名匠ヴィム・ヴェンダース監督が役所広司を主演に迎えた『PERFECT DAYS』が絶賛公開中。このたび、本作で平山(役所広司)しか見えないホームレスを演じた田中泯のロング・インタビュー映像が解禁された。
『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、数々の傑作を世に送り出し続けてきた名匠ヴィム・ヴェンダース。本作は彼が長年リスペクトしてやまない役所広司を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員・平山の日々を描いた作品。
このたび解禁されたのは、ホームレスを演じた田中泯のインタビュー映像。平山という生き方、役所広司について、そして映画のなかで踊るということについて率直に語った。
まず、同じことの繰り返しの中に身を置いているように見える平山という男について「人が1日1日、生きてるってことをはっきりと見せてくれている」と説明。田中が「社会性」と呼ぶ、“観客が平山を自分と照らし合わせる時間”を持つことについて「(平山の)普通の日々の一瞬だけでも、それができちゃう」と、『PERFECT DAYS』の映像と役所の演技が持つパワーについて考える。
そしてその役所が魅せた、エンディングのとあるシーンについて「あの最後の顔は俳優にはできないはずです。顔の中から、裏側から変えている。そこが僕から言わせれば、役所広司という俳優の、俳優を超えた技術だと思う」と語り、自ら表現者として世界で活躍している田中ならではの深い洞察で、役所への絶賛が止まらない。

また、ヴェンダース監督が、カットをするのが惜しくてもう一つの短編「Some Body Comes into the Light」を作ったという、本作では多くはない自らの出演シーンにも触れた田中は、ヴェンダースに「あそこで踊ってくれ」と言われた瞬間を「一生忘れない」という。「踊りを、踊る奴があの場所にふっと現れて、いつ行ったら…そこにいたのか分からないような描き方をするっていうのは、もう言ってみれば現実的ではない訳ですよね。で、そのことがすごく嬉しかった」と、平山にしか見えないホームレスという役を得たこと、そして田中の踊りをリスペクトしているというヴェンダースの起用に対して喜びを語った。
『PERFECT DAYS』は絶賛公開中。
PERFECT DAYS
2023年12月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
STORY
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ヴィム・ヴェンダース、 高崎卓馬
製作:柳井康治
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
製作:MASTER MIND 配給:ビターズ・エンド
2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/スタンダード/124分/G
原題:『PERFECT DAYS』
邦題:『PERFECT DAYS』
© 2023 MASTER MIND Ltd.
公式サイト perfectdays-movie.jp




