フィリピン映画の魅力を体感できる「フィリピン映画祭2026 in 東京」が2026年2月28日(土)~3月6日(金) 新宿K’s Cinemaにて開催されることが決定した。

フィリピン映画祭実行委員会(主催)は、在日フィリピン大使館(メジャー・パートナー)と共催で、日本とフィリピンの国交正常化70周年記念事業として「フィリピン映画祭2026 in 東京」を開催する。
映画祭では、フィリピン本国で高い評価を受けた大ヒット作や、日本劇場初公開の3作品を含む、長編6作品・短編3作品の全9作品を上映(※9作品のうち7作品が純粋なフィリピン映画、1作品が日比合作、1作品が日比含む4ヶ国の国際共同製作)。
上映作品はコメディ、ドラマ、アニメーション、ドキュメンタリーと多岐にわたり、それぞれがフィリピンの豊かな文化や社会的テーマを反映した珠玉の作品群。すべての作品に日本語と英語の字幕が付いている。また、上映後には監督や出演者によるトークイベントも予定されている。
特に注目のイベントとして、オープニング作品『コール・ミー・マザー』上映時には、フィリピンの大スター、バイス・ガンダ(主演)と現在日本でも『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』が公開中のジュン・ロブレス・ラナ監督によるトークが実施される。また、日比合作の『この場所』ではギャビー・パディラ(出演)、ハイメ・パセナ2世監督が登壇予定。


日本劇場初公開作品
◆『コール・ミー・マザー』Call Me Mother ※オープニング作品
2025 年|フィリピン|120 分|言語:タガログ語、英語
監督:ジュン・ロブレス・ラナ 出演:バイス・ガンダ、ヴィルマ・サントス
フィリピンの国民的人気コメディアン、バイス・ガンダが贈る最新作。長年離れ離れになっていた母親との再会と、それに巻き起こる騒動を描いたハートフル・コメディ。家族の絆や自己受容といったテーマを、バイス特有の鋭いユーモアと華やかな演出で包み込み、笑いと涙を誘うエンターテインメント作品に仕上げている。

