韓国の厳しい競争社会を背景に3人の男子高校生たちの変化する関係性と孤独を描く『夜間飛行』9月10日配信＆予告編解禁

競争が激しい韓国社会で生きる10代の若者たちの孤独と切なさを繊細に捉えた、イ＝ソン・ヒイル監督による映画『夜間飛行』が9月10日（日）からJAIHOにて日本初・独占配信。このたび予告編が解禁された。

中学生時代からの友人であるギウン、ヨンジュ、ギテク。3人は高校に進学するとその関係は元とは違うものとなっていく。ギウンは不良グループに属し、ギテクは“パンチングマシン”と呼ばれ校内で暴力をうけていた。密かにギウンに恋していたヨンジュは、ギウンへの愛を告白するのだが…。

今回解禁された予告編は、「学校は怪物を産む場所」という言葉通り、仲の良かった3人の男子高校生の関係性が、「学校」という閉ざされた空間の中で変化し、やがて少しずつ歪んでいく様子を切り取ったもの。

韓国の厳しい競争社会に疲れ、傷ついたギウン、ヨンジュが、2人だけの秘密の逃避行の中で、それまで不器用ながらもお互いの心の支えとなっていたことに気付き、静かにお互いの心を寄せていく様子を繊細に切り取ったシーンも必見。

監督は韓国ではタブー視扱いされた同性愛を真正面から扱い、日本でもヒットを記録した『後悔なんてしない』（2006）のイ＝ソン・ヒイル。本作では韓国の厳しい競争社会を背景に10代の若者たちの孤独を描き、2014年ベルリン国際映画祭パノラマ部門でプレミアとして、日本では第24回東京国際レズビアン & ゲイ映画祭（現レインボー・リール東京）で上映。このたびJAIHOにて日本独占初配信となる。