壮絶な残虐殺人描写が公開当時話題を呼んだフランス製スラッシャー・ムービー『ハイテンション』が4Kで復活し、『ハイテンション 4K』として6月6日(金)より全国順次公開。このたび、ホラー漫画家の巨匠・伊藤潤二、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの阪元裕吾監督、イラストライターの三留まゆみからコメントが到着した。また本作の公開を記念して「フレンチ・スプラッター オールナイト」の開催も決定した。

©2003 ALEXANDRE FILMS / EUROPACORP
『屋敷女 ノーカット完全版』
©2007 LA FABRIQUE DE FILMS BR FILMS
『ゴーストランドの惨劇』
©2017 -5656 FILMS -INCIDENT PRODUCTIONS -MARS FILMS -LOGICAL PICTURES
今回、著名人の追加コメントが到着。ホラー漫画家の巨匠・伊藤潤二は「ラストのあっと驚く意外な趣向が、この映画を独特なものにしていると思います」と本作の巧みな構成を絶賛。コメント一覧・全文は以下のとおり。
さらに本作 公開を記念し、「フレンチ・スプラッター オールナイト」が大阪、東京、名古屋と3都市で開催されることが決定。ファン垂涎、フレンチ・スプラッターの代表作『ハイテンション4K』、『屋敷女 ノーカット完全版』、『ゴーストランドの惨劇』の3作品が上映される。入場者全員に特製ミニポスター(B4サイズ)をプレゼント。
著名人コメント(敬称略、順不同)
正統的なスラッシャー映画の醍醐味がたっぷり詰め込まれているだけでなく、
ラストのあっと驚く意外な趣向が、この映画を独特なものにしていると思います。
しかもそのヒントが前半のいくつかのシーンに散りばめられていたことに気付いて、
その巧みなシナリオに唸りました。
伊藤潤二(ホラー漫画家)
これはすごい!!
スプラッターホラーを殆ど見ない僕でも、冒頭の叙述トリック(生首に〇〇〇させてたんかい!)から圧倒的に惹き込まれる!コントラストバキバキの絵に映えまくる!CGでは出せない温かみのある血飛沫!ここからあの傑作ワニ映画『クロール -凶暴領域- 』に繋がるのかと、感慨深くなりました!続けるもんですなあ!
阪元裕吾(映画監督/脚本家)
すべてにおいて容赦なし。暴走する愛情。飛び散る血しぶき。強引な展開も反則技もなんのその。アジャだから許す。アジャだからOK。われらがアジャの原点ここにあり。新世紀のフレンチホラーはここからはじまったのだ。壮絶な血まみれのラブストーリー(皆殺しの挽歌)に心して震えろ。
なんと今回は4Kで復活だ。あの興奮を4Kで、大スクリーンで、みんなで共有できるなんて! こんな日がくることを19年前の自分に教えてやりたい。長生きしてよかった!
三留まゆみ(イラストライター)
『ハイテンション4K』 公開記念 フレンチ・スプラッター オールナイト 詳細
【1】大阪
・日時:2025年5月30日(金)
・会場:シアターセブン
・チケット販売:2025年5月17日(土)正午
・料金:¥3,600均一
【2】東京
・日時:2025年6月6日(金)
・会場:池袋HUMAXシネマズ
・チケット販売:2025年5月17日(土)正午
・料金:¥3,600均一
【3】名古屋
・日時:2025年6月7日(土)
・会場:伏見ミリオン座
・チケット販売:2025年5月17日(土)18:00~
・料金:会員¥2,800/一般¥3,300
・上映作品
① 『ハイテンション4K』
(2003年・フランス/91分/原題:Haute Tension/R15+/キングレコード提供)
監督:アレクサンドル・アジャ/出演:セシル・ドゥ・フランス、マイウェン、フィリップ・ナオン
親友の実家に泊まることになったマリー。夜更け、突如謎の殺人鬼が現れ、惨劇の幕が切っておとされる!エクストリーム・ホラーの起点となった記念碑ホラーが4Kで復活!
② 『屋敷女 ノーカット完全版』
(2007年/フランス/83分/原題: A l'interieur/R18+/OSOREZONE提供)
監督:ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ/出演:ベアトリス・ダル、アリソン・パラディ、ニコラ・デュボシェル
凄絶な恐怖と戦慄が圧巻のフレンチホラー。クリスマス・イブの夜、出産間近の妊婦サラの家に、黒い服の髪の長い女が侵入し、巨大なハサミを手に襲いかかってくる。
③ 『ゴーストランドの惨劇』
(2018年/フランス・カナダ/91分/原題:Incident in a Ghostland/R15+/アルバトロス・フィルム提供)
監督:パスカル・ロジェ/出演:クリスタル・リード、アナスタシア・フィリップス、エミリア・ジョーンズ、テイラー・ヒックソン
『マーターズ』(08)の鬼才パスカル・ロジェが放つ、映画史上最も不快なトラウマ映画。姉と妹。過去と未来。事実と虚構。全ての“対比”に巧妙な罠が張り巡らされる。
※①②③上映時間計:265分/R18+ ※18歳未満の方はご入場できません。
・登壇ゲスト:小林真里(映画評論家/映画監督) ※東京のみ
・入場者全員に「特製ミニポスター(B4ヨコサイズ)」をプレゼント!
・詳細は各劇場HPをご確認ください。
ハイテンション 4K
2025年6月6日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
STORY
女子大生のマリーは親友のアレックスとともに、彼女の実家に車を走らせる。2人は都会の喧騒を逃れ、静かな田舎で試験勉強に励む予定だった。夜遅くにようやくアレックスの実家に到着した2人だったが、その直後、トラックに乗った謎の中年男が玄関先に現われ、手にした刃物でアレックスの両親と弟を次々と惨殺する。物陰に隠れ、必死で息を潜めるマリー。ところが、今度はアレックスが殺人鬼に捕まり、トラックで連れ去られてしまう…。
監督・脚本:アレクサンドル・アジャ/撮影:マキシム・アレクサンドル/美術:グレゴリー・ルヴァスール/特殊メイク:ジャンネット・デ・ロッシ/音楽:フランソワ・ウード
出演:セシル・ドゥ・フランス/マイウェン/フィリップ・ナオン/フランク・カルフン/アンドレイ・フィンティ/ワーナ・ペリーア
2003年/フランス/ホラー/91分/ビスタサイズ/5.1ch/R15+ 提供・配給:キングレコード
©2003 ALEXANDRE FILMS / EUROPACORP
公式サイト hightension4k.jp
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