

さらにイヴ・サン＝ローラン、カール・ラガーフェルド、ミシェル・オバマ、ノーマ・カマリ、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、アンディ・ウォーホル、ウーピー・ゴールドバーグ、イザベラ・ロッセリーニ、シンディ・クロフォード、ショーン・コムズ、リアーナほかファッション業界のみならず多数の豪華な関係者が出演している。