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2023年5月11日に亡くなったケネス・アンガー監督(96歳)の追悼として、『マジック・ランタン・サイクル』と題する作品集と2004年に制作されたアンガー自身が自作を語るドキュメンタリー『アンガー・ミー』の3プログラムが6月30日(金)~7月2日(日)アップリンク吉祥寺、7月15日(土)、16日(日)アップリンク京都にて上映されることが決定した。

名だたるクリエイターに多大なる影響を与え続けているアンガー

ケネス・アンガーは1940年代から映像製作を続け、アバンギャルドで、その魔術的でフェティッシュな作風はジャンルや時代を超え、寺山修司、デヴィッド・クローネンバーグ、デレク・ジャーマン、マーティン・スコセッシ、デヴィッド・リンチ、最近では、2021年カンヌ映画祭パルムドールを受賞したジュリア・デュクルノー『TITANE/チタン』などに影響を与え、アンダーグラウンド映画の伝説的映像作家として良く知られている。

日本においては、ニューヨークでアンガーの『スコピオ・ライジング』を観た三島由紀夫が、アートシアター新宿文化の地下、1976年にできた映画館を「アンダーグラウンド蠍座」と命名したと言われている。

また、映像作家とは別の活動としてハリウッドのゴシップを集め綴った書籍『ハリウッド・バビロン』をアメリカで1965年に出版し、2022年には『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督が『ハリウッド・バビロン』にインスパイアされ『バビロン』を監督している。

2019年には、GUCCIがグッチクルーズ19(GucciCruise19)のモデルとして起用し、当時92歳のケネス・アンガーの姿が再度注目された。

アップリンクの動画配信サイト『DICE+』では、ケネス・アンガー監督全作品とドキュメンタリー作品『アンガー・ミー』が配信されている。

『マジック・ランタン・サイクル』

ケネス・アンガーの短編作品をまとめたプログラム。数十年にわたり改訂が続けられ、1980年に完成した。サイケデリックな映像で神話や歴史の人物たちを描く『快楽殿の創造』(53)をはじめ、『ルシファー・ライジング』(80)、『我が悪魔の兄弟の呪文』(69)、『人造の水』(53)、『スコピオ・ライジング』(63)、『K.K.K.Kustom Kar Kommandos』(65)、『プース・モーメント』(49)、『ラビッツ・ムーン』(50)、『花火』(47)の9つの作品で構成される。日本では1995年に初公開し、2021年にはHDリマスター版でリバイバル公開された。

※9作品を2つのプログラムに分けて上映

https://diceplus.online/movie/96

『アンガー・ミー』

『アンガー・ミー』は、カナダのフィルムメーカー、エリオ・ジェルミーニが2006年に制作したインタビュー・ドキュメンタリー。ケネス・アンガーが1時間あまりカメラに向かって、幼少期から『スコピオ・ライジング』など自作について語る作品。神秘主義的映像や革ジャンにバイクというハードコアなイメージの映像で知られるアンガーの作品だが、本人は、映画の冒頭でジョナス・メカスが語るように「ケネスのことは、誰もがかなり気難しく、どうしようもない奴だと言っていたが、私が知っているケネスは誰よりも優しくて親切な人だったよ。彼は繊細で知的な天才映像作家だ」というのがよくわかる。

https://diceplus.online/movie/113

上映情報

ケネス・アンガー追悼特集
2023年6月30日(金)~7月2日(日)アップリンク吉祥寺、7月15日(土)、16日(日)アップリンク京都にて上映

公式サイト joji.uplink.co.jp/movie/2023/18103

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