エドワード・ヤン監督の長編デビュー作『海辺の一日 4Kレストア』が7月10日(金)より全国公開。このたび、本作の撮影監督であるクリストファー・ドイルから日本のファンにむけてメッセージ動画が到着、さらに日本版ビジュアルを手掛けた岡本太玖斗によるオルタナティブ・ビジュアル16点が公開された。
1983年に発表された本作は、『恐怖分子』『牯嶺街少年殺人事件』『ヤンヤン 夏の想い出』へと至るエドワード・ヤンの長編デビュー作であると同時に、後にウォン・カーウァイ作品などを通じて世界的撮影監督となるクリストファー・ドイルの長編デビュー作でもある。世界映画史を導いていく二人の才能、その出発点にして、これまで限られた機会にしか触れることのできなかった“伝説の傑作”が、ついに日本で初めて一般劇場公開される。同監督作品の『恐怖分子 デジタルリマスター』も8月21日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて公開されることも決定している。
撮影監督・クリストファー・ドイルは到着したメッセージ動画にて「『海辺の一日』が公開されることを大変嬉しく思います。撮影監督として初めて手掛けた映画でありエドワード・ヤンにとっても長編初監督作です」と日本のファンに向けて語りかけ、「私たち二人にとってとても特別な作品なのです」と明かした。
作品については「男女の関係を異なる視点から描いた一人の女性の物語です。同時に若者たちの物語でもあります」とし、「当時私たちはそれまでの映画にはない形で何かを伝える必要があると感じていました。だからこそ私たちにとってとても個人的な映画なのです」と40年以上前に撮影した本作について思いを馳せた。
また、日本版ビジュアルを手掛けた岡本太玖斗によるオルタナティブ・ビジュアル16点が公開された。シルヴィア・チャン演じる佳莉(ジャーリィ)や、同級生の徳偉(ドゥウェイ)、佳莉の兄の元恋人・蔚青(ウェイチン)ら登場人物たちが確認でき、海辺に漂うような若者たちの姿を色あせずエモーショナルに映し出している。
















都内公開劇場(Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、角川シネマ有楽町、シネマート新宿)では、入場者特典として、岡本太玖斗によるオルタナティブ・ビジュアルから4種類をセレクトした特製ポストカードの配布が決定。1週目・2週目でそれぞれ異なる2種類セットを配布する。いずれも数量限定、なくなり次第終了となる。

さらに岡本太玖斗によるデザインのトートバッグが都内公開劇場(Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、角川シネマ有楽町、シネマート新宿)と、奥渋谷にある本屋・SPBS、Filmarks Storeにて、『海辺の一日 4Kレストア』公式グッズとして数量限定での販売を予定している。

7月4日(土)にはゲストに映画監督の行定勲監督と映画ライターの森直人を迎え、公開記念トークショーが実施される。エドワード・ヤンの長編デビュー作である本作をめぐり、その魅力はもちろん、エドワード・ヤンという映画作家そのものについてや、行定監督が、エドワード・ヤンの傑作『牯嶺街少年殺人事件』の撮影現場に当時立ち会っていたという、貴重な体験についても存分に語る予定。
まとめ(注目ポイント)
- 『海辺の一日 4Kレストア』7月10日公開エドワード・ヤンの長編デビュー作が4Kレストア版として日本で初の一般劇場公開。
- クリストファー・ドイルのメッセージ動画長編デビュー作への思いを日本の観客へ向けて語る内容。
- オルタナティブ・ビジュアル16点公開岡本太玖斗が手掛けたビジュアルを公開。ポストカード特典やトートバッグ販売も実施。
- 『恐怖分子 デジタルリマスター』公開決定エドワード・ヤン監督作『恐怖分子 デジタルリマスター』が8月21日より全国順次公開。
海辺の一日 4Kレストア
2026年7月10日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、角川シネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国公開
恐怖分子 デジタルリマスター
2026年8月21日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
『海辺の一日 4Kレストア』
SYNOPSIS|あらすじ
佳莉(ジャーリィ/シルヴィア・チャン)は、小さな町の医師の娘として、親への服従を重んじる伝統的な価値観のもとで育った。父の権威に逆らえず、愛を失っていく兄・佳森(ジャーセン/ミンシ・アン・ツォー)の姿は、彼女に深い衝撃を与える。やがて佳莉は、父が望む結婚を拒み、同級生の徳偉(ドゥウェイ/デヴィッド・マオ)との結婚を選んで家を出る。一方、佳森の元恋人である蔚青(ウェイチン/フー・インモン)は、留学先のオーストリアから帰国した才能あるピアニストとして活躍していた。佳莉の自由な決断に憧れを抱いていた彼女だったが、佳莉の結婚生活は、次第に理想とかけ離れたものになっていく。
ある日、佳莉は警察に呼び出され、海辺へ向かうことになる。そこで彼女は、夫との歳月、自分が選んできた人生、そして見ないふりをしてきた感情と向き合い始める。過去をたどるなかで、彼女の中に封じ込められていた時間が、少しずつ姿を現していく。
1983年|台湾|カラー|167 分
監督:エドワード・ヤン/脚本:エドワード・ヤン、ウー・ニェンツェン/撮影:クリストファー・ドイル、チャン・ホイゴン/編集:リャオ・チンソン/録音:ドゥ・ドゥチー/出演:シルヴィア・チャン、フー・インモン、マオ・シュエウェイほか
提供:JAIHO 配給:TWIN 配給宣伝:グッチーズ・フリースクール
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『恐怖分子 デジタルリマスター』
SYNOPSIS|あらすじ
80年代半ばの台北。街で起きた銃撃事件を偶然撮影した若い写真家は、その現場から逃げ出した少女の姿をカメラに収める。一方、医師の夫と暮らす女性作家は、新作の執筆に行き詰まり、夫とのあいだにも微かな亀裂を抱えていた。出版社に勤める元恋人、事件を追う刑事、街を漂う若者たち――無関係に見える人々の人生は、あるいたずら電話をきっかけに、思いもよらないかたちで少しずつ結びついていく。誰かの孤独、誰かの嘘、誰かの欲望。ささいな選択や偶然のすれ違いは、やがてそれぞれの関係に見えないひずみを生み、日常の奥に潜んでいた不穏を浮かび上がらせていく。交わるはずのなかった人々の運命は、静かに、しかし確実に絡み合い、やがて取り返しのつかない地点へと向かっていく。
1986年|香港・台湾|カラー|109 分
監督・共同脚本:エドワード・ヤン/共同脚本:シャオ・イエー/編集:リャオ・チンソン/録音 ドゥ・ドゥーチー/主題曲演唱:ツァイ・チン/出演:コラ・ミャオ、リー・リーチュン、チン・シーチェ、クー・パオミン
提供:JAIHO 配給:TWIN 配給宣伝:グッチーズ・フリースクール
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