フランスを代表する名匠アルノー・デプレシャン監督の最新作で、マリオン・コティヤール&メルヴィル・プポー共演の『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』(9⽉15⽇公開)の公開を記念して、監督のレトロスペクティブの開催が決定。監督の来日と上映予定作品も決まった。あわせてデプレシャン監督の新写真並びにメッセージ動画、上映作品より『イスマエルの亡霊たち』の場面写真が解禁された。
パリの若者たちを描いた群像劇『そして僕は恋をする』(1996)以来、『キングス&クイーン』(2004)、『クリスマス・ストーリー』(2008)などで⽇本の映画ファンを魅了し続けてきた、フランスの名匠アルノー・デプレシャン監督。その最新作『私の⼤嫌いな弟へ ブラザー&シスター』の公開を記念して、デプレシャン監督の30年に及ぶフィルモグラフィーを展観するレトロスペクティブの開催が決定した。
9月8日(⾦)からは東京⽇仏学院で「第5回映画批評⽉間 スペシャルエディションアルノー・デプレシャンとともに」と銘打ち、9月16日(⼟)からは「第45回ぴあフィルムフェスティバル」の中で特集上映。上映作品は、これまでの全⻑編劇映画と⽇本劇場未公開のドキュメンタリーが予定され、最新作『私の⼤嫌いな弟へ ブラザー&シスター』にも主演するマリオン・コティヤールとシャルロット・ゲンズブール、デプレシャン組を代表するマチュー・アマルリックが共演した劇場未公開の傑作『イスマエルの亡霊たち』も上映される。
そして、このたび新作『私の⼤嫌いな弟へ ブラザー&シスター』公開初⽇に合わせてデプレシャン監督の来⽇が決定。レトロスペクティブにも登壇が決まった。⽇本映画をこよなく愛するデプレシャン監督、⽇本の映画⼈との対話も期待される。
また、レトロスペクティブ開催にあたり、⽇本の観客に向けてデプレシャン監督からメッセージ動画も到着。「『魂を救え!』で初めて東京を訪れた時もPFFに招いていただいた。今回、⽇本の映画ファンの皆さんと再会できるのを楽しみにしています」と語り、この秋の新作公開とレトロスペクティブで⽇本の観客に会えることへの期待を語っている。30年のキャリアの中で、通底する主題や重なり合う⼈物たちが、それぞれの製作年代に応じて、美しく⻑⼤な神話を紡ぐかのような稀有なスケールを持った映画作家アルノー・デプレシャンに、今再び出会う、貴重な機会となる。
アルノー・デプレシャン監督レトロスペクティブ開催情報
公式サイト www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/cinema20230908/
・9/8(⾦)より 第 5 回映画批評⽉間 スペシャルエディション アルノー・デプレシャンとともに
会場︓東京⽇仏学院 エスパス・イマージュ
・9/16(⼟)より 第 45 回ぴあフィルムフェスティバル
会場:国⽴映画アーカイブ
*そのほか全国で巡回予定
レトロスペクティブ上映作品(東京⽇仏学院)※予定
⼆⼗歳の死(1991)
魂を救え︕(1992)
そして僕は恋をする(1996)
エスター・カーン めざめの時(2000)予定
キングス&クイーン(2004)
愛された⼈(2007)
クリスマス・ストーリー(2008)
ジミーとジョルジュ ⼼の⽋⽚を探して(2013)
あの頃エッフェル塔の下で
イスマエルの亡霊たち(2017)
ルーベ、嘆きの光(2019)
レア・セドゥのいつわり(2021)
本企画の監督登壇は『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』公開の一環としてユニフランスの支援を受けて行われます。
上映作品は事情により変更の場合があります。
※「第45回ぴあフィルムフェスティバル」での上映作品は、8⽉上旬発表予定。
最新作『私の⼤嫌いな弟へ ブラザー&シスター』作品情報
初⽇ 9/15 ㈮ 夜の回上映後 デプレシャン監督登壇
オープニングナイト・スペシャルトーク開催
会場:Bunkamura ル・シネマ 渋⾕宮下
『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』や『アネット』などで知られるフランスのトップ⼥優マリオン・コティヤールと、『わたしはロランス』や『それでも私は⽣きていく』の⼈気俳優メルヴィル・プポーが、最⾼に美しくて、最⾼に仲の悪い姉と弟を演じた、フランスの名匠アルノー・デプレシャン監督最新作。これまでも家族というモチーフを独特で卓越した視点でとらえてきたデプレシャン監督の新境地も感じられる、映画ファン必⾒の作品。
私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター
2023年9月15日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー
STORY
姉アリス(マリオン・コティヤール)は有名な舞台女優で、弟ルイ(メルヴィル・プポー)は詩人。アリスは演出家の夫との間に一人息子がいて、ルイは人里離れた山中で妻と暮らしている。何が理由だったかは、もうわからないけれど、二人はもうずっと憎みあい、顔も合わせていない。そんな二人が両親の突然の事故によって再会するのだが……。憎しみの出口はどこ?幸せな結末はある?
監督:アルノー・デプレシャン(『そして僕は恋をする』『クリスマス・ストーリー』)
出演:マリオン・コティヤール(『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』『アネット』)、メルヴィル・プポー(『わたしはロランス』『それでも私は生きていく』)、ゴルシフテ・ファラハニ(『パターソン』)、パトリック・ティムシット(『歓楽通り』)
原題:Frère et sœur 英語題:Brother and Sister|フランス|2022 年|110 分|シネマスコープ|5.1ch
字幕:磯尚太郎|字幕監修:松岡葉子|配給:ムヴィオラ
© 2022 Why Not Productions - Arte France Cinéma
本作は“French Cinema Season in Japan”の一環として、ユニフランスの支援を受けて公開されます
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