『ゴッドファーザー』シリーズ、『地獄の黙示録』ほか数々の傑作を生みだしてきた巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、構想40年、約186億円もの私財を投じ、幾度となる困難を乗り越えついに完成させた最新作で今夏全国劇場スマッシュヒットとなった映画『メガロポリス』が12月24日(水)にBlu-ray発売&デジタル配信開始となることが決定した。

本作は、 『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』など数々の名作を生み出してきたフランシス・フォード・コッポラ監督が、1980年代より温め続け、40年もの長い年月を経てついに完成させた、監督作としては14年ぶりとなる最新作。
コッポラ自身の私財1億2000万ドル(約186億円)を投じ、かつて『地獄の黙示録』で“地獄”を描いたコッポラが、理想都市「メガロポリス」を通じて未来への“希望”を描く、壮大かつ圧倒的なスケールと世界観のSF一大叙事詩となっている。
キャストは、主演のアダム・ドライバーほか、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、シャイア・ラブーフ、ジョン・ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマンら超豪華名優陣が集結。コッポラの夢であり、野望・悲願とも言える本作に、鮮やかな彩りを添え、眩しい輝きを与えた。

今回Blu-ray発売&デジタル配信開始にあたり日本語吹替版を制作。諏訪部順一、内田直哉、久保ユリカ、日野 聡、大塚芳忠ほか、映画のキャスト同様に超豪華声優陣集結となった。また、Blu-rayには約47分の映像特典を収録、28pのブックレットが封入される。
本作は、コッポラが幼少期に観た H.G.ウェルズ原作の映画『来るべき世界』より着想を得て、1980年代より脚本を構想。2001年にはニューヨークで台本読み合わせを実施した。そこには、ロバート・デ・ニーロ、ポール・ニューマン、レオナルド・ディカプリオ、ユマ・サーマン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ラッセル・クロウなど名優たちが参加した。撮影準備を進めていたが、同年ニューヨークで9月11日の悲劇が起こり、企画は中断となった。
2007年には支援も途絶え、一度は断念の危機に立たされた。しかしコッポラは決して諦めなかった。その理由として、「この作品は私の中でまだ孵化し続けていた。というのも、私は作り方を知らない映画を作るのが好きだからだ。作り方を知らなければ、映画が作り方を教えてくれる。それに耳を傾けると、とてもエキサイティングなんだ」と語っている。そして約300回にも及ぶ脚本の書き直しを経て、ついに2021年、彼は自身のワイナリーの一部を手放し、私財1億2000万ドル(約186億円)を投じて映画製作を再始動。85歳になる今、まさに人生を賭けた渾身の一作を作り上げたのだ。
本作の舞台は、富裕層と貧困層の格差が社会問題化したアメリカ共和国の大都市ニューローマ。古代ローマの叙事詩を現代のアメリカと重ね合わせたことについて、コッポラ監督は「アメリカが共和制ローマの再来であることは明らかだ。ニューヨークに行けば、ローマ時代の建物で埋め尽くされていることに気づかされるだろう。私の意図は、古代ローマを模倣した現代のニューヨークを舞台にしたローマ叙事詩を書くことだった」と語っている。
そんな記念すべき超大作に集まった俳優たちも超一流。天才建築家の主人公・カエサル・カティリナを演じるのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でカイロ・レンを演じ注目を浴び、『マリッジ・ストーリー』では、アカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、高い演技力が評価されているアダム・ドライバー。またカエサルと対立する新市長フランクリン・キケロには、『ドゥ・ザ・ライト・シング』『マルコム X』などスパイク・リー作品に多数出演し、最近では『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』でヴィランのサイドワインダーを演じたジャンカルロ・エスポジート、キケロの娘・ジュリアを「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズや『ワイルド・スピード』シリーズなどに出演するナタリー・エマニュエル。そのほかにも、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマンなど超豪華、かつ実力派俳優たちが脇を固める。
2024年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映され、上映後には鳴り止まぬほどのスタンディングオベーションを浴び、世界中で話題騒然となった。様々な意見が飛び交う中、「映画とその無限の可能性に興奮し続ける映画作家の作品」(The New York Times)、「『メガロポリス』は映画である以上に体験であり、体験として忘れがたい」(Detroit News)と絶賛の声が多く寄せられた。
メガロポリス
Blu-ray発売日:2025年12月24日 (水)
●『メガロポリス』 スペシャルエディション(Blu-ray)
価格:8,250円(税込) 品番:SHBR-0796 発売元:ハーク/販売元:松竹
◇映像特典
・「構想40年の道のり」 ・「クランクアップ」
・「ユートピアと対話」 ・「イントロダクション」
※映像特典音声は2.0ch ステレオ
・予告編(本国版・日本版)
◇封入特典 ブックレット(28P)
◇外装特典 特製ケース
収録分数:本編:約138分 + 映像特典:約47分
画面サイズ:16:9 ユニビジウム 〔1080p/Hi-Def〕
音声:①(オリジナル)英語 DTS-HD Master Audio™ 5.1chサラウンド
②(吹替)日本語 DTS-HD Master Audio™ 5.1chサラウンド
※声の出演:諏訪部順一、内田直哉、久保ユリカ、杏寺円花、日野 聡、樋浦 勉、
大塚芳忠、長谷部香苗、山口 恵、小林さとみ、野島昭生、田所あずさ
字幕:①日本語 ②吹替用日本語
2024年/アメリカ/英語/138分/カラー/原題:Megalopolis
日本劇場公開:2025年6月20日 配給:ハーク、松竹 提供:ハーク、松竹
監督・脚本・製作:フランシス・フォード・コッポラ
出演(日本語吹替 声の出演):
アダム·ドライバー(諏訪部順一)、ジャンカルロ·エスポジート(内田直哉)
ナタリー·エマニュエル(久保ユリカ)、オーブリー·ブラザ(杏寺円花)、シャイア·ラブーフ(日野 聡)
ジョン·ヴォイト(樋浦 勉)、ローレンス·フィッシュバーン(大塚芳忠)、タリア·シャイア(長谷部香苗)
ジェイソン·シュワルツマン(山口 恵)、キャスリン·ハンター(小林さとみ)
ダスティン・ホフマン(野島昭生)
グレース・ヴァンダーウォール(田所あずさ)
© 2024 Caesar Film LLC All Rights Reserved.
この記事が気に入ったらフォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow WEEKEND CINEMA