フィンランドを代表するロックミュージシャンであり、グラフィックデザイナー・作家としても活躍するマルチアーティスト、ヘッラ・ウルッポの長編監督デビュー作にして、アキ・カウリスマキが“超現実主義のマスターピース”と絶賛した北欧発のモノクロームSF『クロノス・カイロス』が、2026年9月11日(金)より公開されることが決定した。あわせて予告編、ポスタービジュアル、舞台挨拶情報が解禁された。
フィンランドの小さな町カルッキラに、「キノ・ライカ」という映画館がある。映画監督アキ・カウリスマキと、作家ミカ・ラッティが共同で営む、映画好きの集う場所だ。そのミカ・ラッティが、今度は自ら映画の作り手として、一本の作品を世に送り出した。製作と共同脚本を務めた『クロノス・カイロス』である。

監督を務めるのは、フィンランドを代表するロックミュージシャンであり、グラフィックデザイナーや作家としても知られるヘッラ・ウルッポ。数十本のミュージックビデオ制作で培った独自の映像感覚を携え、本作で長編映画監督デビューを果たした。

監督自身の体験から生まれた、離婚と喪失、孤独、そして再生の物語。黒白の映像美とブラックユーモアが交錯する、北欧発のシュールレアリズムである。

今回解禁された本ビジュアルは、物語の随所に登場する球体と人物を、魚眼レンズ的な加工によって一つの画面に凝縮している。歪んだ球面のなかに人物を配した構図は視点そのものを揺さぶり、観る者を非日常の感覚へと誘う。
あわせて、荒野のテーブルで向かい合う場面は、本作のアートフィルムとしての性格をもっとも象徴的に表す一場面である。これら二つのイメージを重ね合わせることで、言葉では語り尽くせない本作の世界観を、一枚のヴィジュアルに凝縮した。
あわせて、約90秒の予告編も解禁となった。数十本のミュージックビデオを手がけてきた監督ヘッラ・ウルッポならではの映像と音楽の呼吸、そして北欧のシュールレアリズムというべき独特のリズムを、本編公開に先駆けて体感できる内容となっている。
本作の日本公開を記念し、監督のヘッラ・ウルッポ、プロデューサーのミカ・ラッティ、そして主演を務めたトニ〝プロトニ〟ヤルヴィネンの来日が決定した。公開を記念した舞台挨拶の開催も予定されている。
プロデューサーのミカ・ラッティは、アキ・カウリスマキの盟友として、ともにフィンランドの映画館「キノ・ライカ」を立ち上げ、共同で運営することでも知られる人物である。本作の“現場”を知る3名から、日本の観客へ向けて直接メッセージが届けられる。また、フィンランド映画界の現在を知る貴重な機会としても注目される。
まとめ(注目ポイント)
- 『クロノス・カイロス』9月11日公開決定『クロノス・カイロス』が9月11日よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
- 予告編&ポスター解禁魚眼レンズを思わせる幻想的なビジュアルと約90秒の予告編を初公開。
- アキ・カウリスマキ絶賛“超現実主義のマスターピース”と評された北欧発モノクロームSF作品。
- 監督ら来日決定ヘッラ・ウルッポ監督、ミカ・ラッティ、主演トニ〝プロトニ〟ヤルヴィネンが来日予定。
クロノス・カイロス
2026年9月11日(金)よりアップリンク吉祥寺、シネマリスほか全国順次公開
STORY
誕生日の祝いの席。黒い風船に囲まれたテーブルで、女(ミラ・ルオティ)は男(トニ・プロトニ・ヤルヴィネン)に告げる――「新しい男ができた」。そっと頬を撫でて去っていく彼女には、すでに新しい恋人がいた。ポールダンスを踊り、球体を宙に操る女。残された男の耳の奥では、その日から鳴りやまない音が響き始める。嫉妬と喪失に呑み込まれた男は、女のダンスポールを切断してしまう。壊れた均衡を取り戻す方法はただひとつ、新しいポールを打ち立てること。荒野で男が出会うのは、甲殻類アレルギーの殺し屋。奇妙な相棒となった二人は、モノクロームの山岳地帯をさまよいながら、不可解な出来事の連鎖へと足を踏み入れていく。
監督・撮影・編集:ヘッラ・ウルッポ
脚本:ミカ・ラッティ、ヘッラ・ウルッポ
プロダクションデザイン:テーム・カスキネン
音響:キルカ・サイニオ
音楽:HRDMNN
出演:トニ〝プロトニ〟ヤルヴィネン、ミラ・ルオティ、カリ・レイニ、ミカ・ラッティ、テロ・ホーグルンド
製作:ミカ・ラッティ、ヘッラ・ウルッポ、トニ・ヤルヴィネン、ヤリ・サラスヴオ、マリスカ、ブー・マルムベリ、ヤリ・ラハテイネン
2025年/フィンランド/フィンランド語/70min/1:2.35/5.1ch
配給宣伝:UPLINK、KUJIRA ROUTE




