『天安門、恋人たち』などロウ・イエ監督が生み出した名作9作品の一挙上映決定　最新作『未完成の映画』公開記念

ロウ・イエ監督最新作『未完成の映画』（公開中）の公開を記念し、ロウ・イエ監督が生み出した名作9作品がアップリンク吉祥寺、アップリンク京都、シネマ神戸で上映されることが決定した。

ロウ・イエ監督作品の中でも中華圏や日本で圧倒的な人気を得ている『天安門、恋人たち（2006）』や最新作『未完成の映画』に未完のままの映画として劇中映像使用されている『スプリング・フィーバー（2009）』『シャドウプレイ（2018）』などを含む全9作品が一挙上映される。上映作品は以下のとおり。

上映9作品

★『ふたりの人魚』（2000）
2000年ロッテルダム国際映画祭のグランプリ受賞作。現代の上海を描く切ない恋の物語。

★『天安門、恋人たち』(2006)
第59回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
激動の中国現代史を背景に描く恋人たちの青春ドラマ。

★『スプリング・フィーバー』(2009)
第62回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作。
現代の南京を舞台に、春の嵐のように激しく移ろい変転する男女5人の恋愛群像劇。

★『パリ、ただよう花』(2011)
北京出身フランス在住の作家リウ・ジエの自伝的小説を基に、理屈では割り切れない愛の不思議を女性の視点から赤裸々に描き出した恋愛ドラマ。

★『二重生活』(2012)
被害者の女性と数時間前まで一緒にいた男は、二つの家庭を持っていた。予測不能のメロドラマ・ミステリー。

★『ブラインド・マッサージ』(2014)
第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞のほか、数多くの賞を受賞。南京の盲人マッサージ院を舞台に巻き起こる人間模様を苛烈に描いた作品。

★『シャドウプレイ【完全版】』(2018)
2013年に中国・広州で起きた汚職事件と騒乱を基にしたサスペンス。

★『夢の裏側』（2019）
脚本家で監督の妻であるマー・インリーが記録したドキュメンタリー。

★『サタデー・フィクション』（2019）
魔都上海を舞台に、日中欧の諜報部員が暗躍する太平洋戦争開戦前の7日間を描いた、海軍少佐と女スパイの偽りの愛と策略の物語。