本年度・第95回アカデミー賞の授賞式が日本時間で本日3月13日(月)に行われ、A24製作・配給、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作『ザ・ホエール』(4月7日公開)が主演男優賞(ブレンダン・フレイザー)、メイクアップ&ヘアスタイリング賞(エイドリアン・モロット)の2部門で受賞を果たした。ブレンダン・フレイザーは初ノミネートにして初受賞となった。

本作は、『ブラック・スワン』などの鬼才ダーレン・アロノフスキーとA24が贈る、異色の室内劇にしてヒューマンドラマ。恋人を亡くしたショックに打ちひしがれ、現実逃避をするように過食を繰り返し、272キロの巨体となったチャーリー(ブレンダン・フレイザー)。歩行器なしでは移動もままならず、病状の悪化で自身の死期が近いと悟った彼の、人生最期の5日間を描く。
第79回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映時より主演のブレンダン・フレイザー(『ハムナプトラ』シリーズ)の演技に絶賛の声が寄せられ、本年度アカデミー賞®にてついに主演男優賞を受賞。共演は、『ストレンジャー・シングス』シリーズなどで活躍目覚ましい若手女優セイディー・シンク、『ザ・メニュー』など話題作への出演が相次ぎ本作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされているホン・チャウ。
『レスラー』『ブラック・スワン』と主演俳優をアカデミー賞の場に引き上げてきた鬼才ダーレン・アロノフスキー監督。今回も、ハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたブレンダン・フレイザーが奇跡の大復活を遂げ、世界中で “ブレンダン旋風”を巻き起こしている。あわせて、ブレンダンの演技を支えたメイクアップ&ヘアスタイリング賞もアカデミー賞受賞を果たした。
『ザ・ホエール』は4月7日(金)TOHO シネマズ シャンテ他全国ロードショー。
ザ・ホエール
2023年4月7日(金)TOHO シネマズ シャンテ他全国ロードショー
STORY
ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが心不全の症状が悪化し、命の危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた…。
監督:ダーレン・アロノフスキー(『ブラック・スワン』『レスラー』)
原案・脚本:サム・D・ハンター
キャスト:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
【2022 年/アメリカ/英語/117 分/カラー/5.1ch/スタンダード/原題:The Whale/字幕翻訳:松浦美奈】PG12
© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
公式サイト whale-movie.jp