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エッフェル塔設計に挑んだギュスターヴ・エッフェルを仏人気俳優ロマン・デュリスが演じる映画『エッフェル塔~創造者の愛~』が3月3日(金)より全国公開。このたび、寺島しのぶ、常盤貴子、米倉涼子のほか各界著名人より本作に推薦コメントが寄せられた。また、ギュスターヴ・エッフェルが自身の指揮のもと、建設中のエッフェル塔という危険な高所で部下とともに命懸けの作業をする姿を捉えた本編映像が解禁された。

「いつの時代にも常に先を見て凡人にはわからない発想で常識を飛び越えていく勇者がいる」

アメリカの自由の女神をはじめ世界中の数々の建築物を手掛けた、実在する設計士ギュスターヴ・エッフェル。本作はそんな彼が様々の困難のなか、パリのど真ん中に金属を100%使用した300メートルの超高層という、前人未踏の建築物・エッフェル塔へ挑戦する姿と描くとともに、その原動力には“ある愛する女性の存在があった”という点をフランス映画らしく想像を広げたヒューマン・エンターテインメント作品となっている。

今回解禁された本編映像は、ロマン・デュリス演じるギュスターヴ主導のもと、地上が遥か彼方に見えるほど高い場所で作業員が命懸けで建設作業を行うシーン。

万が一落ちてしまったら無事では済まないのは一目瞭然の高所でギュスターヴをはじめ、従業員たちが固唾を吞んで見守る中、リベット接合という重要な接合作業を任されたのは、従業員・フェリックス。彼は、命綱にしては頼りない1本のチェーンを左足に簡易的に引っ掛けると、塔の下を覗き込むような、いわば宙づりに近い危険な体勢をとる。

いざ部品をはめようと試みるが、母体とリベットが上手くはまらず…その差はわずか3センチ。ギュスターヴはメガホンを手に取り、地上の高さ調整係と連携をし、再度挑戦するようフェリックスに指示をする。偉業の塔が与えたハードルは人力で乗り越えなければならないという、当時ならではの厳しさや緊張感を俯瞰したカメラワークで語る、手に汗握るワンシーンとなっている。

また、公開に先駆けて本作を鑑賞した総勢11名の著名人より推薦コメントが到着。寺島しのぶ、常盤貴子、米倉涼子といった日本を代表する俳優のほか、本作主演のロマン・デュリスと共演経験のある竹原芳子やフリーアナウンサーの宇垣美里、作家にしてフランス文学翻訳を生業にする村上香住子、さらに建築界からは五十嵐太郎と磯達雄など本作らしい各界の著名人よりコメントが寄せられた。

運命的な出会いの末、フランス人の夫と結ばれたことでも知られる寺島しのぶは「パイオニアは常にコンサバと戦う。いつの時代にも常に先を見て凡人にはわからない発想で常識を飛び越えていく勇者がいる。」と、本作で描かれたギュスターヴ・エッフェルの挑戦を称えた。

また、常盤貴子は「エッフェルが自分の信念を貫き塔を完成しなかったら、今のフランスはないのかもしれない。そのくらい、エッフェル塔とは、フランスなのだ。」と20代よりフランス映画に傾倒していた彼女らしい言葉を残した。

そして、国内外で精力的に活動の幅を広げる米倉涼子は「何かを成し遂げるためには人並み以上の情熱と愛情を注ぐ事、そして沢山の仲間を動かす魅力やエネルギーが必要なんだ、と改めて納得させられる作品でした。そして彼に至ってはその原動力が恋だったとは!」とつづった。著名人のコメント全文・一覧は以下のとおり。

『エッフェル塔~創造者の愛~』は3月3日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。

コメント一覧(五十音順・敬称略)

