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ファスビンダー、リンクレーターが激賞するドイツの映画作家ウルリケ・オッティンガー 「ベルリン三部作」が8月19日(土)より公開。このたび、オッティンガー監督のメッセージ動画とオッティンガー作品への著名人からのコメントが解禁された。

『アル中女の肖像』
「素晴らしい“旅”になることを願っています」

「ニュー・ジャーマン・シネマ」の時代から精力的に作品を発表しながら、日本では紹介される機会が少なかったドイツの映画作家ウルリケ・オッティンガー。今夏、「ベルリン三部作」と呼ばれる『アル中女の肖像』(79)、『フリーク・オルランド』(81)、『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』(84)を一挙公開。『アル中女の肖像』と『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』は日本の劇場では初めてのロードショー、『フリーク・オルランド』は29年ぶりの劇場公開となる。

今回解禁されたのは、81歳となるウルリケ・オッティンガー監督から日本の観客へ向けられたメッセージ動画。今回デジタルリマスター版が上映される『フリーク・オルランド』が1994年に劇場公開されて以来、日本では目にする機会が少なかったオッティンガー作品。監督は日本で本格的に自作が公開されることに「素晴らしい“旅”になることを願っています」と笑顔を見せた。

また、事前に作品を鑑賞した著名人からのコメントも到着。漫画家の楠本まきは「40年の時を経てなお観るものを慄かせ、深い悦楽へといざなう。」と絶賛し、映画監督で映像作家の清原惟は「神話のように美しく残酷な世界は、オッティンガーだけが見せられる夢なのかもしれない。」とつづった。さらに同志社大学教授で今年『クィア・シネマ』(フィルムアート社)を上梓した菅野優香は「クィアでフェミニスト的だが、それらが決して交わることなく、互いを撹乱し合うのがオッティンガーの作品である。」と評した。

また日本や韓国のVOGUEやGQでクリエイティブ・ディレクターを25年間担当していたジーン・クレールは「『アル中女の肖像』において、「彼女」の衣装は華麗さとウィットで時代を特徴づけている。」と、オッティンガー作品にとって重要な衣装についてコメントを寄せた。ほか、遠藤倫子、北村道子、小島秀夫、中原昌也、四方田犬彦からもコメントが到着。著名人のコメント全文・一覧は以下にて。

フェミニズム映画やクィア映画の文脈で論じられるなど、従来の様々な規範を揺るがす先進性が再評価されているオッティンガー作品。「ベルリン三部作」は、物語の「わかりやすさ」をはねつけ打ち壊す過激さを持つ一方で、その映像は見ることの喜びへと誘うユーモアと美意識に溢れている。そして、冷戦下の西ドイツにおいて「ベルリンの壁」に分断された都市の荒廃した風景を捉えており、現在のベルリン、あるいは都市について考えるための歴史的な記録としても貴重なものである。生々しい知性と豊かで鋭い感性を備える3つの作品が、製作から40年余りの時を超えて、ついに映画館のスクリーンに現れる。

ウルリケ・オッティンガー 「ベルリン三部作」は8月19日(土)、渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー。

著名人からのコメント一覧(敬称略・五十音順)

無秩序で力強くて破壊的、常識を自由にブチ破っていくオッティンガーの世界。みたことのない光景、美しくて妖しい地獄めぐりに痺れまくる…好きです。私も己の鏡をバリバリと踏みつけて、この道を独りで行く。
遠藤倫子(zine「ORGASM」発行人)

クィアでフェミニスト的だが、それらが決して交わることなく、互いを撹乱し合うのがオッティンガーの作品である。節度を嫌い、常識を拒むこの異端の映画作家は、旅と変身をとおして未知の映画世界への扉をこじ開けてしまう。
菅野優香(同志社大学教授/『クィア・シネマ』著者)

ウルリケ・オッティンガーの類稀なる作品が日本にやって来た!
彼女の才能はいかにして開花したのか?それを知るには映画を観るしか方法はないのです。
北村道子(スタイリスト)

神話のように美しく残酷な世界は、オッティンガーだけが見せられる夢なのかもしれない。でもその中に、生身の人間たちが生きる切実さがあることに、時折気づかされる瞬間があって、その夢をよりいっそう美しくしているのだと思った。
清原惟(映画監督・映像作家)

