『ブリット』『ダーティハリー』『アイズ ワイド シャット』などワーナー・ブラザースの100年の歴史を飾った作品を、35ミリフィルムで上映する「ワーナー・ブラザース創立100周年記念上映“35ミリで蘇る ワーナーフィルムコレクション" selected by ル・シネマ」が9月29日(金)から11月2日(木)までBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて開催されることが決定した。
ワーナー・ブラザース創立100周年を記念して行われる今回の企画は、ワーナー・ブラザースの100年の歴史を彩った作品の中から、上映劇場であるBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下が15作品を厳選し、貴重な35ミリフィルムでの上映を行う。
『ダーティハリー』から上映が始まり、最後はトム・クルーズと日本の渡辺謙らが共演した『ラスト サムライ』という濃厚なラインアップ。『アイズ ワイド シャット』は12年ぶり、『ビフォア・サンセット』は13年ぶりの上映となる。ワーナー・ブラザースの60年代後半から2010年代までの代表的作品を、35ミリフィルムで鑑賞できる貴重な上映となる。
上映作品は以下のとおり。
上映作品
・ダーティハリー
1971年/103分/35mm
監督:ドン・シーゲル 出演:クリント・イーストウッド
©1971 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
・ブリット
1968年/114分/35mm
監督:ピーター・イエーツ 出演:スティーブ・マックイーン ロバート・ボーン ジャクリーン・ビセット ドン・ゴードン ロバート・デュヴァル
©1968 Warner Bros. and Solar Productions Inc. All rights reserved.
・ビッグ ウェンズデー
1978年/119分/35mm
監督:ジョン・ミリアス 出演:ジャン=マイケル・ヴィンセント
©1978 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
・おもいでの夏
1971年/104分/35mm
監督:ロバート・マリガン 出演:ジェニファー・オニール ゲーリー・グライムス ジェリー・ハウザー
©1971 Warner Bros and Mulight-Roth Productions. ©1971 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
・インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
1994年/124分/35mm
監督:ニール・ジョーダン 出演:トム・クルーズ ブラッド・ピット クリスチャン・スレイター
©1994 Geffen Pictures. © 2000 Warner Entertainment Inc. All rights reserved.
・アイズ ワイド シャット
1999年/159分/35mm
監督:スタンリー・キューブリック 出演:トム・クルーズ ニコール・キッドマン
©1999 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
・A.I.
2001年/146分/35mm
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント ジュード・ロウ フランシス・オコナー
©2001 Warner Bros. Entertainment Inc. and Dreamworks LLC. All rights reserved.
・ビフォア・サンセット
2004年/81分/35mm
監督:リチャード・リンクレイター 出演:イーサン・ホーク ジュリー・デルピー
© 2004 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
・かいじゅうたちのいるところ
2009年/101分/35mm
監督:スパイク・ジョーンズ 出演:マックス・レコーズ ジェイムズ・ガンドルフィーニ ローレン・アンブローズ キャサリン・キーナー マーク・ラファロ
©2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
・デンジャラス・ビューティー
2000年/110分/35mm
監督:ドナルド・ピートリー 出演:サンドラ・ブロック マイケル・ケイン ベンジャミン・ブラット キャンディス・バーゲン
©2000 Village Roadshow Films (BVI) Limited. ©2001 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
・ラブ・アゲイン
2011年/117分/35mm
監督:グレン・フィカーラ ジョン・レクア 出演:スティーブ・カレル ライアン・ゴズリング ジュリアン・ムーア エマ・ストーン ジョン・キャロル・リンチ マリサ・トメイ ケヴィン・ベーコン
©2011 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
・硫黄島からの手紙
2006年/141分/35mm
監督:クリント・イーストウッド 出演:渡辺 謙 二宮和也 伊原剛志 加瀬 亮 中村獅童
©2006 WarnerBros. Entertainment Inc. and Dreamworks LLC. All rights reserved.
