2011年3月11日に東日本大震災が起きてから今年で12年、原発に関する映画『プリピャチ』と『100,000年後の安全』の2作品がアップリンク運営の配信サイト『DICE+』にて3月11日(土)午前0時より72時間限定で無料公開される。

アップリンクでは震災後、原発事故に関する映画『プリピャチ』と『100,000年後の安全』の2作品を公開し、当時大きな話題となった。『プリピャチ』はチェルノブイリ原発事故から12年後をモノクロ映像で記録した作品。『100,000年後の安全』は放射性廃棄物の埋蔵をめぐるドキュメンタリー。
震災から12年目を迎える今年、日本政府は震災以来の政策を変更し、原発を最大限活用する方針に切り替え、再稼働へと向かいつつある。そんな今改めて「映画を通して原発を考える」をテーマに、この2作品を72時間限定で無料配信する。作品情報は以下にて。
作品紹介
●『プリピャチ』(ニコラウス・ゲイハルター監督)
1986年のウクライナのチェルノブイリ原発事故から12年後。原発や関連施設で働く人々や、許可を得て帰還した人々など、原発から4キロ離れた街プリピャチの立入禁止区域で生きる人々を、『いのちの食べかた』のゲイハルター監督がナレーションや音楽を排し、モノクロの映像で記録していく。
監督・撮影:ニコラウス・ゲイハルター/1999年/オーストリア/100分/HDCAM /モノクロ/配給 アップリンク

●『100,000年後の安全』(マイケル・マドセン監督)
原発が安全に稼働しても発生してしまう核のゴミ問題。世界中の原子力発電所から排出される高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミは、暫定的な集積所に蓄えられている。フィンランドでは、世界で初めて高レベル放射性廃棄物の最終処分場を造るオンカロ・プロジェクトが始動し、現在進行形で建設が進んでいる。しかし、10万年後の安全は誰にも保証できない。放射性廃棄物の埋蔵をめぐって、未来の地球の安全を問いかけるドキュメンタリー。
監督・脚本:マイケル・マドセン/2009年/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア/英語/カラー/16:9/ビデオ/配給 アップリンク

配信サイト『DICE+』にて2023年3月11日午前0時より72時間限定で無料公開
https://diceplus.online/feature/208