綺麗は汚い、汚いは綺麗———
ヴァージニア・ウルフのフルイディティーが、オスカー・ワイルドのクィアネスが、壁崩壊前の西ベルリンでオッティンガーにより斯くも奇妙に精巧に紡ぎ直され、40年の時を経てなお観るものを慄かせ、深い悦楽へといざなう。
楠本まき(漫画家)

飲酒や喫煙がロックなサブカルだった70年代。ベルリンにやって来た名もなき女の奇行ともいえる“飲酒観光”。ファッション、メイク、カラー、冷戦下のベルリンの風景。ニューウェーヴなルックが、酔ってしまうほどに美しい。砕け散る彼女たちの”肖像“は、この現在(いま)にこそ響く。
小島秀夫(ゲームクリエイター)*『アル中女の肖像』へのコメント

『アル中女の肖像』において、「彼女」の衣装は華麗さとウィットで時代を特徴づけている。従来のシックに則っておらず、ニュアンスよりもディテールを重視し、誇張を美徳とするものである。
ジーン・クレール(クリエイティブ・ディレクター)

N.D.W(ノイエ・ドイチェ・ヴェレ)における『BLANK GENERATION』(1980、監督ウリ・ロンメル)みたいな作品てあるんですかね、と明石(政紀)さんに聞きたかったけど果たせないままになった。追悼の意味を込めて、オッティンガーの作品を見よう!
中原昌也(ミュージシャン、作家)

これはいったい何なのだ。欠落しているのはハーケンクロイツだけで、世界中のキッチュというキッチュが全集合している。世界は深さを喪失した。おもちゃ箱がひっくり返り、怪物たちの行進が始まった。
四方田犬彦(映画誌・比較文学)

作品情報

ウルリケ・オッティンガー「ベルリン三部作」
『アル中女の肖像』
『フリーク・オルランド』
『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』
2023年8月19日(土)渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー

『アル中女の肖像』 国内劇場初公開
1979年/西ドイツ/カラー/108分/原題:Bildnis einer Trinkerin/英題Ticket of No Return
監督・脚本・撮影・美術・ナレーション:ウルリケ・オッティンガー 音楽:ペーア・ラーベン 衣装:タベア・ブルーメンシャイン 歌:ニナ・ハーゲン
出演:タベア・ブルーメンシャイン、ルッツェ、マグダレーナ・モンテツマ、ニナ・ハーゲン、クルト・ラープ、フォルカー・シュペングラー、エディ・コンスタンティーヌ、ウルフ・ヴォステル、マーティン・キッペンバーガー

『フリーク・オルランド』
1981年/西ドイツ/カラー/127分/原題・英題:Freak Orlando
監督・脚本・撮影・美術:ウルリケ・オッティンガー 音楽:ヴェルヘルム・D.ジーベル 衣装:ヨルゲ・ヤラ
出演:マグダレーナ・モンテツマ、デルフィーヌ・セイリグ、ジャッキー・レイナル、アルベルト・ハインス、クラウディオ・パントーヤ、エディ・コンスタンティーヌ、フランカ・マニャーニ

『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』 国内劇場初公開
1984年/西ドイツ/カラー/151分/原題:Dorian Gray im Spiegel der Boulevardpresse/英題:Dorian Gray in the Mirror of the Yellow Press
監督・脚本・撮影・美術:ウルリケ・オッティンガー 音楽:ペーア・ラーベン、パトリシア・ユンガー
出演:ヴェルーシュカ・フォン・レーンドルフ、デルフィーヌ・セイリグ、タベア・ブルーメンシャイン、トーヨー・タナカ、イルム・ヘルマン、マグダレーナ・モンテツマ、バーバラ・ヴァレンティン

『アル中女の肖像』
Bildnis einer Trinkerin, Photo: Ulrike Ottinger © Ulrike Ottinger
『フリーク・オルランド』
Freak Orlando, Photo: Ulrike Ottinger © Ulrike Ottinger
『タブロイド紙が映したドリアン・グレイ』
Dorian Gray im Spiegel der Boulevardpresse, Photo: Ulrike Ottinger © Ulrike Ottinger

配給・宣伝:プンクテ 

公式サイト punkte00.com/ottinger-berlin/

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