「皆、彼のことが好きになる」トニー・レオンが演じる“魅惑の悪”の正体とは？『Fox Hunt フォックス・ハント』インタビュー映像解禁

トニー・レオン、ドアン・イーホン共演のアクションスリラー『Fox Hunt フォックス・ハント』が12月26日（金）より全国劇場公開。このたび、トニー・レオンの特別インタビュー映像が解禁された。

いよいよ明日から日本公開となる本作より、国外逃亡中の経済犯罪者ダイ・イーチェンを演じたトニー・レオンの特別インタビュー映像が解禁された。共演のドアン・イーホンが「最大の悪役は、トニー・レオン演じるダイ・イーチェンです」と断言する通り、解禁された映像では、トニーが体現する究極の悪役像が紐解かれていく。

まず語られるのは、ダイが持つ“魅惑の悪”としての側面だ。トニーは自身の役どころについて、「彼はとても魅力的です。話術も巧みで、交流関係も広く、売り込みもうまい」と分析。さらに、「皆、彼のことが好きになる」と、その底知れぬ人当たりの良さで相手を懐柔する、人たらしの一面を備えた人物であることを明かす。

しかし、その魅力の裏には、悪を極める冷酷な本性が隠されている。トニーは、「ダイ・イーチェンにとって彼らは駒にすぎない」「彼は非常に疑り深く、誰も信用していない」と、関わる者を目的を果たすための道具としか見なさない非情な本質を説く。レオ・チャン監督も「彼に協力した者は皆、悲惨な最期を遂げる」と、その絶対的な悪役ぶりを強調する。

映像の最後には、ダイによる「イエ隊長、ゲームをしよう」との本編のセリフも挿入されており、一筋縄ではいかない知略と不敵な佇まいが際立つ。名実ともにアジアのトップ俳優であるトニー・レオンが、圧倒的な表現力で作り上げた、この狡猾な人物を追い詰めることがいかに困難を極めるか。壮絶な追跡劇を予感させる内容となっている。