誰もが口ずさめる「ミッション:インポッシブル」(テレビ「スパイ大作戦」)、『燃えよドラゴン」のテーマ曲を作った映画音楽作曲家ラロ・シフリンが6月26日、肺炎の合併症で亡くなったことを遺族が明かした。享年93。

1932年アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれのシフリンは、大学でクラシックを学び、パリに留学。そこでジャズと出会い、ディジー・ガレスピーやクィンシー・ジョーンズの楽団に参加。所属していたレコード会社がMGMの子会社だったため、映画の作曲をすることになりハリウッドに移住した。
60年代初めから活躍し、特にテレビシリーズ「スパイ大作さらに戦」のテーマ曲がヒット。映画でも『暴力脱獄』(67)で初めてアカデミー賞作曲賞候補になった。アカデミー賞には生涯で6回候補となったが、受賞に至らず、19年に名誉賞を受賞している。
さらに『ブリット』(68)『ダーティハリー』(71)『ダーティハリー2』(73)などを経て『燃えよドラゴン』(73)ではオリエンタルテイストを加えたシンセサイザーでの作曲も披露。『さすらいの航海』(76)『ジェットローラー・コースター』(77)『悪魔の棲む家』(79)『コンペティション』(80)『ダーティハリー4』(83)などヒット作の音楽を次々担当し、90年代にも「スパイ大作戦」の映画版『ミッション:インポッシブル』(96)公開で再注目され、『ラッシュアワー』(98)などを手掛けた。
グラミー賞は4回受賞。クラシック音楽の指揮者、作曲家としても活躍し、3大テノール(ルチアーノ・パバロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス)のツアーにも参加している。
Source:Variety




