超能力に目覚めた少年少女の“危険な遊び”がエスカレート！『イノセンツ』天才子役たちの姿を捉えた新場面写真解禁

北欧の新たなる鬼才エスキル・フォクト監督が放つサイキック・スリラー『イノセンツ』が7月28日（金）より公開。このたび、超能力に目覚め、“危険な遊び”をエスカレートさせていく少年少女たちの姿を収めた場面写真が解禁された。

ジャンル映画ながらそのクオリティの高さを世界が認め絶賛した北欧サイキック・スリラー『イノセンツ』はノルウェー郊外の住宅団地が舞台。夏休みに友達になった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。近所の庭や遊び場で、新しい力を試す中で、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめるのだった。監督を務めたのは、『わたしは最悪。』でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたエスキル・フォクト。団地を舞台に子どもがサイキック・バトルを繰り広げると言えば、大友克洋の「童夢」を想起する人も多いはずだが、まさにフォクト監督は「童夢」からインスピレーションを受けて本作を創り上げた。

北欧の鬼才エスキル・フォクト監督が本作で描くのは、まだ思春期に至らないあどけない子供たち。物事の正邪／善悪の区別が曖昧な７歳から11歳の少年少女４人が、人智を超えたサイコキネシスやテレパシーのパワーに目覚め、“危険な遊び”をエスカレートさせていく様をスリリングに映し出す。

このたび解禁されたのは、この少年少女たちの姿を捉えた新場面写真。４人は本作での天才的な演技で、本国・ノルウェーのアカデミー賞（アマンダ賞）で４人全員が最優秀主演賞にノミネートされるという快挙を果たした天才子役たちだ。

少年少女4人のキャラクター

イーダ：緑豊かな郊外の団地に引っ越してきた。遊び盛りにも関わらず、仕事や家事に忙しい両親に代わって、姉の面倒を見なくてはならないことに煩わしさを感じていた。９歳。

アナ：イーダの姉。重い自閉症で全く言葉を話せない。アイシャと互いの感情と思考を共有するようになる。

ベン：手で触れることなく心の中で念じただけで、小石などの物体を動かすことができる念動力「サイコキネシス」という特殊な能力を持つ。イーダと同じ団地に暮らす。

アイシャ：言葉を介することなく、互いに離れていてもアナと感情、思考を共有できる不思議な能力を秘めている。アナとアイシャを結びつけるテレパシーは、不思議なことに４人が一緒になるといっそう強度を増す。イーダと同じ団地に暮らす。

夏休み中の４人は大人の目が届かないところで戯れ合い、魔法のようなサイキック・パワーの強度を高めていく。しかしイジメや家庭環境の問題に悩むベンの内面が悪意に支配されたことをきっかけに、４人の友情はもろくも崩壊し、団地内で異常な出来事が続発するのだった……。

人種的なルーツが異なる子役４人のナチュラルな演技、その感情の揺らぎを子供の視点で繊細にすくい取ったフォクト監督の演出も秀逸。あらゆる観客の童心を呼び覚ましながら、大人が一切介在しない予測不能のサイキック・バトルへと突き進む映像世界は、まさしく無垢ゆえに恐ろしい圧倒的なテンションに貫かれている。

世界が身震いした衝撃の北欧サイキック・スリラー『イノセンツ』は7月28日（金）新宿ピカデリーほか全国公開。