ケイト・ブランシェット主演、リチャード・リンクレイター監督の話題作『バーナデット ママは行方不明』が9月22日(金)より全国公開。このたび、主人公バーナデットの夫エルジーを演じたビリー・クラダップのインタビューが到着。初タッグを組んだリチャード・リンクレイター監督の印象や、自身の役柄などについて語った。またメイキング写真2点も解禁された。

本作は『6才のボクが、大人になるまで。』がアカデミー賞6部門にノミネートされ、映画ファンに愛されるヒットメーカー、リチャード・リンクレイター監督待望の新作。リンクレイターが今回映画化したのは、2012年に出版されニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに約1年間リスト入りした、アメリカの作家マリア・センプルによる小説「バーナデットをさがせ!」(彩流社より発売中)。主人公バーナデットを演じるのはオスカー俳優、ケイト・ブランシェット。『ブルージャスミン』『キャロル』『オーシャンズ8』『TAR/ター』など多岐にわたるジャンルで幅広いキャラクターの主人公を演じてきたブランシェットは、元々原作の大ファンでバーナデット役を熱望。破天荒で常識を超えた言動に走る主人公バーナデットを、チャーミングで憎めない人物に作り上げた。
このたび解禁されたのは、ケイト・ブランシェット演じる天才カリスマ建築士バーナデットの夫で、一流IT企業に勤めるエルジー役を演じたビリー・クラダップのインタビュー映像。夫エルジーという役については「バーナデットに何が起こっているのか彼には理解できなかった。彼女は明らかに奇妙な言動をしていたけど、自分たちでなんとかできると思っていたんだ。彼は良い仕事をすること、我慢することが父親にできることだと考えていて、家族が彼を迎え入れてくれるのならばいつでも家族のもとへ行く準備ができている」と語る。
またバーナデットについては、「バーナデットは、彼女自体が創造性で建築界の革新の源だから、大人として生活を管理するのが難しい。彼女は娘が産まれてから13年間仕事のない人生を送ってきた。創作に対するエネルギーは彼女の人間性を歪め、人間嫌いの突拍子のない人間になった。エルジーにとっても近寄りがたくなり、人間関係は娘との関係のみになった」と解説。
リチャード・リンクレイター監督については「彼は魅力的な監督だよ。自分の道を生きているんだ。一緒に作り上げることに力を入れそこに忍耐を持っている。関わる人々が皆、最高のレベルで仕事ができるようにするため、特定のテンポを決めていない。もしそれを理解できたなら感謝しなくてはならない。それが最高の贈り物なんだから」と、尊敬の念を込め、締め括った。
『バーナデット ママは行方不明』は9月22日(金)新宿ピカデリーほかにて全国公開。


バーナデット ママは行方不明
2023年9月22日(金)新宿ピカデリーほかにて全国公開
STORY
シアトルに暮らす主婦のバーナデット(ケイト・ブランシェット)。夫のエルジー(ビリー・クラダップ)は一流IT企業に勤め、娘のビー(エマ・ネルソン)とは親友のような関係で、幸せな毎日を送っているように見えた。だが、バーナデットは極度の人間嫌いで、隣人やママ友たちとうまく付き合えない。かつて天才建築家としてもてはやされたが、夢を諦めた過去があった。日に日に息苦しさが募る中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは、忽然と姿を消す。彼女が向かった先、それは南極だった──!
監督・脚本:リチャード・リンクレイター 脚本:ホリー・ジェント、ヴィンス・パルモ
出演:ケイト・ブランシェット、ビリー・クラダップ、エマ・ネルソン、クリステン・ウィグ
2019年/アメリカ/英語/カラー/ビスタ/108分/ 原題:Where’d You Go, Bernadette /日本語字幕:石田泰子
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
Wilson Webb / Annapurna Pictures
© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
公式サイト longride.jp/bernadette/