『変態村』『地獄愛』に続く“ベルギーの闇3部作”の完結編となる衝撃作『依存魔』が1月27日(金)より公開。このたび、逃避行を繰り広げる少年少女の恐るべき依存状態を垣間見ることのできる本編映像が解禁された。

豚の咆哮とともに人間の異常な愛と狂気を寓話的に描いた衝撃作『変態村』(04)、実在した変態連続殺人鬼カップル、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデスの関係性に着目し強烈な愛の形を描いた問題作『地獄愛』(14)で世界各地の映画祭を騒然とさせ、ヨーロッパ映画史にその名を刻まれることとなったファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督。常にグロテスクで血まみれ、異常な愛の形を描いてきたヴェルツ監督の「ベルギーの闇 3 部作」の最終章となる『依存魔』は、これまでの作風から一転、美しい自然の風景とともに瑞々しく描かれる、孤独な10代の少年少女の絶対的な愛を描く物語。
このたび解禁された本編映像では、“闇の逃避行中”にお腹を空かせたポールとグロリアが鶏を捕まえた後のふたりのやり取りが描かれる。
鶏の足輪に気づいたグロリアは突然不安そうな表情を浮かべ、傍で寝ているポールを起こしては刻印された番号について酷く怯えたように話し始める。数字をアルファベットに変換し、番号全てを並べるとおじの名前になると言い張るグロリア。おじが送り込んだ鶏で、盗聴されていると思い込む彼女だが、ポールは上手く状況が飲み込めない。グロリアの怯えと不安は次第にエスカレートしていき、しまいには「殺して」と泣き叫ぶ…。ポールは鶏を逃がしてあげるが、グロリアは殺さないと気が済まない。
このときのポールの表情はまさに天才子役といわれるトーマス・ジオリアの恐るべき表現力の一端であり、果たして我々観客は見てしまっていいものなのかと不安にさせるほどの表情である。その後、ポールはグロリアをなだめ彼女は落ち着きを取り戻すが、彼らの行く先が心配になる映像となっている。
また、鶏に盗聴されると思い込んでしまう程精神的な問題を抱えるグロリアだが、演じるファンティーヌ・アルドゥアンが時折見せる不気味な笑顔にはゾワッとさせられ、彼女の演技力と存在感も見どころ。この、彼らの救いのないような逃避行の行方は…?
なお、シネマート新宿では「ベルギーの闇 3 部作」の 1 作目『変態村』、2 作目『地獄愛』も日替わりで同時期に上映が決定。三部作をまとめて楽しめる世界的にも貴重な機会となる。
『依存魔』は1月27日(金)シネマート新宿ほか全国順次公開。
依存魔
2023年1月27日(金)、シネマート新宿ほか全国順次公開
STORY
12歳の恥ずかしがり屋で孤独な少年ポールは、奥深い森の中で母親が働く精神病院で暮らしていた。ある日、少女グロリアが施設に到着するやいなや、一目会った日からポールは彼女に恋をする。精神的な問題を抱えるグロリアがポールに助けを求めたことから、まるで周囲の大人たちから逃げるように、彼らの狂気に満ちた闇の逃避行がはじまる…
監督・脚本:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ/出演:トーマス・ジオリア、ファンティーヌ・アルドゥアン、ブノワ・ポールブールド、ローラン・リュカ
2019/ベルギー、フランス/フランス語・オランダ語/スコープ/カラー/5.1ch/98 分/原題:ADORATION/配給:キングレコード
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