フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダールなどフランス映画の名匠たちに愛され、国際的にも活躍したナタリー・バイが2026年4月17日、パリの自宅でレビー小体病のため死去したことを家族が明かした。享年77。

パリのコンセルバトワールで演技を学び、1972年に映画デビュー。73年にトリュフォー監督の『アメリカの夜』に出演し、同監督とは『恋愛日記』(77)『緑色の部屋』(78)でもコンビを組んだ。続いてゴダール監督には『勝手に逃げろ/人生』(79=セザール賞助演女優賞受賞)『ゴダールの探偵』(85)で起用されている。
80年代はさらに『愛しきは、女/ラ・バランス』(83=セザール賞主演女優賞受賞)、『真夜中のミラージュ』(84)、『ハネムーン・キラー』(85)、『夏に抱かれて』(87)などで若き実力派として活躍した。
また、スティーヴン・スピルバーグ監督の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)では主人公の母親役を演じ、近年は『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』(22)で先代モンミライユ侯爵夫人を演じるなど、ハリウッドや英国作品でも存在感を放った。
ほかに『セ・ラ・ヴィ』(90)『ザ・マシーン/私のなかの殺人者』(94)『パパラッチ』(98)『バルニーのちょっとした心配事』(00)『悪の華』(03)『わたしはロランス』(12)『たかが世界の終わり』(16)『オートクチュール』(21)など多数の出演作で息の長い俳優活動を続けた。
私生活では俳優フィリップ・レオタールと交際した後、人気歌手ジョニー・アリディと恋愛関係になり、現在は女優として活動するローラ・スメットを出産した。
Source:Variety