様式なき造形ゆえに、当初のエッフェル塔は「建築」として評価されなかった。
しかし、結果的にその大胆な構造は、20世紀建築の可能性の扉を開く。
そして今や現地では目撃できない建設途中の姿が凛としていること!
この映画はなぜ一人の技術者が新しい美を創造しえたかについて独自の解釈を与えた。
五十嵐太郎(建築評論家、東北大学大学院教授)
====
それまでのパリの風景が変わるほどの、
エッフェル塔の存在感!
そして、偉業の裏側に愛の物語があるのが、
実にフランス的だ。
石川三千花(イラストレーター)
====
ボルドーでの出合いから、26年ぶりにパリで再会した2人の間で燃える、恋の炎を象徴するように、きれいな赤。夕暮れや焚き火の色と重なって、完成したエッフェル塔が一層ロマンチックに見えた。中でも、赤で装い、毅然とエッフェルに別れを告げるアドリエンヌは、息を呑むほど美しく、切なかった。
石村加奈(映画ライター)
====
ギュスターヴ・エッフェルは、建築家ではなく技術者であった。だからこそ300mの塔という、建築界の常識を打ち破る建築をつくることができたのである。彼は何と戦い、何を勝ち得たのか。近代の建築革命を導いた偉人を、ワーキングクラス・ヒーローとして描く好編。
磯達雄(建築ジャーナリスト)
====
フランスの象徴たるエッフェル塔を舞台に描かれる秘められしロマンス。
華やかで活気に満ちた当時のパリの空気と、完成までの波瀾万丈な道のり、込められた強い信念に魅せられた。
この歴史を知った上で見上げるエッフェル塔は、きっと今まで以上に美しく、眩しい。
宇垣美里(フリーアナウンサー)
====
『エッフェル塔~創造者の愛~』が日本で公開!素晴らしい映画です。
主演がロマン・デュリスさん。『キャメ止め』とは、全く違う魅力が炸裂!
映画は、エッフェルの人柄を三つの方向から描いています。
建築家としては偉大で強い男性社会の人、恋人アドリエンヌの前では優しく弱い人、
子供の前では父親として家族を包み込む大きい人。
この偉業を成し遂げた裏で支えになったもの、終盤に浮き上がるアドリエンヌの衝撃。
見どころ満載です。とにかく見ていただきたい。
竹原芳子(俳優/『カメラを止めるな!』『キャメラを止めるな!』)
====
自分の信念を貫き通すということは犠牲も払わなければならない。
みんなが反対しても自分を信じ突き進まなければ新しい道は開けない。
パイオニアは常にコンサバと戦う。
いつの時代にも常に先を見て凡人にはわからない発想で
常識を飛び越えていく勇者がいる。
この映画が本当ならば、今度エッフェル塔を眺める時
きっと今までとは違って見えるだろう。
寺島しのぶ(女優)
====
エッフェルが自分の信念を貫き塔を完成しなかったら、
今のフランスはないのかもしれない。
そのくらい、エッフェル塔とは、フランスなのだ。
常盤貴子(俳優)
====
人生を賭け、人生を愛した男、ギュスターヴ・エッフェルは、パリの空に途方もない野望を実現させたというだけでなく、情熱的な秘密の恋にも炎を燃やしていた。これまでは鉄骨の塔だったが、これからはエッフェル塔にもロマネスクで、人間的なぬくもりのイメージが加味された。
村上香住子(作家、フランス文学翻訳)
====
エッフェル塔はパリの街をバックに掲げられた愛のサインなのだという、
ストーリーのその発想がもう大変にロマンティックである。
恋人たちの街にふさわしい神話だ。
山崎まどか(コラムニスト)
====
何かを成し遂げるためには人並み以上の情熱と愛情を注ぐ事、そして沢山の仲間を動かす魅力やエネルギーが必要なんだ、と改めて納得させられる作品でした。
そして彼に至ってはその原動力が恋だったとは!
運命に翻弄されながらも挑戦を続けた姿に心揺さぶられました。
米倉涼子(俳優)

作品情報

エッフェル塔~創造者の愛~
2023年3月3日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

STORY
アメリカ〈自由の女神像〉の制作に協力したことで大いなる名声を獲得した、ギュスターヴ・エッフェル(ロマン・デュリス)。世間では3年後の1889年に開催される「パリ万国博覧会」の話題でもちきりだった。そのシンボルモニュメント制作のコンクールには全く興味のなかったエッフェルだが、パーティーの席で大臣から強く参加を要請される。さらに、久しぶりに再会した友人で記者のアントワーヌ・ド・レスタック(ピエール・ドゥラドンシャン)の妻・アドリエンヌ(エマ・マッキー)から「大臣と同感です。ぜひ見てみたい。野心作を」と言われたエッフェルは突然、「ブルジョワも労働者も皆が楽しめるように、パリの真ん中に300mの塔をすべて金属で造る」と宣言する。実は初対面のふりをしたレスタックの妻は、エッフェルにとって忘れられない女性だった――。

出演:ロマン・デュリス、エマ・マッキー、ピエール・ドゥラドンシャン、アルマンド・ブーランジェ、ブルーノ・ラファエリ
監督:マルタン・ブルブロン 脚本:カロリーヌ・ボングラン 音楽:アレクサンドル・デプラ 編集:ヴァレリー・デシネ 美術:ステファン・タイアゾン
2021年│フランス・ドイツ・ベルギー│フランス語│108分│シネスコ│字幕翻訳:橋本裕充│R15
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ

© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films

公式サイト eiffel-movie.jp

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