キャストが総出でダンスを踊る『メドゥーサ デラックス』クライマックスシーン映像解禁　監督緊急来日＆高橋ヨシキとの対談決定

気鋭の製作・配給会社A24が北米配給権を獲得し、世界中の映画祭でも話題を呼んだ驚異の英国発ワンショット・ミステリー『メドゥーサ デラックス』がいよいよ今週末10月14日（土）より全国順次公開。このたび、本編抜粋映像「ダンスシーン編」が解禁された。

本作は、年に一度のヘアコンテスト当日に、優勝候補と目されていたカリスマ美容師の変死体が発見され、色彩美と驚異のワンショットで事件の真相を追っていく英国発ゴシップ・ミステリー。監督・脚本は、新鋭トーマス・ハーディマン。美容師の親を持ち、美容院で育った異色の経歴の持ち主で、自身のルーツとしても特別な“髪”をテーマにしたマーダーミステリーを作り上げた。

本作が撮影されたのはビートルズの出身地として有名なリヴァプールの近く、北西イングランド、ランカシャー州のプレストンにあるプレストン・ギルドホール。

このたび解禁された本編抜粋映像は、本作に出演するキャストが総出でダンスを踊るシーン。容疑者11人全員がシルバーをモチーフにした煌びやかな衣装をまとい、アメリカの歌手ジョージ・マックレーによるディスコミュージック「Don’t you feel my love」（1979）に乗ってホールで踊る、映画のクライマックスシーンだ。

青野賢一（文筆家／DJ）も「終盤のカタルシスに感服した」とコメントを寄せたほか、内覧試写でも「ダンスシーンまで最高だった」「A24らしさ全開」などの感想が飛び出している。

監督は「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」などの日本のゲームや、レオス・カラックスやロバート・アルトマン、リチャード・リンクレイター、ケン・ラッセルなど多くのヨーロッパ映画から影響を受けてきたと話す。

そんな中で、本シーンはクレール・ドゥニ監督『美しき仕事』（1999）に登場するドニ・ラヴァンによるダンスシーンからインスパイアされたと話す。また「ダンスカルチャーが大好きなんだ。テクノミュージックがすごく好きで、それをどうやって映画に取り入れるのか工夫しました。伝統的なストーリーテリングの方法に縛られない作品作りに取り組みたい」と語っている。

本作は、FKAツイッグスら著名なミュージシャンに絶大な信頼がある若きエレクトロニックス音楽界の天才Koreless（コアレス）が楽曲を描き下ろし、ミステリーを盛り上げている。それだけではなく、こちらのダンスシーン以外にも、世界中で大ヒットしたジョージ・マックレーによるディスコミュージック「Rock your baby」（1974）のほか、英国のシンセポップデュオのペット・ショップ・ボーイズや、ジョバート・シンガーズなど、70～80年代の楽曲が効果的に使用されており、音楽も本作の見どころのひとつとなっている。

また今回、映画オリジナルTシャツの販売が決定。『君の名前で僕を呼んで』『燃ゆる女の肖像』『わたしは最悪。』などを手掛けてきたことでも知られるアートディレクター、石井勇一によって手掛けられた映画オリジナルTシャツ。ポスタービジュアルのアレンジで、容疑者のひとりで、美しい色彩のヘアスタイルをしたモデルの写真が大きく切り取られた写真が胸に大きくプリントされている。

さらに本作の公開にあわせて、トーマス・ハーディマン監督の緊急来日が決定。以下のスケジュールで、シアター・イメージフォーラムにて舞台挨拶が行われ、高橋ヨシキ（アートディレクター、映画ライター）との対談も予定されている。チケットは、オンライン＆劇場窓口にて発売中。

『メドゥーサ　デラックス』は10月14日（土）シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

トーマス・ハーディマン監督来日舞台挨拶

10月14日（土）
■12:15の回 上映終了後　監督登壇
■14:30の回 上映終了後　監督×高橋ヨシキ登壇
場所：シアター・イメージフォーラム