“ブラジルのヴァージニア・ウルフ”クラリッセ・リスペクトル原作の映画『星の時 4K』が8月21日(金)より公開。このたび、本作の主人公である19歳のマカベーアの感情や欲望、その小さな世界を接写した「B面予告」が解禁された。
ブラジル映画における女性監督の先駆けであるスザーナ・アマラウ監督によって1985年に映画化された本作は、第36回ベルリン国際映画祭にて主演マルセリア・カルタッショが銀熊賞(女優賞)を受賞。その後もブラジル映画批評家協会による「ブラジル映画史上ベスト100」、英国BFIによる「The Female Gaze: 女性監督による、見過ごされてきた100本の映画」に選出されるなど、ブラジル映画史を代表する一本として高く評価され続けている。
今回解禁された「B面予告」では、皆が寝静まった後にひっそり聴くラジオから流れる曲に涙する主人公の姿や、仕事をズル休みしたことでようやく手にした一人きりの空間、異性への興味と恋へのあこがれが映し出されていく。貧しい故郷を離れ、大都会へとやってきたマカベーアが触れ、目にする小さな世界と、彼女に芽生えた感情や欲望を慈しむように映し出した本作の世界観が鮮明に伝わってくる映像となっている。

映像の後半では、同僚から「あんたはそれで幸せ?」と尋ねられたマカベーアが、真顔で「幸せが何に役立つ?」と答える印象的な場面も登場する。上司や恋人から何を言われても言い返すことをしてこなかった彼女が口にした疑問から、彼女の内側にある “人生に対する態度”がうかがえる。
アマラウ監督は、「 『星の時』を映画化しようと思ったのは、マカベーアという存在に強く共感したからです。ニューヨークにいた頃、私は⾃分⾃⾝がマカベーアのようだと感じていました。だから彼女を理解するために特別な“調査”をしたわけではありません。ただ“人生”を見ていただけです」と、マカベーアに対して強い共感を覚えたことを明かす。
また、そんなマカベーアにまつわる重要シーンを切り取った「オルタナティブビジュアル」が登場。溢れんばかりの笑顔を浮かべて走る姿と「やがて、かがやく」というキャッチコピーが意味するものとは…? こちらは、ホログラム仕様のポストカードとして8月21日(金)より入場者プレゼントとして配布される(※数量限定・なくなり次第終了)。

さらに、映画公開と原作であるクラリッセ・リスペクトル『星の時』文庫発売を記念して、同書の翻訳者・福嶋伸洋による選書フェアが8月上旬より順次開催。対象商品の購入者には本作の特製ブックカバーがプレゼントされる。実施書店や最新情報は映画公式SNSにて。
まとめ(注目ポイント)
- 『星の時 4K』8月21日公開1985年製作のブラジル映画が、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
- マカベーアの内面を映す「B面予告」19歳の主人公に芽生える感情や欲望、その小さな世界を捉えた新映像。
- ベルリン国際映画祭で銀熊賞第36回ベルリン国際映画祭でマルセリア・カルタッショが銀熊賞(女優賞)を受賞。
- 「オルタナティブビジュアル」も登場「やがて、かがやく」のコピーとマカベーアの笑顔を収めた新ビジュアル。
- 『星の時』文庫発売記念フェア翻訳者・福嶋伸洋による選書フェアが8月上旬より順次開催。
星の時 4K
2026年8月21日(金)より新宿武蔵野館、 Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
STORY
「わたしはタイピストで、処女で、コーラとホットドッグが好き」。ブラジル北東部の貧しい地からサンパウロにやってきたマカベーアは、身寄りもなく、読み書きもままならず、世間知らず。安月給で暮らし、3人の女たちと粗末な下宿を共有している。自身の貧困や境遇に無自覚で、恋にあこがれ、映画スターを夢見る彼女は、ある日占い師から「あなたの人生は変わる」と告げられる。だが、その「運命の瞬間」は思いがけない形で訪れる……。
1985年/ブラジル/ 96分 /1:1.43/カラー/ステレオ/原題: A Hora da Estrela /英題: Hour of the Star
監督:スザーナ・アマラウ /出演:マルセリア・カルタッショ、フェルナンダ・モンテネグロ /原作:クラリッセ・リスペクトル
配給: alfazebet



