イザベル・ユペールら名だたる俳優を魅了し、アニエス・ヴァルダを虜にしたハンガリーの至宝、メーサーロシュ・マールタ監督の特集上映が5月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開されることが決定。あわせてキービジュアルおよび予告編が解禁された。

ハンガリーが誇る映画監督の一人であり、女性として初めてベルリン国際映画祭金熊賞に輝いたメーサーロシュ・マールタ。その後も、カンヌ国際映画祭での受賞歴をはじめ国際的な評価を得ながらも彼女の作品はいずれも日本では劇場未公開。今回の特集上映では、レストアで蘇った彼女の作品群が日本初上陸する。
イザベル・ユペール、アンナ・カリーナ、デルフィーヌ・セイリグ……名だたる俳優を魅了し、アニエス・ヴァルダがオールタイム・ベストのひとつとしてその作品を挙げた、ハンガリーの映画監督メーサーロシュ・マールタ。彼女は第二次世界大戦中、スターリンの粛清が吹き荒れるなか、両親を亡くした。孤児となった彼女は、ソヴィエトとハンガリーを行き来する人生を送る。彼女の作品にハンガリー事件(1956 年)やファシズムの記憶が度々刻まれるのも必然だった。そしてそれは、ロシアによるウクライナへの侵攻でヨーロッパ世界が揺れるいまこそ再考すべき歴史である。
その珠玉の作品群の中から、1975 年ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた『アダプション/ある母と娘の記録』をはじめ、青春音楽映画の決定版『ドント・クライ プリティ・ガールズ!』、ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートさせたメーサーロシュが、作為性や修飾を極限にまで削ぎ落した「真実」の記録『ナイン・マンス』、結婚生活に絡めとられる二人の女性の連帯を、厳しくも誠実なまなざしで捉えた精緻な秀作『マリとユリ』、イザベル・ユペール最初期の重要な出演作であり、見落とすことができない意欲作『ふたりの女、ひとつの宿命』の5本が日本初公開される。
今回公開された予告編は「知りたいんです、この年で子どもが産めるかどうか」という印象的な台詞から始まり、5作品それぞれの象徴的な場面が描かれている。一貫して選択する女性の姿を描き続け、ハンガリー映画の一翼を担ってきたメーサーロシュの片鱗が見える映像となっている。
また、クリエイター支援に強みを持つ「MOTION GALLERY」でのクラウドファンディングが2月15日(水)まで実施中。リターンとしてオリジナルポストカードや劇場鑑賞券、パンフレットなどが用意されている。
クラウドファンディングサイト URL:https://motion-gallery.net/projects/MeszarosMarta
メーサーロシュ・マールタ監督特集上映
2023年5月26日(金)新宿シネマカリテほか全国にて順次公開
後援 駐日ハンガリー大使館/リスト・ハンガリー文化センター 配給:東映ビデオ
© National Film Institute Hungary - Film Archive




