6月に逝去したスライ・ストーンの追悼上映としてドキュメンタリー映画『スライ・ストーン』緊急上映決定

2025年6月9日に82歳で逝去したスライ・ストーンの追悼上映として、2015年に世界に先駆けて日本公開された映画『スライ・ストーン』が6月23日（月）よりアップリンク吉祥寺にて緊急上映されることが決定した。

幼少時から教会でゴスペルを歌い、9歳でシングルレコードをリリースしたスライ・ストーン。66年に結成したファンク・ロックバンド“スライ＆ザ・ファミリー・ストーン”は「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」「エブリデイ・ピープル」など大ヒット曲をとばし、一躍全米音楽界のスターとなるも、75年に活動休止。スライはソロ活動を始めるが、麻薬所持等で幾度も逮捕され、そのうち長期間消息不明状態が続く。家を失くしキャンピングカーで生活しているとも伝えられた。2025年6月9日、家族により慢性閉塞性肺疾患およびその他の基礎疾患により亡くなったことが伝えられた。享年82歳。

オランダ人ドキュメンタリスト、ウィレム・アルケマ監督が20年間以上におよぶ独自取材を経て2010年に発表、15年の勝訴を受け新たなシーンを追加して完成させた本作は、今年2月に公開された『Sly Lives！』(日本未公開)に先駆けたスライ・ストーン唯一無二のドキュメンタリー。

60年代後半に登場するや爆発的な人気を獲得し瞬く間に音楽界最大級のビッグネームとなった、スライ・ストーン率いるバンド“スライ＆ザ・ファミリー・ストーン”。75年の活動休止後、スライは長年消息不明となり、時折姿を見せては大衆を驚かす。彼の生い立ち、栄光と挫折、友情と裏切り、５年間におよぶ裁判、そして2015年の勝訴に至るまで、これまでベールに包まれていた彼の波乱の半生が、今、ここに明かされる。