第96回アカデミー賞®長編アニメーション映画賞ノミネートの快挙を成し遂げた『ロボット・ドリームズ』が全国公開中。このたび原作者サラ・バロン、パブロ・ベルヘル監督などが本作のテーマを紐解くメイキング映像が解禁された。
80年代のニューヨークを舞台にドッグとロボットとの友情を描く『ロボット・ドリームズ』。監督を務めたのはスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、切なくも温かい傑作として結実させた。さらにアース・ウインド & ファイアーの名曲「セプテンバー」が映画に彩りを添えている。
今回解禁された「テーマの考察」と題されたメイキング映像は、パブロ・ベルヘル監督が2010年に原作と出会い、「むさぼるように読んだ」と語るシーンからスタート。「ページをめくるごとに驚きがあり、最後には感動した」と、監督自身が原作に魅了された瞬間が語られる。

続いて登場するのは原作者のサラ・バロン。アメリカを代表するグラフィックノベル作家のひとりで、人間のように行動する動物たちを寓話的に描く。「本当に映画になるとは思わなかったわ!」と驚きを語り、“台詞のないアニメ映画化”という挑戦に驚いたことを明かしている。制作現場を訪れたサラは、監督と対話を重ね、グラフィックノベルでは描かれなかった新しい要素を取り入れることに了承。信頼を築きながら本作の新たな一面を引き出していった。
本作のテーマについて、パブロ監督は「友情や絆、そしてそのもろさ」だと述べ、「人間の絆も時に危ういものだからね」と付け加える。また「喪失を乗り越えることもテーマだ。人生の中で疎遠になった人や亡くなった人々も、記憶の中で私たちと共に生き続ける」と語り、“人生”という普遍的なテーマを丁寧に紐解く。

最後にパブロ監督は、「本作を見る人たちも誰であれ、思い出の歌や場所があると思うんだ。ニューヨークのような大都市に限らず、幼少期に夏を過ごした村とかね。観客の心を最後まで引きつけることを目指した」と熱いクリエイター魂を見せる。
このメイキング映像には、ほかにも制作秘話が満載。映画を観た人も、これから観る人にも必見の映像となっている。
『ロボット・ドリームズ』は新宿武蔵野館ほか全国の映画館にて公開中。
ロボット・ドリームズ
2024年11月8日(金) 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
STORY
ニューヨークで暮らす一人ぼっちのドッグ。ある夜、通販番組に惹きつけられたドッグは電話に手を伸ばす。後日届いた大きな箱を胸を躍らせながら開封し、部品を組み上げるとロボットが完成する。夏の煌めく陽気の下、ドッグとロボットは友情を深めてゆくが――。
監督・脚本:パブロ・ベルヘル
原作:サラ・バロン
アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
編集:フェルナンド・フランコ
アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス
音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ
2023年|スペイン・フランス|102分|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch|原題:ROBOT DREAMS|字幕翻訳:長岡理世
配給:クロックワークス
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