スイスの高級時計ブランドのタグ・ホイヤーは、ライアン・ゴズリングとブランドアンバサダー契約を結んだことを発表した。ライアンがアンバサダー契約を結ぶのはこれがはじめて。同世代の俳優の中で際立った存在であり、『ラ・ラ・ランド』『ブレードランナー 2049』など演じる役がすでにアイコニックになっている俳優だ。
ライアン・ゴズリングは今回のパートナーシップについて次のように語っている。
「タグ・ホイヤーは、160年以上にわたって時計業界で卓越した実績を誇り、常にクラシカルでアイコニックな存在感を示してきました。タグ・ホイヤーとのパートナーシップに迷いはありませんでした。時間というものは今の私にはとても大切なものです。子どもたちは成長が早いため、私はこれまでとは違う見方で時計を見るようになりました」
『ドライヴ』の物思いに沈んだドライバー役から、アカデミー賞にノミネートされたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』まで、ライアン・ゴズリングは簡単にジャンル分けできない俳優。ライアンが演じる役柄には恐れをものともせず、常に自分自身に挑戦し、限界を越えようとする共通点がある。「タグ・ホイヤーと同様に、情熱やさりげないスタイル、卓越性を目指す姿勢がコアとなっているライアンはブランドアンバサダーにふさわしい人物です」としている。
タグ・ホイヤーのCEO、フレデリック・アルノーは、「ライアン・ゴズリングをタグ・ホイヤーのグローバルアンバサダーとして迎えられたことを大変嬉しく思います。彼にとっては初めてのブランドパートナーシップです。デビュー当初から人気を博していたライアンは、謎めいたミステリアスな雰囲気を持つアイコニックなスターに成長しました。彼は細心の注意を払ってプロジェクトを選び抜き、誰よりも熱心に仕事に取り組む真のアーティストです。その姿勢は役作りだけでなく、クリエイティブな領域でも発揮されています。映画『ドライヴ』では、現在の我々との強いつながりが表現されています。彼とクリエイティブなプロジェクトに携わるのをとても楽しみにしています」と語っている。
ライアンは、常に新たなことに挑戦しハリウッドで群を抜いて多才な俳優になっている。初期の出演作『ザ・ビリーヴァー』や『ハーフネルソン』、『ラースと、その彼女』などは、他の俳優が尻込みするような難しい作品だった。ところが、これらの作品が絶賛され、アカデミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされたことで、ライアンはハリウッドでもっとも期待される若手俳優として名声を獲得した。
さらに『ドライヴ』で彼は期待の俳優から新たなタイプの主演俳優へと変貌を遂げ、アダム・マッケイ監督の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』ではクリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ブラッド・ピットらと共演、また刑事もののアクションコメディ『ナイスガイズ!』ではラッセル・クロウと共演するなど、ベテラン俳優にも負けない存在感を発揮している。
このわずか3年間で大ヒットミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』に主演(アカデミー賞14部門ノミネート、ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞作品)し、有名SF映画の続編作品『ブレードランナー 2049』でハリソン・フォードと共演、注目の伝記映画『ファースト・マン』では宇宙飛行士ニール・アームストロングを演じるなど大活躍を見せている。
ライアンの大胆さは役選びだけでなく映画の撮影現場でも発揮されており、自身で数々のスタントをこなしている。『ドライヴ』と『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』でスタントをこなしたほか、最近では元スタントマン、デヴィッド・リーチが監督する『The Fall Guy(原題)』への出演も決定し、スタントの仕事が彼の心を捉えたことは疑いようもない。まもなく公開予定の『The Gray Man(原題)』では、かつてないほどアクション満載の役を演じている。
彼の卓越性を目指す姿勢は、初めてのタグ・ホイヤー広告キャンペーンの撮影でも発揮された。フォトグラファーに数々の受賞歴を誇るパリ・デュコヴィックを指名し、制作のあらゆる段階で協力を重ねた。その結果、今までにないキャンペーンを撮影したいというライアンの希望に触発された鮮やかなキャンペーン写真となり、ライアンはまた大胆な一歩を踏み出した。
