世界中のファンタスティック映画祭を席巻した、空前絶後のバキューム・スリラー『ホーリー・トイレット』が3月3日(金)より公開。このたび、主人公フランクが必死にトイレに落ちたスマホを操作しようとするシーンの本編映像が解禁となった。

本作は、目覚めたらトイレ、爆発まで34分という極限状況に置かれた男の、奇想天外なワンシチュエーションのサバイバル劇。仮設トイレ内だけで全編が進行するという斬新な設定で、観る者は孤立無援の主人公が味わう底なしの恐怖と焦燥感を、あまりにも生々しい臨場感とともに疑似体験することになる。新人監督ルーカス・リンカーによる変幻自在の演出、ダイナミックなカメラワークと編集テクニックに圧倒されずにいられない。
頭部を負傷して意識を失った建築家フランクが、リゾートホテルの建設現場で横倒しになった仮設トイレの中で目を覚ます。記憶の一部が吹っ飛び、この異常な状況がのみ込めないフランクは、トイレの周りに大量の解体用ダイナマイトが仕掛けられ、34分後の午後2時ジャストに爆破が行われることを知る。この非常事態を生き延びるには、誰かに助けを求めるか、もしくは自力で脱出しなくてはならない。ところが右腕に鉄筋が突き刺さって動けないうえに、友人である市長ホルストの邪悪な思惑が明らかになり、時間だけが空しく過ぎていく。刻一刻と爆発のリミットが迫るなか、絶体絶命のフランクに打つ手はあるのか……。
このたび解禁された本編映像は、仮設トイレの中で右腕を鉄筋に貫かれた状態で目覚めたフランクが、便器に落ちたスマホに掛かってきた妻マリーからの着信に出ようと、必死で試行錯誤するシーン。
便器の汚水の中に手を突っ込みスマホをとろうとするが、腕の痛みと強烈な匂いに阻まれ、スマホを掴み取ることができない。あまりの悪臭に石鹸を鼻に塗り付けるフランク。次は「電話にでろ」と音声操作を試みるが、「音楽をかけますか?」「“お気に入り”をかけます」とうまく反応せず着信に出られないまま留守電へと切り替わってしまう。スマホから流れる妻からの悲痛な訴えを聞きながら、どうすることもできないフランクだった…。
果たしてフランクは仮設トイレを抜け出し、無事に妻のもとへたどり着くことができるのか…⁉『ホーリー・トイレット』は3月3日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
ホーリー・トイレット
2023年3月3日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
STORY
頭部を負傷して意識を失った建築家フランクが、リゾートホテルの建設現場で横倒しになった仮設トイレの中で目を覚ます。記憶の一部が吹っ飛び、この異常な状況がのみ込めないフランクは、トイレの周りに大量の解体用ダイナマイトが仕掛けられ、34分後の午後2時ジャストに爆破が行われることを知る。この非常事態を生き延びるには、誰かに助けを求めるか、もしくは自力で脱出しなくてはならない。ところが右腕に鉄筋が突き刺さって動けないうえに、友人である市長ホルストの邪悪な思惑が明らかになり、時間だけが空しく過ぎていく。刻一刻と爆発のリミットが迫るなか、絶体絶命のフランクに打つ手はあるのか……。
監督・脚本:ルーカス・リンカー/出演:トーマス・ニーハウス、ギデオン・ブルクハルト
2021 年/ドイツ映画/ドイツ語/90 分/ビスタ/5.1ch/原題:Ach du Scheisse!/英題:Holy Shit! /日本語字幕:伊勢田京子/PG-12
提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
© 2021 NEOPOL FILM, KELLNER & ZAPF GBR ©Daniel_Dornhoefer
公式サイト holy-toilet.com