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知られざるメキシコの誘拐ビジネスの闇に迫る衝撃作『母の聖戦』がいよいよ今週末1月20日(金)より全国ロードショー。このたび、テオドラ・アナ・ミハイ監督のインタビューが到着した。

現代のヨーロッパを代表する名匠ダルデンヌ兄弟、『4ヶ月、3週と2日』でカンヌ映画祭パルムドールに輝いたクリスティアン・ムンジウ、『或る終焉』で知られるメキシコの俊英ミシェル・フランコがプロデューサーとして参加した本作は、年間約6万件(推定)の誘拐事件が発生するメキシコを舞台に、巨大化した「誘拐ビジネス」の闇に迫った衝撃作。犯罪組織に誘拐された娘を奪還するため、命がけの闘争に身を投じた女性の実話をベースに、ごく平凡なシングルマザーの主人公がたどる想像を絶する運命を映し出す。
本作を手掛けたのは、ルーマニア生まれでベルギーを拠点に活動するテオドラ・アナ・ミハイ監督。これが劇映画デビュー作となる。ルーマニア生まれのミハイ監督がメキシコの誘拐ビジネスを題材にした作品を撮るに至ったきっかけは、16歳の時にサンフランシスコに留学した際にメキシコをルーツに持つ友人がたくさんできたことだという。
親しみを持ったメキシコを久しぶりに尋ねた際、麻薬戦争の勃発により街の様子が一変し、市民の日常が危険に晒されていたことに衝撃を受けたという監督は、主人公のモデルとなったミリアム・ロドリゲスという一人の女性との出会いで映画化を決意する。「彼女が私に最初に言ったことのひとつが『毎朝起きるたびに、拳銃で自殺するか、人を撃ちたい』というものだった。彼女は主婦なのに。こんな風に話すには一体どんなことを経験したのか? このことが私に、『母の聖戦』の物語を伝えなくてはと決心させた。そして、この環境に生きる子どもではなく、自身の子どもを探す母親の視点でこの物語を語るべきだと気がついた瞬間だった」と語る。

そして「母親の原始的な強さがあって、ライオンの雌のように、子どもを守るためには何でもやる。これはとても普遍的なもの。なぜならどんな文化的背景を持つ人でもこれを理解するし、自分自身が親でなくても自分は誰かの子どもだから。女性の主人公がこれを表現できると思っていた」と、母親の視点で描くことを決めた理由を明かした。
また当初はドキュメンタリーを想定していたが、「この物語とセンシティブな情報の特性上、観察する形式のドキュメンタリーを撮るのは極めて難しかった。フィクションにすることで、私たちが言いたいことを正確に言う自由が得られると考えた」と、安全面に配慮しつつ説得力のある作品をつくるためフィクションで撮ることに決めたという。
実際の撮影では安全のために「必要最小限の人にだけ知らせて撮影をしていた」といい、さらに「自分の国じゃない国へ行って映画を撮るのはとてもストレスのかかること。パンデミックの間は特にね。だけど私は挑戦することが好きで、そうすることで自分の一番良いところがひきだされた。この物語を人々に伝えなければと感じて、自分のエネルギーすべてを捧げた」と、逆境を力に変えて決死の覚悟で挑んだという。
劇映画デビュー作となった本作がカンヌの「ある視点」部門でプレミア上映されたことに対しては、「素晴らしく光栄なこと。すべての映画監督がこの美しい舞台を夢見ている。(カンヌで上映されるということは)この映画は旅をして、人に観られて、話題になるということだから。物語を語るとき私たちが望むことは、それが共有されること。特にパンデミックの中で映画を製作した後にその作品をカンヌの観客と共有することは、より特別に感じる」と、その喜びを語っている。
『母の聖戦』は1月20日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー。
母の聖戦
2023年1月20日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
STORY
メキシコ北部の町で暮らすシングルマザー、シエロのひとり娘である十代の少女ラウラが犯罪組織に誘拐された。冷酷な脅迫者の要求に従い、20万ペソの身代金を支払っても、ラウラは帰ってこない。警察に相談しても相手にしてもらえないシエロは、自力で娘を取り戻すことを胸に誓い、犯罪組織の調査に乗り出す。そのさなか、軍のパトロール部隊を率いるラマルケ中尉と協力関係を結び、組織に関する情報を提供したシエロは、誘拐ビジネスの闇の血生臭い実態を目の当たりにしていく。人生観が一変するほどのおぞましい経験に打ち震えながらも、行方知れずの最愛の娘を捜し続けるシエロは、いかなる真実をたぐり寄せるのか……。
監督:テオドラ・アナ・ミハイ 製作:ハンス・エヴァラエル 共同製作:ダルデンヌ兄弟、クリスティアン・ムンジウ、ミシェル・フランコ
出演:アルセリア・ラミレス、アルバロ・ゲレロ、アジェレン・ムソ、ホルヘ・A・ヒメネス
2021 年/ベルギー・ルーマニア・メキシコ合作/135 分/カラー/スペイン語/5.1ch デジタル/ビスタサイズ
字幕翻訳:渡部美貴 映倫 G 配給:ハーク 配給協力:FLICKK 宣伝:ポイント・セット
©MENUETTO FILM, ONE FOR THE ROAD,LES FILMS DU FLEUVE, MOBRA FILMS&TEOREMA
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