◆『この場所』This Place
2024 年|フィリピン・日本|86 分|言語:日本語・英語・タガログ語
監督:ハイメ・パセナ2世 出演:中野有紗、ギャビー・パディラ、片岡 礼子
(c)2026 映画『この場所』Film Partners
岩手県・陸前高田市。美術大学に通う20歳の橋本レイナの前に現れたのは、フィリピンから訪れた異母姉妹で7つ歳上の姉エラ。長い間音信不通だったエラの登場にレイナはとまどい、なぜ彼女が父の死後に突然姿を見せたのか、その真意を図りかねる…。フィリピンで最も権威があり同国のオスカーともされる第48回ガワッド・ウリアン賞において、外国人俳優としては史上初となる最優秀女優賞を中野有紗が受賞する快挙を達成。さらに、国内最大のインディペンデント映画祭であるシネマラヤ映画祭にて最優秀監督賞・主演女優賞(ギャビー・パディラ)・撮影賞・美術賞の4冠に輝いている。
※本作は映画祭と同タイミングで2月28日(土)より劇場公開となります。
◆『日比(ニッピ)の影裏3部作』The Depth of Blue
2026年|フィリピン|短編3本・合計73分|日本語、タガログ語、英語
日本とフィリピンの歴史的・文化的な繋がりを彷彿させるドキュメンタリーで、両国の多層的な背景を鮮やかに映し出します。日本未公開2作を含む短編3本を併せて上映。俳優・古舘寛治の出演作や、フィリピンにルーツを持つ長谷川大知監督作も。
1:「水の中で育てられた子どもたち」Raised in Water
|2023年|フィリピン|17分|フィクション|
監督・脚本:ジャヌス・ビクトリア 出演:古舘寛治、テリーズ・マルバル
フィリピン人女性と日本人男性の間に生まれた子ども(JFC ※Japanese-Filipino Children)はフィリピンに約10万人いるとされている。本作はマニラで育ったミナとその父・次郎についての物語。※本作は2023年「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」にて上映されています。
2:「日本とフィリピンを生きるストーリー ケン編」Stories Living Japan & The Philippines Ken's Story
|2025年|フィリピン|26分|ドキュメンタリー|
監督:長谷川大知 出演:イシカワ ケン
ビートボクサー(口、鼻、喉などの体ひとつで様々な効果音を奏でる音楽表現)兼シンガーソングライターとして活動するVivaが、JFC(※Japanese-Filipino Children)のケンに取材する中で、彼の深いアイデンティティの葛藤を繊細に掘り起こしていく。フィリピンにルーツを持つ長谷川大知が監督を務めた。日本初公開。
3:「沈黙との出会い」Encounter with Silence
|2016年|フィリピン|30分|ドキュメンタリー|
監督:ジャヌス・ビクトリア 出演:山崎阿弥、藤田 明、郡山総一朗
日本特有の感性ともいえる「沈黙」をテーマに、孤独死した清掃員、発作の1週間後に救助された女性、“静寂”を紡ぐアーティスト山崎阿弥、そしてフォトジャーナリストの郡山総一朗の4人を取材した作品。孤独死を題材にした日比合作長編「Diamonds in the Sand(原題)」が2024年の東京フィルメックスで上映されたジャヌス・ビクトリアによる短編ドキュメンタリー。
その他注目作品
◆『そして大黒柱は…』And the Breadwinner Is…
2024 年|フィリピン|122 分|言語:タガログ語
監督:ジュン・ロブレス・ラナ 出演:バイス・ガンダ、ユージン・ドミンゴ、ジョエル・トーレ、グラディス・レイエス
フィリピンから台湾へ出稼ぎして家族を支えるバンビ。自分の仕送りのおかげで、家を建て事業も成功し幸せに暮らしているとの言葉を信じて帰省するがすべて嘘。借金地獄が待っていた。フィリピンの大スター、バイス・ガンダ主演のドタバタ喜劇。2023 年のフィリピン国内興行成績1位を記録した。大阪アジアン映画祭2025で上映され、スポットライト部門で入賞した。
◆『行方不明』The Missing
2023 年 | フィリピン | 90 分 | 言語: タガログ語・英語
監督:カール・ジョセフ・パパ 出演:カルロ・アキノ、ドリー・デ・レオン、ジオ・ガホール
首から下げたホワイトボードで他人と交流する「口のない」アニメーターの青年。おじの安否確認に行った先で、エイリアンに襲われ…。トラウマとの闘いを描いた感動のアニメーション。2025 年米国アカデミー賞フィリピン代表作。実写映像をベースにアニメーション化するロトスコープという手法で制作。『逆転のトライアングル』のドリー・デ・レオンが母役を演じている。シネマラヤ映画祭最優秀作品賞&NETPAC賞。大阪アジアン映画祭2024―コンペティション部門で上映。
◆『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』About Us But Not About Us
2022 年|フィリピン|91分|言語:英語・タガログ語
監督・脚本:ジュン・ロブレス・ラナ 出演:ロムニック・サルメンタ、イライジャ・カンラス
配給・宣伝:サムワンズガーデン (c)The IDEAfirst Company, Octobertrain Films, Quantum Films
著名な小説家である恋人マルコスを亡くしたばかりのフィリピン文学教授エリックは、教え子のランスと再会の約束をしていた。アップルパイとダフト・パンクの話題で距離を縮めてゆく二人だったが、マルコスの話をきっかけに空気は一変する。まるで“別人”のように。自分を見つめるランスの瞳の奥から、エリックはマルコスの驚くべき真実を知ることになる。サマー・メトロマニラ映画祭で最優秀作品賞ほか10冠に輝く。稀代のストーリーテラー、ジュン・ロブレス・ラナ監督の話題作。
◆『PLAN 75』
2022 年|日本・フランス・フィリピン・カタール|112 分|言語:日本語・英語・タガログ語|配給:ハピネットファントム・スタジオ (c)2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee
監督・脚本:早川千絵 出演:倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美
早川千絵監督の長編映画デビュー作。第 75 回カンヌ国際映画祭では、新人監督を対象にしたカメラ・ドールのスペシャル・メンション(特別表彰)が贈られ、第 95 回アカデミー賞では、国際長編映画賞の日本代表作品に選ばれた。舞台は、少子高齢化社会が一層進んだ近い将来の日本。満 75 歳から生死の選択権を与える社会制度<プラン 75>が施行された世の中に生きる人々を描く衝撃作として、公開前より映画ファンの注目を集めた。
まとめ(注目ポイント)
- 「フィリピン映画祭2026 in 東京」2月28日(土)より開催フィリピン映画の魅力を伝える「フィリピン映画祭2026 in 東京」が新宿K’s Cinemaにて1週間限定開催。
- 珠玉の9作品を上映日本初公開となるバイス・ガンダ主演『コール・ミー・マザー』や、カンヌ特別表彰の『PLAN 75』など長編・短編計9本をラインナップ。
- 豪華ゲストが来日登壇オープニングには大スター、バイス・ガンダやジュン・ロブレス・ラナ監督らが登壇予定。トークイベントも実施される。
フィリピン映画祭2026 in 東京
2026年2月28日(土)~3月6日(金)新宿K’s Cinemaにて開催
◆主催:フィリピン映画祭実行委員会
◆メジャー・パートナー:在日フィリピン大使館
◆協力:大阪アジアン映画祭/女子美術大学/JFCネットワーク/ユメキラメク/日本映像翻訳アカデミー/アテネ・フランセ文化センター/Playtime
◆後援:日比経済委員会
◆助成:アーツカウンシル東京