「ライアンはこれまでとはまったく違うものを求めていました。色には感情があり、それはまったく予測できないものです。こうした写真を撮影するときに大切なのは、タイムレスでありながらタイムリーなものを生み出すことでした。タグ・ホイヤーの時計は時代を超越した品質を誇っており、それこそ我々がこのキャンペーンで目指したものでした」と写真家デュコヴィックは語っている。
こうしてみると、ライアン・ゴズリングの演技が、同じく車やスタント、華やかなショーを愛した今は亡き俳優スティーブ・マックイーンにたとえられるのも自然。スティーブもライアンと同じく、映画スターだけでなくファッションアイコンとして讃えられた人物だ。
タグ・ホイヤー カレラ 3針コレクション
スポーティーで時代を感じさせないエレガントなタグ・ホイヤーの新世代、タグ・ホイヤー カレラ 3針コレクション。このタイムピースこそライアン・ゴズリングとタグ・ホイヤーのパートナーシップにふさわしい製品。
タグ・ホイヤーのモーターレーシングの歴史を象徴するウォッチであり、エレガントさと大胆さを兼ね備えている。モータースポーツを愛する者として、これほどまでにクリーンなラインと視認性の高さへのこだわりを高く追究する人はまずいない。タグ・ホイヤーのポートフォリオの中で最もピュアでエレガントなウォッチコレクションだ。
ライアンは、「私はクリーンでシンプルなデザインが好きで、このタイムレスなデザインはすばらしいです。私が育った家庭は裕福ではありませんでした。シンプルで流行に左右されない物に惹かれてきました。トレンドを追いかけることを考えなくて済みますから」と語っている。
13種類のタイムピースからなる新コレクションには、ウォッチのイメージを再解釈した4つのバリエーション、41 mm径の「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー5 デイデイト」、「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー7 ツインタイム デイト」、39 mm径の「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー5 デイト」、29 mm径の「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー9 デイト」がある。
タグ・ホイヤー カレラは、マインドと精神の限界を押し広げる人々のために、60年以上にわたってデザインされてきた。カリスマ的なCEOであったジャック・ホイヤーが1963年にホイヤー カレラ クロノグラフを発表したときに目指したのは、無駄のない完璧に調和の取れた時計、プレッシャーがかかる中でもひと目で時間がわかる、ドライバーにとって理想的な時計を生み出すことだった。
1958年のスイスラリー中にジャック・ホイヤーが首位から3位へと順位を落としたときに、ダッシュボードの時計がきちんと見えなかったのが視認性の高さにこだわるきっかけとなった。ホイヤー カレラが発売されたのはそれから5年後。タグ・ホイヤーがこれまでに製作してきたどの時計ともまったく違っていた。すっきりと無駄のないデザインが、唯一無二の見やすい文字盤を生み出したのだ。
見やすくすっきりとしたダイヤルへのこだわりは揺るぎないもの。新製品では、語り継がれてきたルーツを頑なに守りつつ、鋭いほどのモダンさと洗練されたスポーティーなデザインを目指したという。
スペイン語で「カレラ」とは単なる「道路」や「レース」だけでなく、「キャリア」や「針路」という意味もある。タグ・ホイヤー カレラ スリーハンズは、自身の進むべき道を見極める明確さを求めるすべてのオーナーに、ふさわしいウォッチではないだろうか。己の限界を知るために、限界を押し広げるライアンのように。
新しいタグ・ホイヤー カレラ 3針コレクションの広告キャンペーンは2021年10月7日から全世界で公開される。
<タグ・ホイヤー カレラ キャリバー5 デイデイト>
リファレンス:WBN2012.BA0640
価格(税込):33万5500円
自動巻き、キャリバー5 / 約38時間パワーリザーブ / サテン、ポリッシュ仕上げステンレススティール製ケース / 100m防水 / ブルーサンレイ サテン仕上げダイヤル / ケース径41mm / 時、分、秒、曜日・日付窓 / H 型ステンレススティール製ブレスレット
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