『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー監督最新作『センチメンタル・バリュー』が2026年2月20日(金)より全国公開。このたび、本予告映像が解禁された。さらにヨアキム・トリアー監督からメッセージ映像も到着した。
本作は先日ローンチが発表されたギャガ株式会社新設のアートハウス映画レーベル「NOROSHI」の第一弾作品。2025年、第78回カンヌ国際映画祭で本映画祭最長19分間に及ぶ圧巻のスタンディングオベーションで会場を沸かせ、最大の熱狂を巻き起こし、堂々のグランプリ受賞。本年度アカデミー賞ノルウェー代表作品に選出のほか、本賞各部門でもフロントランナーとの呼び声も高い。本作を手がけたのは、日本でも大ヒットを記録した『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー。 同作で恋愛と人生の選択を、リアルに、共感たっぷりに描いた監督が次なるテーマに選んだのは——愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみ。
現在北米ではNEON配給にて大ヒットを記録、そして先日米国時間12月8日に発表された第83回ゴールデングローブ賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、非英語作品賞のほか、主演女優賞(レナーテ・レインスヴェ)、助演男優賞(ステラン・スカルスガルド)、そして助演女優賞からはインガ・イブスドッテル・リッレオースとエル・ファニングのWノミネートと、メインキャスト全員がノミネートされ「ワン・バトル・アフター・アナザー」に次ぐ主要部門7部門、計8ノミネートを果たした。さらには第98回アカデミー賞®において、キャスティング賞、撮影賞、国際長編映画賞のショートリストに選出。オスカー賞レースのフロントランナーをひた走り、益々受賞圏内と期待が一層高まっている。

このたび解禁されたのは本予告映像。俳優ノーラ(レナーテ・レインスヴェ)の前に現れたのは、かつて自分と家族を捨てて以来、長く音信不通だった映画監督の父・グスタヴ(ステラン・スカルスガルド)。突然の再会とともに差し出されたのは、「お前のために書いた」という新作映画の主役オファー。「今さら関わらないで」――ノーラが父を突き放すその瞬間から、“こわれた親子”の物語は動き出す。
やがてグスタヴは、ノーラの代役としてアメリカ人人気スターのレイチェル(エル・ファニング)を抜擢。かつて家族の思い出が詰まった実家で撮影を行うため、ロケハンにレイチェルを連れてくる。その出来事が、ノーラに再び父への想いと向き合うことを強いる。
許しがたい父への感情。しかし、憎しみに囚われて前に進めない自分自身もまた許せない――。「私だけ失敗作」と妹のアグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)に告白、姉妹が抱き合うシークエンスは胸を締めつける。
「受け入れたいのに、許せない」。親子だからこそ割り切れない思いを抱えるノーラと、映画を通して想いを伝えようとするグスタヴ。その間に絡み合うレイチェル、そしてアグネス。4人それぞれの感情が交錯していく。
さらには、第83回ゴールデングローブ賞で監督賞と脚本賞にノミネートされたヨアキム・トリアー監督から、日本の観客に向けたメッセージも到着。「こんにちは」と日本語の挨拶から始まり、「『センチメンタル・バリュー』が日本公開されるとのこと、とても嬉しいです。是非、劇場で観ていただきたいです。深い家族の物語なのですが、大きいスクリーンで観ていただくのが一番だと思います。どうぞ、ご覧ください。」と、日本での劇場公開を喜ぶメッセージとなっている。
あまりに不器用でこじれた父娘に共感し、たどり着く結末に世界が唸った家族ドラマの到達点。観る者誰もの “代えがたい”1本になる、2026年必見の注目作。
まとめ(注目ポイント)
- 『センチメンタル・バリュー』2026年2月20日(金)より全国公開『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー監督最新作が、ギャガの新レーベル「NOROSHI」第1弾として公開される。
- カンヌ映画祭グランプリ受賞&米賞レースを席巻第83回ゴールデングローブ賞では主要7部門計8ノミネートを果たし、アカデミー賞複数部門のショートリストにも選出。
- 不器用な父娘の葛藤を描く本予告映像が解禁ステラン・スカルスガルド演じる監督の父と、レナーテ・レインスヴェ演じる娘による愛憎入り混じる物語が切り取られている。
- ヨアキム・トリアー監督のメッセージも到着「劇場で観ていただきたい」と日本の観客に向けた言葉や、日本語での挨拶を収めた特別映像が公開された。
センチメンタル・バリュー
2026年2月20日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
STORY
オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び息子と穏やかに暮らす妹アグネス。そこへ幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが現れる。自身15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演を娘に依頼するためだった。怒りと失望をいまだ抱えるノーラは、その申し出をきっぱりと拒絶する。ほどなくして、代役にはアメリカの人気若手スター、レイチェルが抜擢。さらに撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知り、ノーラの心に再び抑えきれない感情が芽生えていく──。
監督:ヨアキム・トリアー 『わたしは最悪。』
脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
英題:SENTIMENTAL VALUE/2025年/ノルウェー/カラー/ビスタ/5.1ch/133分/字幕翻訳:吉川美奈子/レーティング:G
配給:NOROSHI ギャガ
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