・マディソン郡の橋
1995年/134分/35mm
監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド メリル・ストリープ
©1995 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
・ガープの世界
1982年/136分/35mm
監督:ジョージ・ロイ・ヒル 出演:ロビン・ウィリアムズ グレン・クローズ ジョン・リスゴー
©1982 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
・ラスト サムライ
2003年/154分/35mm
監督:エドワード・ズウィック 出演:トム・クルーズ 渡辺 謙 真田広之
©2004 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
作品セレクションについて
ル・シネマ プログラミングプロデューサー
中村由紀子コメント
ことの発端は昨年末の打ち合わせでした。
ワーナー・ブラザースが100周年を迎える2023年度、ちょうどル・シネマも「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」のオープンを控えており、ならばその偶然を祝し、「ル・シネマの映写機を使って、35ミリフィルム上映で100周年企画をやりませんか?」というお話になりました。
普段は上映している映画の大きさもタイプも異なり、お互いに接点も少ないワーナー・ブラザースとBunkamuraル・シネマ。そんな我々がセレクトをすることで、数々の名作を見つめ直す新たなきっかけが生まれてくれたら…と、あれもこれも上映したいと悩みつつ、スタッフたちと選んだのが今回のラインナップです。
まずワーナー・ブラザースの顔といえばクリント・イーストウッド。数ある作品からやはり代名詞である『ダーティハリー』は外せない…、「大人になったらあんな風にアンサンブルの似合う女性になりたい」と憧れた『おもいでの夏』、青春のサーフィン・ブームど真ん中、ラストシーンに胸を熱くした『ビッグ ウェンズデー』、鮮烈な映画体験として記憶に残る『ガープの世界』…などと妄想していたら、いきなり仕事を忘れ、いち映画ファンと化していました。
ワーナー・ブラザース作品の魅力の一つに「華やかなスターの存在」もありますね。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では「いけない夢」のような美しい2時間を渋谷パンテオンの大スクリーンで堪能、しばし仕事と現実を忘れた思い出も。そしてトム・クルーズとニコール・キッドマンのスーパーゴージャスな夫婦共演に、監督がスタンリー・キューブリック!の『アイズ ワイド シャット』。この頃のスターたちが今でも「映画の顔」として現役で活躍している姿を見ると嬉しくなります。
『デンジャラス・ビューティー』と『ラブ・アゲイン』、『かいじゅうたちのいるところ』は、それぞれ「こうあるべき」の世界のなかで、それに囚われることなく自分を見つけようとする人々の物語。思い切り笑えて、とびきりロマンティックで、終わるころには世界がすこし輝いて見える…まさに映画の醍醐味にあふれた作品です。
素材が古く、フィルムに多少の退色や傷は否めない作品もあるかもしれません。しかし、その傷自体が映画の記憶を感じさせるように、フィルム上映の魅力は自身の記憶に近い映像と空気感、そして奥行きだと思います。Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下でも、35ミリフィルム上映企画を楽しみにしていらっしゃる20、30代のお客様がたくさんいらっしゃる事を実感してきました。おひとりで当時の思い出を訪ねるもよし、親子で世代を超え同じ作品を語っていただいてもよし、あるいはフィルム上映での鑑賞が初めての方にも。今回の企画で体験していただければ嬉しく思います。
Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にてお待ちしています。
ル・シネマ プログラミングプロデューサー
中村由紀子
日本ヘラルド映画勤務を経てBunkamura開館時89年よりル・シネマの番組編成を務める。
ワーナー・ブラザース創立100周年記念上映
“35ミリで蘇る ワーナーフィルムコレクション" selected by ル・シネマ
期間:2023年9月29日(金)~11月2日(木)
場所:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
東京都渋谷区渋谷1-24-12 渋谷東映プラザ 7F&9F(1F:チケットカウンター)
■JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂口を出て宮益坂下交差点の角
■東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線、「渋谷駅」B2出口を出てすぐ
※Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下に駐車場はございません。
※詳しい上映スケジュールについては公式ホームページをご覧ください。
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