第98回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞ショートリスト選出作品で、『π』『ブラック・スワン』や『ザ・ホエール』で知られる鬼才ダーレン・アロノフスキーがプロデュース、ブランドン・クレーマーが監督を務める『ホールディング・リアット』が3月7日(土)より全国順次公開。このたび予告編が解禁された。
本作は、2023年10月7日にガザ地区からイスラエルに侵入したハマスに人質として拉致された夫婦を生還させるために奔走する家族に焦点を当てている。人質夫婦と遠い親戚という関係性からクレーマー監督たちはプライベートな空間にカメラを入れて撮影することに成功している。

2023年10月7日の朝、ガザ地区との境界から2km足らずの場所にあるイスラエル南西部のキブツ(農業共同体)、ニールオズがガザから侵入したハマスの武装勢力に襲撃される。住民およそ400人のうち、4分の1が殺害されるか人質となるという壊滅的な被害を受け、リアット・ベイニン・アツィリと夫アヴィヴもガザへと連れ去られる。

父イェフダら家族は、2人を救うため必死の行動を開始する。リアットがアメリカ国籍を持つことから、イェフダは人質解放を求め、バイデン政権に働きかける代表団の一員として訪米する。しかしそこで、人質家族の存在が、イスラエル政府による戦争継続の「理由」として利用されている現実を知り、愕然とする。愛する家族の安全な帰還を切望する切実な視点を軸に、政治、歴史、分断された価値観が交錯する本作は、イスラエル・パレスチナ問題に多層的な視座をもたらすドキュメンタリーとして話題を呼んでいる。

このたび解禁された予告編では、ハマスに人質として連れ去られた娘のリアット夫婦を取り戻すために訪米し、政治家やマスコミに訴える家族の姿が映し出される。またリアットの父によるイスラエルのネタニヤフ首相批判やパレスチナ人との共存を訴える発言を巡り、交錯する家族の価値観を伝え、複雑なイスラエル・パレスチナ問題を当事者家族の視点で生々しくリアルに伝える内容となっている。

まとめ(注目ポイント)
- 『ホールディング・リアット』3月7日(土)より全国順次公開第98回アカデミー賞ショートリスト選出。ダーレン・アロノフスキー製作のドキュメンタリー映画。
- ハマス拘束の人質家族による救出劇を記録2023年10月7日に拉致された夫婦を救うため奔走する家族に密着。監督が親戚という関係性から、内部のプライベートな空間での撮影に成功。
- 予告編解禁、家族間の“分断”を映し出すバイデン政権への働きかけやネタニヤフ政権批判など、人質奪還を巡り交錯する家族の価値観と、政治利用される現実を生々しく描写。
ホールディング・リアット
2026年3月7日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
監督:ブランドン・クレーマー
プロデューサー:ランス・クレーマー 、ダーレン・アロノフスキー他
登場人物:リアット・ベイニン・アツィリ、イェフダ・ベイニン、ジョエル・ベイニン他
制作:プロトゾア・ピクチャーズ、メリディアン・ヒル・ピクチャーズ
配給:ユナイテッドピープル
97分/アメリカ/2025年/ドキュメンタリー
©Meridian Hill Pictures




