第96回アカデミー賞®長編アニメーション映画賞ノミネートの快挙を成し遂げた『ロボット・ドリームズ』が全国公開中。このたび、監督やアートディレクターがアニメーションの画作りに込めたこだわりを解説するメイキング映像が解禁された。
今回解禁された映像は、パブロ・ベルヘル監督が「絵コンテは1年がかりの長い作業で、その後アニメーションに取りかかった。100名のアニメーターを集めて、制作プロセスが始まった」と語るシーンからスタート。続けて監督はアートディレクターのホセ・ルイス・アグレダを紹介し、「アニメーションのアートディレクターは、監督がどんな物語をどう伝えたいのかに合わせることが大事」と語る。映像では、制作現場の緻密な作業風景が映し出される。

本作でひときわ目を引くのは、全ての登場キャラクターが擬人化された動物たちである点。メイキング映像には、カメレオン、ワニ、ペンギン、ゴリラといった多種多様な動物たちがオシャレな衣服を身にまとい、挨拶を交わすデザイン画も登場する。
原作はグラフィックノベルだが、パブロ監督は「動物たちは、人間のように動き二足歩行させよう」とスタッフと練りながら、“うまく人間に置き換える”工夫を重ねたと明かす。また、ホセ・ルイスは「物語を伝えやすい動物を探した。そして親しみやすく共感を呼ぶデザインにした」と述べる。
映像の最後では、主人公ドッグとロボットのデザインプロセスも紹介され、原作のイラストを進化させていく過程や、ドッグを骨格から設計する緻密な作業が映し出される。

細部に至るまでこだわり抜かれたキャラクターや背景は、観客に親しみを感じさせるだけでなく、人間のような表情や仕草によって物語をさらに豊かにしている。本作は日本公開後、ミニシアターランキングで1位を獲得し、多くの観客からキャラクターへの愛情を込めた感想が寄せられている。
『ロボット・ドリームズ』は新宿武蔵野館ほか全国の映画館にて公開中。
ロボット・ドリームズ
2024年11月8日(金) 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
STORY
ニューヨークで暮らす一人ぼっちのドッグ。ある夜、通販番組に惹きつけられたドッグは電話に手を伸ばす。後日届いた大きな箱を胸を躍らせながら開封し、部品を組み上げるとロボットが完成する。夏の煌めく陽気の下、ドッグとロボットは友情を深めてゆくが――。
監督・脚本:パブロ・ベルヘル
原作:サラ・バロン
アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
編集:フェルナンド・フランコ
アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス
音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ
2023年|スペイン・フランス|102分|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch|原題:ROBOT DREAMS|字幕翻訳:長岡理世
配給:クロックワークス
© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL




