“トラウマ必至の映画”“究極の鬱映画”と評された日本オタクの鬼才の劇場デビュー作『マジカル・ガール』一週間限定上映決定

日本オタクで知られる鬼才カルロス・ベルムト監督の最新作『マンティコア 怪物』が4月19日（金）より全国順次公開。本作の上映を記念して、同監督の劇場デビュー作『マジカル・ガール』（14）が、シネマート新宿で一週間限定の凱旋レイトショー上映されることが決定した（4月12日～18日、シネマート新宿限定）。あわせて凱旋上映スペシャル映像が解禁となった。

日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファンでコスチュームを着て踊ることが夢の、余命わずかな少女アリシアと、娘の願いを叶えるために奔走する失業中の父の予期せぬ物語を描いた『マジカル・ガール』は、日本公開時も“トラウマ必至の映画”または“究極の鬱映画”として熱狂的なファンを産み出した名作。ペドロ・アルモドバルが「宝石のような映画。私はこの映画を猛烈に愛する」と大絶賛し、サン・セバスチャン国際映画祭グランプリ＆監督賞をダブル受賞した。

監督最新作『マンティコア 怪物』の公開を記念して、この『マジカル・ガール』が一週間限定上映されることが決定。来場者には本国版ビジュアルを使用した特製チラシを先着順・数量限定でプレゼントする。

日本オタクの鬼才が踏み込む人間の心の禁忌を描いた『マンティコア 怪物』、そして日本テイストが詰まった監督の原点でトラウマ必至の『マジカル・ガール』。4月16日（火）の上映後には、ヴィヴィアン佐藤(映画批評家/ドラァグクイーン)と樋口毅宏(作家)によるトークイベントも実施予定となっている。

今回解禁されたスペシャル映像では、伊藤潤二の新作漫画を買いに行くことをやたらと深刻に報告する挙動不審なフリアン（『マンティコア 怪物』）や、「魔法少女ユキコ」のコスチュームを身に纏った顔色の悪い少女アリシア（『マジカル・ガール』）が映し出され、カルロス・ベルムト特有の妙に不穏な空気が流れる不思議なスペシャル映像となっている。

『マンティコア 怪物』は4月19日（金）シネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開。

トークイベント

実施日程：4月16日(火)　18:25の回・上映後トークイベント有り　※予定
ゲスト：ヴィヴィアン佐藤、樋口毅宏　※敬称略

ヴィヴィアン佐藤
美術家、文筆家、映画批評家、非建築家、ドラァグクイーン。
全国で町興しコンサルタント。尾道観光大使。大正大学客員教授。

樋口毅宏
ハードボイルド育児作家。1971年生まれ。2009年、『さらば雑司ヶ谷』でデビュー。
現在、雑誌『LEON』で小説『クワトロ・フォルマッジ -四人の殺し屋を連載中。