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1966年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、日本でも大ヒットした『男と女』に主演したフランス女優アヌーク・エーメが6月18日、フランスの自宅で家族に見守られながら死去したことが、米メディア「バラエティ」などで報じられた。享年92。

Embassy Pictures (U.S.), Public domain, via Wikimedia Commons
『男と女』でヒロインを演じ、「アカデミー主演女優賞」にもノミネート

両親ともにユダヤ系の俳優だったが、第2次世界大戦中は疎開先ではその素性を隠して暮らしていた。戦後14歳の時スカウトされ、47年に映画デビュー。役名だったアヌークをそのまま芸名とした。

58年に出演した『モンパルナスの灯』でジェラール・フィリップが演じた画家モディリアーニの妻を演じ、注目される。続いてフェデリコ・フェリーニ監督のイタリア映画『甘い生活』(60)『81/2』(63)に出演して名を上げ、ジャック・ドゥミ監督の『ローラ』(61)などにも出演。

その後、クロード・ルルーシュと組んで、ジャン=ルイ・トランティニャンと共演した『男と女』の成功で世界的なスターになる。アメリカのゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞し、アカデミー賞でも同賞の候補になった。

Georges Biard, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, via Wikimedia Commons

一方私生活では49年に初めての結婚。翌年には離婚し、51年にギリシアの監督ニコ・パパタキスと再婚するが55年破局。次いで66年に『男と女』で一緒に仕事をした音楽家で俳優のピエール・バルーと結婚するが69年に別れ、70年に英国の人気俳優アルバート・フィニーと4度目の結婚。だが78年に離婚している。

私生活では波乱万丈だったが、女優としては『アレキサンドリア物語』(69)『愛よもう一度』(76)『Salto nel vuoto』(80、カンヌ国際映画祭女優賞)、『男と女Ⅱ』(86)『メランコリー』(93)『プレタポルテ』(94)『男と女、嘘つきな関係』(96)『フレンチなしあわせのみつけ方』(03)『男と女 人生最良の日々』(19)と晩年まで精力的に映画出演をこなした。02年にはセザール賞の名誉賞、03年にはベルリン国際映画祭の名誉金熊賞を受賞している。

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