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北欧のスティーブン・キングとも称されるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの小説を映画化した北欧メランコリック・ホラー『アンデッド/愛しき者の不在』が1月17日(金)より全国公開。このたび、サラリーマンネタから時事ネタ、そして哲学的なテーマまでも描く唯一無二のギャグ漫画家しりあがり寿が本作のために描き下ろしたマンガが解禁された。また監督と原作者からはメッセージ動画が到着した。
本作は、亡くなった大切な人が、突如、アンデッド(生ける屍)となって戻ってきた3つの家族のハッピーエンドでは終わらないその先を、哀しさと切なさを漂わせて描く北欧発のホラー映画。死を通して愛や命の本質を問いかける本作と“死の虚無感”を描き続けたしりあがり寿とのコラボが実現し、描き下ろしマンガが完成した。
今回解禁となったイラストは、微かな心音を聞き取り、墓を掘り起こして連れ帰った幼い息子を心配する若き母と祖父の喜びと戸惑いが交錯する本作の重要なシーンを描いている。しりあがり寿は、「あえてギャグマンガのように死を描いてみました。監督に叱られないかな?」と少し不安げな感想を述べているが、アンデッドとなった幼子を必死に笑わせようとする祖父の姿は、しりあがり寿ならでは!「シンプルにして深いテーマ、静謐にして嵐のような葛藤。「生」をひたすら拡張する医学の先にある、これは20年先の未来のドキュメントかもしれない」とコメントしている。
また、動物を擬人化し、かわいさとダークさが混ざり合った作風が人気の画家ヒグチユウコからは、“映画館で見るべき作品”と称し、「美しい風景だけれど寒々しく、生き返った死者たちを思わせる虚無感を感じます。私たちはどこにも正解がないにせよ、常に迷いながら生きるんでしょう。涙を流して嗚咽しつつも声を押し殺したり、抑えた演技がより悲しみと愛情の強さを感じました」と本作へのコメントを寄せている。
そして、テア・ヴィスタンダル監督とヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストからは、日本の観客へメッセージ動画が到着。監督は、「日本の劇場で見ていただけることをとても誇らしく、この映画の原作者ヨンは『ぼくのエリ 200歳の少女』も手掛け、彼の作品はどれも素敵なので、本作もぜひ、お楽しみください」と呼び掛けている。
しりあがり寿のマンガは、1月3日よりヒューマントラストシネマ渋谷のチケットカウンター前 特大バナーにて見ることができる。
また『アンデッド/愛しき者の不在』入場者プレゼントの配布が決定。1月17日の公開日に劇場で鑑賞の方に、日本限定オリジナルデザイン/ブルー・ポストカードをプレゼントする(※限定数・無くなり次第終了/一部劇場を除く)。
『アンデッド/愛しき者の不在』は2025年1月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか公開。
著名人コメント
しりあがり寿(漫画家)
「生と死」「愛と恐怖」の間(はざま)を描く、凍りつくような98分。
シンプルにして深いテーマ、静謐にして嵐のような葛藤。
「生」をひたすら拡張する医学の先にある、これは20年先の未来のドキュメントかもしれない。
ヒグチユウコ(画家)
美しい風景だけれど寒々しく、生き返った死者たちを思わせる虚無感を感じます。
私たちはどこにも正解がないにせよ、常に迷いながら生きるんでしょう。
涙を流して嗚咽しつつも声を押し殺したり、抑えた演技がより悲しみと愛情の強さを感じました。
アンデッド/愛しき者の不在
2025年1月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか公開
STORY
現代のオスロ。息子を亡くしたばかりのアナ(レナーテ・レインスヴェ)とその父マーラー(ビヨーン・スンクェスト)は悲しみに暮れていた。墓地で微かな音を聞いたマーラーは墓を掘り起こし、埋められていた孫の身体を家に連れて帰る。鬱状態だったアナは生気を取り戻し、人目につかない山荘に親子で隠れ住む。しかし還ってきた最愛の息子は、瞬きや呼吸はするものの、全く言葉を発しない。そんなとき、招かれざる訪問者が山荘に現れる。そして同じ頃、別の家族のもとでも、悲劇と歓喜が訪れていた…。
原作・共同脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト 監督・共同脚本:テア・ヴィスタンダル
出演:レナーテ・レインスヴェ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ビヨーン・スンクェスト、ベンテ・ボシュン、バハール・パルス
2024年/ノルウェー・スウェーデン・ギリシャ/カラー/シネスコ/DCP上映/ノルウェー語・スウェーデン語・フランス語・ペルシャ語/98min
提供:東北新社 配給:東京テアトル
©MortenBrun
© 2024 Einar Film, Film i Väst, Zentropa Sweden, Filmiki Athens, E.R.T. S.A.
公式サイト www.undead-movie.jp
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